続ずぼら日記(プラモ編) とうとうこんなコーナーを作りました。
親爺いい加減にしろよとお叱りを受けそうですし、スタッフにも何やら白い目で見られそうですが、めげないのが親爺ですのでとにかく、
「徒然なるままに日暮らしずぼらを決め込みて好き放題にプラモなどいじくり回せば・・・」
と言う次第で、さあ、始めませう。
                                   平成22年 5月 7日 剱御前小舎親爺


 親爺のずぼら日記(プラモ編)を長い間ごらん頂き有り難うございました。
 親爺もこのコーナーはもっと続けたいのですが、何分そろそろ剱御前小舎が忙しくなります。
 いくら戦力外の親爺でも、このままプラモ作りを続けるわけにも行かず、ひとまず、宗谷完成を機にこのコーナーを
閉じさせていただきます。
 又いつか再開いたしますので、しばしお別れです。
                                        平成22年6月18日 剱御前小舎 親爺 拝



6月18日

 思ったよりも早く、今日の午後「宗谷、第1次観測時バージョン」は完成した。
 親爺にしてはまあまあの上出来なのだが、例によって張り線などもないし、エッチングパーツも使っていない。


 かのペンギン鳥の置物と比べると、やはりペンギンは怪獣の様だ。


 今から半世紀以上前、第一次南極観測隊員に選抜され宗谷で晴海埠頭を出港していった当時31歳の爺様は、今年85
歳になる。今日も朝からにこにことデイサービスのお迎えスタッフに手を引かれ、出かけていった。
 でもその爺様の記録した南極日記には出航の日から帰港の日までの事々が克明に記されていて、往時のことを殆ど忘れ
てしまった爺様に代わって、親爺が大切に保存した居る。
 その日記の保存されている本棚にこの宗谷を飾って見た。


小さい船体にはそれでもセスナの「さち風」やヘリコプターベル47Gまで搭載されている。
  
 


6月17日

 組み立てが中々捗らない。細かい部品の取り付けがやたらに多いので捗らないのだ。
 しかもその細かい部品一つ一つに塗装しなければならない・・・。
 船首だけでもこの煩雑さ・・・。老眼に応えて、頭痛がしてくる。


 残っている爺様のカラーフィルム(コダックのリバーサル)を参考に見ると、もっともっと汚れていたのだが、何分スケールが
1/350だからウェザリングも過ぎると汚いだけになる・・・・・・


 例によって夜目遠目バージョンでなら何とか見られる・・・・・・・・。未だすべて仮組だ。




6月16日

 今朝の涼しさに気をよくして、朝飯前から親爺はプラモ作り・・・。
 オカカに怒られる前に止めたが、ほぼ一時間、細々と組み立て、色を塗った。
 救命ボートに作業船、航海用アンテナに観測用アンテナ、煙突などなど・・・。


 ここからが細かいパーツを使っての細かい部品作りが延々と続くのだ。船の模型って言うのはだからキングオブザホビー
などと言われるらしい。
 親爺はショミンオブザホビーでいいから、もっと部品点数を少なくしてもらいたいものだなどと、愚にも付かぬ事を思いなが
ら、せっせと宗谷を組み立てている。
 このパーツ群を見てよ・・・・・


 これが親爺のプラモ組み立てスペース。
 この机は小学校の時から使っている代物だから、今の親爺にはかなり窮屈。




6月15日

 組み立ては順調・・・ではない。
 一寸したミスでかなり気になる箇所がでて、手戻しばかり・・・・・。手戻しをする度に接着したパーツを力任せにばらすため
一番大切な艦橋部分がもう収拾不能のぐちゃぐちゃ・・・。
 大きくできた隙間にパテを詰めて整形しては塗装をし直し・・・何やらくたびれ果てて氷海に閉じこめられた時の、満身創痍
の宗谷みたいになってきた・・・。


 フルスクラッチした時に宗谷の構造は大体解っていたつもりだが、この再三の手直しのおかげで、より詳細な構造が
解ってきた。さすがに日本のプラモデルメーカーだ。その素晴らしい技術力を痛感する。
 ここまですでに3日。ここからが本格的に細かくなってくる・・・。
 根気と気力が何処まで続くか、それが問題だ・・・・・。



6月14日

 何だか大変そうだが、親爺も懲りない・・・どころか夕べは久々に深夜1時頃まで頑張ってしまった。細かいパーツも多く、
塗装をしながら組み立てるので、時間がかかるが面白い。
 前回の倍の大きさ、と言っても1/350で、仕上がり寸法が25cm程の船体だが、あの塗装と比べると楽だ・・・・・が、今度
は部品点数が圧倒的に多い・・・。


 船体の組み立ては比較的大きなパーツが多いので楽・・・かと思ったらそのパーツの塗り分けが細かく思わぬ時間を食った。
 でも、段々宗谷になってくるのが堪らない・・・。




6月13日

 止せばいいのにと思いながらも、親爺は又悪い癖で、とうとうこのプラモに手をつけてしまった・・・。
 この先の悪戦苦闘は目に見えている。
 第1次南極観測時の宗谷は若き日の爺様が観測隊員として乗った船で、フルスクラッチで、数年がかりで作った
経験はあるが、そんな親爺レベルの模型では、話にならない。
 このプラモデルは驚くほど精密だ。でも、ままよと、開封してしまった・・・。


 部品点数もさることながら、塗装がとても大変で、昨日までに十分懲りたはずなのに・・・学習能力のない親爺だ。
 剱御前小舎に入るまでにはとても出来ないかもしれない・・・。


6月12日

 どうやら組み上がり、でカールを張って化粧も終えた。が、このキット、本当に途中で投げ出したくなった・・・。
 親爺には細かすぎて手に負えないと思ったからだ。できあがったこの「宗谷」全長僅か12cmなのだ。
 もう親爺にはこのサイズが限界だ。懲りた・・・・・。


 大写しするとあらが目立っていけない・・・。


 この位のサイズかな・・・。


 爺様の南極観測記念のペンギンの置物と並べて見た・・・。ペンギンの置物が怪物みたい・・・。
 次は爺様の乗った第1次観測時の宗谷(1/350)?・・・・・いやいや、これはもっと後だ・・・。



6月11日

 名古屋へ出かけていて一日空いた。
 宗谷のあまりの小ささに閉口していたのだが、キットを開封した以上何とかしなくてはと思っている。
 それにしてもこの小さいこと、親爺の指と比べても塗装の困難さが・・・・・。


 その分組み立てはシンプル・・・?




6月 9日

 さて宗谷の1次バージョンを手がける前に腕慣らしでもと、何年も飾ってあった2次以降バージョンの蓋を開けた・・・。
 いやいや、玉手箱・・・。
 なんじゃい、この小ささは・・・。絶句!!
 こんな細かいパーツに更に細かい塗装の指示・・・部品点数は少ないが・・・。
 本当に出来るのかなぁ?




6月 8日

 いよいよプラモも作りすぎて、置く場所に不自由するようになってきた・・・。
 もうしばらくすれば剱御前小舎に入るから、その時は1/72スケールのプラモを持ち込んで、親爺部屋(物置?)にあちこち
飾ってやろうと思っている。
 今在庫で残っているのは、飛行機だと大物ばかり・・・1/48の一式陸攻に、1/32零戦(サウンドシステム内蔵)なので、
ちょっと手を出しかねている。
 船でもやろうかと思っているが、宗谷(第1次観測時のもの2艘、第2次以降のもの2艘の在庫があるが、各々1艘は保存の
予定)と、海王丸(帆船)と、魚雷艇、空母信濃などがあって、いずれもかなりマニアックで箱を開けるのが怖い・・・
 で、一番小さなこの箱を開けようと思っている・・・。




6月 7日

 一応お化粧を終え、それらしくなった「赤とんぼ」だ。
 張り線は未だなのだが、どうにもこんな作業が苦痛になってきた。
 老眼で、手元が見えないのが先ず困ったことである・・・。


 ストロボで撮った写真は色が落ち着かない。で、ストロボなしだと何やら影が・・・。


 まあ、親爺の仕事だ。こんな処かな・・・。


6月 6日

 例によって未だ化粧前だが組み立ては終わった・・・いや、まだ、化粧を終えてから張り線というやっかいな作業が残っ
ているなぁ・・・。
 思ったよりアラが目立つ組み上がりで、1/32はごまかしが難しい事が良くわかった・・・。
 塗装は赤とんぼにふさわしく、北浦海軍航空隊所属機に倣って全て黄橙色としたと言えば聞こえがよいが、キットのプラ
パーツの色のまんま・・・と言うのが本当。が、部分塗装でこのパーツの色に合わせるのに一苦労。
 でもこれぞ究極の手抜きかも・・・。


 デカールを張ればもっと雰囲気が出るだろうと、あくまでずぼらな親爺だが・・・。


 親爺の飛行機には興味がない長女だが、これを見て「あっ、紅の豚の飛行機だ。」だとさ・・・。
 早く日の丸を貼り付けよう・・・。




6月 5日

 1/32スケールだからか、妙に部品点数が少なく一寸物足りないなと思っていたが、いよいよ複葉機ならではの翼の
取り付けに取りかかるや完全に閉口。
 細いプラパーツをわずかな接着面で取り付けて、結構重量のある翼を機体に固定するには、慎重さと根気と言う、親爺
には殆ど縁のないモノが要求される・・・。
 心の中でひーひー言いながらもどうにか組み上げたが、かなり古い金型を使っているからか、パーツそのものがバリだ
らけだし、加工精度も低い・・・様な気がする。
 ようやく翼の接着が終わったが、エンジン部分、脚部分は仮り組で未接着。


 このキットはそもそもが水上機仕様。でも陸上機仕様の脚も付いていて(組み立て説明書には不要パーツと記載)、一寸
取り付けて様子を見てみただけ・・・・・。


 細かい部分(あまり細かくないが)の作り込みはまだだが、今日は何とかフロートをつけて、仕上げよう、と思っている。
 



6月 4日

 昨夜は約2時間プラモをいじった。
 やり始めるとついつい夢中になってしまうのだが、昨日は変なところで手が止まった。
 計器板の色の指定が無いのだ・・・。普通はつや消しの黒なのだが・・・
 で、インターネットで検索しようやく見つけた。限りなく黒に近いダークグレー・・・だったようだ。
 計器そのものはフラットな黒で、目盛板は明るい銀色?・・・まあ、そんなところで手を打った。
 いざ組み立てにかかると、割と部品点数は少なく、組み立てやすい。


 が、複葉機は複葉機・・・。これからがきつそうだ・・・・・




6月 3日

 昨日は全く作業が捗らなかった。
 何やら雑多時に追われて、落ち着いて取りかかれなかったのだ。
 もうすぐ夏山シーズンが来るし、親爺もそろそろ入山準備やら剱御前小舎の仕入れやら、資材調達やらで忙しいのだ??
 1/32スケールは久しぶりだが部品も大きいので作りやすいかと思ったら、その分細かい処まで目立つので、ごまかしにくい。
 で、ちょっと丁寧に、塗装しながら組み立てているが、昨日はわずか1時間、エンジン、ペラ、カウリングで、終わって、排気管
も未だ付けてない・・・・・




6月 2日

 久しぶりに懐かしいプラモを作ってみたが、やっぱりちょっと物足りない。
 親爺の腕が上がったからだろう・・・???と、思っているのは親爺だけだろうが、親爺は調子に乗りやすい性格だから
こんな時にタイミング良く「月光出来たんですね〜。すごい!!」などと言うメールをミッチャンからもらったりすると、もう歯
止めが利かなくて、ついつい大作に取りかかったりしてしまうのだ・・・・・。
 で、昨日本当にミッチャンからそんなメールが来てしまって、案の定すこぶる気をよくして、なんとこんなモノに取りかかっ
てしまった・・・勢いというのは本当に恐い・・・。


 1/32スケール、童友社のキットだ。
 箱を開けると複葉機ならではの部品点数・・・・・ここでためらっては、と、えいやぁとばかりビニール袋の口を全部開け
パーツ全部を取り出して点検にかかった。
 ちょっと、びびりながらも思ったほど細かくないなあ〜と一寸胸をなで下ろした。
 が、張り線までやるとこれは・・・・・。




5月31日
 
 やっぱりこの部品点数ではあっという間に完成してしまう。でも何やら面白いものが出来た。
 久々にモーターライズの自動車プラモを作ったのだが、半世紀ほども昔のプラモ少年のごとく、細いリード線のビニール皮を
むき、銅銭をよじってプラパーツに固定して、と云う懐かしの手法で組み立ててゆくのだから、面白い前にいちいち懐かしかっ
たのである。
 で、ちゃんと走るし、何かにぶつかればちゃんとぶっ壊れてくれるのが又嬉しかった。


 ちょっと余計な塗装までしてみたが、あの部品点数で、ここまで再現できればたいしたものだ。
 大昔の金型を使っているからバリ取りは大変だが、部品点数が少ないから苦にならない・・・・・・。
 後ろからの姿が又とてもノスタルジックで堪らない。


 後部座席に見えるマブチモーターが見えるだろうか・・・。




5月30日

 3月からのプラモ狂想曲・・・ずいぶん作ったなぁ、と、今振り返っている。
 大方が飛行機で、しかも前大戦の日本軍機ばっかり。まぁ、これは親爺の年代の人には何となくおわかり頂けるだろう・・・。
 が、今回一転してこんなのを入手したので作ってみようと思っている。
 ふたを開けるとすごくシンプルで、何だか嬉しくなってくる・・・・・。どんなカラーリングにしようかなどと結構楽しめそうだ。
 モーターライズで、走って、ぶっつけて、こわれると言うのが又堪らなく楽しい・・・
 こんな遊び心のあるプラモが親爺達の子供時代には沢山有った様な気がする。
 スケールにこだわり抜いたプラモも良いが、遊び心に満ちた玩具としてのプラモも又捨てがたい。


5月29日

 「月光」何とか化粧を終え完成した。
 まずはキャノピー開、斜め銃点検口開の状態。


 次いでキャノピー閉、銃点検口も閉の状態。こちらが見慣れた月光の姿だ。


 双発機独特の重厚さが感じられ、それが鈍重な感じをみじんも含まぬところがすごい。
 後ろの雷電と比べてもやはり双発機の大きさが解る。
 こんな斜め銃などという、思いもせぬ武器を持ったやつに腹の下へ潜り込まれたら、いくらB29でも恐いだろうな〜。


 夜間戦闘機とはよくぞ名付けたものだ・・・・・・全体を濃緑色に塗り闇夜に飛び立って行ったのだろうな・・・

5月28日

 約一週間更新できなかった。
 オカカと一緒に放浪?していたため、プラモもいじれなかったのだ。
 出かける前に月光はおおよそ出来ていて、デカールなどのお化粧は未だこれからだが、脚や細かいパーツもほとんど
組み上げた状態になっている。
 キャノピーの開状態と閉状態のいずれかを決めかね、現在は開の状態だが、閉の状態も作っており、自由に取り替え
できる様にしたいと考えている。斜め中の点検口も同様だ。


 これから又お化粧と細かい手直しをして仕上げるつもり。


 双発機は作り手がある・・・・・。



5月22日

 ずぼらな親爺は余りエアブラシを使わない・・・仕上がりが綺麗になるのは解るが、とにかく面倒で、刷毛塗りで・・・・・
 多少の塗りむらは愛嬌とばかり、かなりいい加減な塗り方がかえって面白くなったりして・・・・・


 まあ、一応この辺りまで仕上がって、後は脚周りと艤装関係のみ、もちろん仕上げのでカールと塗装もあるが・・・。


 この機体の見せ場は、この斜め銃だろうなぁ・・・もうちょっと仕上げで綺麗にしなければ・・・



5月21日

 日本機のキャノピーのマスキングは老眼にはとても応える。
 筋金入りの近眼のはずの親爺が、めがねをかなぐり外し、小さな部品をマスキングする様は、かつての棟方志功が版画を
彫る姿にも似る・・・。もっともできあがる作品は親爺の場合プラモだが・・・。だから疲れて、とても長続きはしない。
 なのに、この月光と云う機体はマスキングするキャノピー以外の透明部品が、実に多い・・・。
 親爺はかなり閉口しながらも、昨晩はは頑張った。で、どうにかメインキャノピーは仕上がったのだが・・・・・

 キャノピー開放状態にしたいので、未だ2つパーツをマスキングしなくてはならず、更に機体下部の偵察窓?のパーツも
まだ1つ残っている・・・ため息・・・


 まだ塗装前の汚い機体でも、塗装済みのキャノピーを乗せるとしまって見えるから不思議だ。
 完成後の姿が楽しみになってきて、又頑張る親爺だった・・・馬鹿だねぇ・・・

5月20日

 お蔵入りにしようかと迷ったあげく、昨日とうとう着手してしまった。
 ミッチャンからのメールが背中を押したのか、あるいは魔が差したのか・・・・・・。
 手をつけてしまった以上、やらねば仕方ない。 
 例によってコクピットの組み立てから始まるが、これがかなり細かい塗り分け作業があってまず手こずった。
 座席ベルトがデカールで付いていて、これは親爺驚いた。
 

 どうにかこうにかコクピットを組み上げて、胴体も内部塗装を終えた。


 で、ここまで何とかこぎ着けて・・・


 箱の中を見たら・・・未だこんなにパーツが残っていて、着手を少し後悔している・・・・・・。
 まあ、作りがいがある・・・・・トホホホホ、えらい物に手をつけた・・・。


5月19日

 新旧の雷電のそろい踏みです。左が旧作(塗装失敗)右が新作。


 で、次はこれに手を出してみようかなと、キットのふたを開けて・・・


 うわ〜すごい部品点数だ・・・これは手こずりそうだな・・・ビビッている親爺だ。お蔵入りにしようかな・・・?

5月18日

 雷電の化粧を終えた。
 尾翼ナンバーのヨD-1104と言う機体は実在しない。ヨD-1140が実在する・・・
 ヨD-1140はどうも個人名が入ったりして好みではないので、親爺オリジナルにした。
 撃墜マークも垂直尾翼ではなく、機体側面に入れた。
 前回の田宮の雷電は、モーターでペラが回ると言うおもしろさがあったが、親爺は塗装で失敗しており脚部も取り付けが
いい加減だったためとうとうエポキシでこてこてに固めるという暴挙に出て失敗作としてしまったのだ・・・


 今回もかなり注意して作ったつもりだが、キャノピーにマスキングテープの汚れが残ったり、塗装ではみ出しがあったりと
まあ、気にくわないところは残る。でも翼の20mm砲に銃口を作ったり、今度は脚の取り付けも万全・・・特にコクピットの作り
込みは親爺の老眼の限界!!


 まだクリアは吹いてないので、デカールが落ち着かないが、なーにクリアなんて吹かなくても・・・・・zubora!



5月17日

 親爺の手はかなり早くなってきたようだ。3日でだいたい1機仕上がるようになった。
 1日の作業時間は3〜4時間、長いときは5時間くらいだから、だいたい15時間足らずで1機ということか・・・
 で、昨夕雷電が何とか組み上がった。
 お化粧は未だなのだが、ちょっとキャノピーのマスキングテープの跡が汚れたが、おおよそ満足な組みあがりだ。
 キャノピー取り付け前のコクピットが、ちょっと良いな・・・


 未だ化粧前だが雷電ならではの良い面構え!甲高いエンジン音が聞こえそうだ。


 ここまで来ると後はデカールを張り、どんな雷電にするか楽しみだ。
 翼の20mm砲に銃口を開ける作業も慣れた・・・自己満足の世界だなぁ・・・

5月16日

 昨日の夜になって又新たに着手・・・コクピット部分のみ今朝になって組み上げた。これでこの機体が何だか解る?
 

 このゆったりしたコクピット、「雷電」だとすぐ解った人はかなりのマニア?
 親爺が今年最初に作ったのが田宮の雷電だったのだが、ちょっと気にくわぬところがあって、今回又ハセガワの1/48を
買い込んでまた作り出したのだ。
 田宮のキットに問題があったわけではなく、親爺の作成途上の失敗がいくつもあって、雷電は大好きな機体でもあるし、又
一から作り直す気になった次第・・・。
 何やら親爺にもっともふさわしくないフィギュアが突如出現!・・・模型屋の100円セールで、心平や森さんへの土産にと3個
ばかり買ってきた中の一つ。心平は剱御前小舎の帳場机にこれを飾るつもりらしい・・・。
 色気のない工場のような親爺の机の上にちょっといいかな・・・・・?

5月15日

 結局、紫電改は343空の菅野直大尉搭乗機として仕上げをした。
 菅野大尉は紫電改のタカにも、丸顔でひげ面のダルマさんのような風貌のエースパイロットとして特別出演?している。
 343空には鴛淵大尉や、小林大尉と言う伝説の名指揮官がいるが、菅野大尉も素晴らしい指揮官だった。


 紫電改は紫電21型と言うのが正式名称だそうだが、低翼のずんぐりした機体は20mm砲4門の重武装とあいまって
凄味があり、やはり局地戦闘機「紫電改」以外のなにものでもない。


 機体を刷毛塗りとしたが、大戦末期の疲弊による粗悪な塗装の雰囲気が良く出て・・・実は手抜きだったりして・・・。


 20mm砲の銃口はアートナイフで穴を開けた。この方がかっこいい・・・。


 とにかく紫電改は素晴らしい戦闘機だったのだ。




5月14日

 機体はおおよそ組み上がり、塗装もほぼ終わったが、未だ最後のデカール貼りや、細かい仕上げ塗装はしてない。


 紫電改のタカ、滝城太郎搭乗機にしたくて童友社1/100キットなどを参考にマーキングを調べているが、ちょっとイメージ
と違うし・・・コミック本を読み返し調べてもこれと言った塗装資料は見あたらない。早い話が親爺の頭の中のイメージに合う
紫電改のタカの機体ってかなり曖昧なのだ・・・夢みたいに。
 で、まだ343空の鴛淵孝大尉機にするか、菅野直大尉機にするかなどと迷っているのだ。
 それにキャノピーも閉じた状態にしようか開いた状態にしようかなんて、これはまぁ、楽しんでるんだろうな・・・。


 ここまでズームアップするとさすがにあらが目立っていけないが、なかなか老眼では確認できぬパイロットの表情も
そこはかとなく解るようだ。キャノピーは未だ固定してないので、ちょっとずれてるかな・・・バリの取り跡が未補修・・・。


5月13日

 ちょっと出かけたりしていてプラモを持ち歩けもせず休んでいた。
 が、何やら虫が騒いで、出先で自由時間ともなると手持ちぶさたで、ついにはプラモデルを作っている夢を見た。
 で、昨日山里に帰り着き、夕食後に早速、紫電改に着手した。
 塗装済みキャノピー付きのキットだが、機体の色と微妙に合わないのでマスキングして塗り直したりしている中につい
夢中、気がつけば深更、まぶたがくっつきそうになるまで楽しんだ。
 割と簡単なキットで、その割に手抜きさえしなければ上手く仕上がりそうだ・・・・・。


 水上戦闘機強風が元になった局地戦闘機なので、その強風譲りの主翼の捻り下げ構造も上手く再現されている。
 解るかな・・・・・?



 機体も刷毛塗りでとうとう夕べはここまで仕上げてしまった・・・・・親爺も未だ結構タフだなぁ・・・山はもうだめだけど・・・。


 5月 9日

 昨日完成した飛燕はミッチャンへのプレゼント。で、今度は親爺「紫電改」を作るつもりだ。
 このキットも1/48ハセガワのちょっと古い物で、飛燕と一緒の時期に購入し、当時爺様の隠居所だった納屋の二階に
しまい込んであった物だ。爺様の薪ストーブのおかげで箱が煤けて汚くなっていて、もう少しでオカカに捨てられるところ
だった。


 紫電改と言えば最近、往年の戦記漫画の名作「紫電改のタカ」(ちばてつや先生の作品。親爺は大のちばてつやファン。)
の主人公滝城太郎搭乗機が1/100で発売されて、もちろん親爺もとっくに入手済みだが、その箱の絵が素晴らしすぎて、手
つかずのまま本棚に飾ってある。


 オカカもちばてつやの大ファンで、この紫電改のタカのラストシーンに涙した乙女チック少女だったそうだ・・・
 親爺は滝城太郎搭乗機をこのハセガワの1/48で作りたいと考えているのだが・・・・。


 5月 8日

 下山後3日目にして「飛燕1型丁」1/48のプラモが完成。
 かなり昔の、恐らく十年程前のキットだからか、ちょっと不満な出来映えだが、まあこれが親爺の精一杯。
 塗装とデカールがちょっとちぐはぐな処など親爺のオリジナル機である。


 迷彩塗装をしたいのだが、どうにも自信なし。で、いつもこの程度でごまかす・・・あるいは自己満足・・・だからいつまで
経っても万年ビギナー。が、これでも結構楽しいし、満足しているのだからソレデイイノダ!
 でも飛燕は本当にメッサーシュミットに負けぬ液冷ならではの面構えだ。これでエンジンさえ額面通りに回ったら良かっ
たんだろうけどなぁ・・・。
 機体は本当に頑丈で、急降下に入っても安心感があったと、物の本で読んだ記憶がある。



 5月 7日

 親爺が剱御前小舎から降りてきて2日目だ。
 で、一寸暇が出来たのでまたプラモをいじくり始めた。
 今回は又「飛燕」で、心平支配人の妹ミッチャンへのプレゼントのつもり。と言うのはミッチャンの母方のおじいさんは戦前
川崎で飛燕の開発に従事していた技術者で、戦後は川漁師として生きたと言う変わった経歴の持ち主。
 心平にもお祖父さんにあたる方だが、心平はその戦後の部分を、ミッチャンは戦前の部分を受け継いだようだ。
 1/48ハセガワのモデルで、ずいぶん前に購入したものが、押し入れに眠っていたのを引っ張り出した。
 コクピットを組み込み、迷彩塗装にするかどうか迷ったが、すっきりと無塗装銀翼で仕上げる事にした。


 キャノピーの仮組までで今は終わり。根気がないと言うより計画とか時間に縛られてないからだな・・・
 うん。好き放題!!

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