帰国した宗弘たちを待っていたのは凄い歓迎の嵐であった。 晴海埠頭まで出迎えに行った母ヒデや、弟宗信にも上陸してすぐには会えもしなかった。いきなり報道陣に取り囲 まれ、取材攻勢にあったのだ。歓迎の日々はいつ果てるともなく続いた・・・。 ようやく落ち着き、立山に帰った宗弘だが、立山だけは変わらず、南極帰りの皆を迎え入れてくれた。