越冬隊員として南極に残る事になった富男を残し、宗弘等立山ガイド四人は南極を離れた。
宗谷は結氷帯を離れ出航した。しかし、南氷洋は氷に覆われつつあり、、宗谷はついに行動不能となった。
当時の日本の国力では残念ながらこの宗谷以上の砕氷艦は無かったのだ。
結氷帯に閉じ込められ、宗谷はついに救助要請の無線を発する。----Cont.
そして、その時には誰も考えなかったことだったのだが、宗谷の救助要請の無線を傍受したソビエト連邦の砕氷船、
オビ号が救援作業に駆けつけてくれ、宗谷を救出した。
当時日本とソ連の間には国交さえなかったのにである。-----Cont.
オビ号砕氷能力は宗谷とは比べものにならぬ程高く、易々と宗谷の周りの氷を割り、宗谷を先導した。---Cont.
オビ号の救出を受けた後の宗谷は順調な航海を続け、一路日本へと向かう。