海軍にいたため船酔いに苦しむことはなかった宗弘には、この航海を楽しむ余裕があった。-----Cont.
  

 シンガポール、ケープタウンへ寄港し、物資を補給した宗谷はいよいよ南氷洋へと入る。
 親子二代にわたりお世話になった西堀栄三郎副隊長。-----Cont.



 そして宗谷は、当時人跡未踏のリュッツフォルム湾、オングル島に近い結氷上に接岸した。
 前列左より五人目が宗弘。

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