父宗作亡き後、初めて立山に登った宗弘は小学校の四年生だった。
叔父、友治に伴われ、初めて父の踏み後を辿った。
まだ幼い宗弘に父の踏み後を辿るという感慨は無かったが、周りの大人はそんな宗弘の無邪気さに涙を誘われたという。

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