宗作にとってこの厳冬期の白頭山登頂がその短い人生の最後の記録となった。
 この遠征から帰国して三ヶ月後、昭和十年の五月に宗作は立山地獄谷で劇的な最期を迎える。
 写真最前列ピッケルを高々と上げている宗作(横顔)。      
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