親爺のずぼら料理帳     No. 8 オカカの特製ちょっと贅沢なハムカツ  2012/12/8 掲載 

ハムとチーズ  お歳暮などでいただいたハム、 スライスチーズでも何でもとにかくチーズ  
 パン粉、小麦粉 等  パン粉、小麦粉、卵 そのほかに新聞紙やチラシなどの下敷き紙2〜3枚

 
 肉屋などで買うハムカツは、たいていプレスハムか何か、とにかくぺらぺらの
そんなに高くないハムに、小麦粉の水解きをたっぷり纏わせパン粉をつけ、揚
げた物だ。まあそれも、学生時代から馴染んだ懐かしい味ではあるが、頂き物
のハムがある時など、ちょっと奮発して作って見るのがこれだ。
 今回はショルダーハムを薄く切って、2枚一組で間にスライスチーズを挟む。 
  
 もちろんこんな揚げ物の、手間のかかるのは親爺はあんまり役に立たず、
オカカが仕切る。おかかの料理は手際よく、片付けを考えてやるから辺りを汚
さない。
 新聞紙や、チラシをある程度の大きさに切りそろえ、その隅に千枚通しで穴を
開け、ひもで綴じた束が台所の調理台にぶら下げてあり、必要に応じこの紙の
綴りの束から1枚、2枚とむしり取って、主に下敷き紙として使う。
 小麦をまぶしたり、揚げ物を鍋から引き上げ油切りをしたり・・・いやいや重宝
なものだ。さすが主婦。
 
 さすがに溶き卵をつけ、パン粉をまぶす段ではチラシ敷紙は使えぬが、衣を
纏ったハムを敷紙の上に並べ、いよいよ揚げにかかる・・・。
 作業の終わったチラシ敷紙はそのまま丸めてゴミ箱へ。
 何と合理的!!
    
 親爺を十分感心させ得る、オカカの専業主婦歴三十年以上の手並みで、ちょ
っと贅沢なハムカツが揚がった。
 が、溶けるチーズを使ったためかなり油が跳ねて、さすがのオカカも手こずっ
たようだ。挟むにはプロセスチーズの方が無難なようだ・・・。
 ノンアルコールビールの晩酌のアテに、何もつけずとも塩味の利いたこのハム
カツはベストマッチだった。レモンをかけて喰っても良い。 
 熱々のハムカツに添えた、キャベツのサラダの冷たさが口中に快い。
 もちろんノンアルコールビールののどごしは下戸の親爺にも堪らない。
 

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