親爺のずぼら料理帳     No.53 極地用トンガラシ味噌    2013/08/28  掲載 

材  料  青唐辛子、ガーリックパウダー、粉山椒、オリーブ油、ごま油、酒
調味料   赤味噌、白味噌、砂糖

 極地用というのは可成り大げさだが、人間閉ざされた利便性の低い場所に長時間、同じ顔ぶれで過ごしていると、食の嗜好も可成り変わって、刺激の強いものを求めるらしい。
 山小屋もある意味ではそんなところなのか、スタッフ全員、親爺も含めて、ちょっと日本人離れのした辛みを好む。
 辛さには普段から慣れている、ネパールの友人サンゲの嗜好にもピッタリで、ただしミンマには辛すぎるくらいが親爺や心平やヒデにはちょうど良い・・・。 
 で、下山中の親爺は今年も飛騨古川まで出かけ、青唐辛子のとびっきり辛いヤツを仕入れてきた・・・。
 これを刻む。これが一苦労。目にも鼻にもしみる。顔がむずがゆくなるが、うっかり顔など手でこすろうものなら大変・・・・・。
   
 オリーブオイルにガーリックパウダーを加え、唐辛子を炒めるが、弱火で気長にやらぬと跳ねるので気をつけて。
 砂糖、白味噌、赤味噌を好みの量加え、練る。堅いと思えば酒を加え、気長に練る。
 目が痛くなるので、換気扇は強くし、間違えてもフライパンの上に顔を出したりしてはいけない。
  
 気長に練っているとそれなりにつやも出、まとまってくる。
 仕上げにごま油を加え、粉山椒も加え、ちょっと味見をして出来上がりだが、今回のヤツは凄かった、僅かな量の味見でむせてしまい、ヒーヒー良いながら飲み込んだ・・・。
 あら熱が取れたら瓶に詰め、保存する。
 常温でも一月は楽に持つ。
 冷蔵なら三ヶ月以上も楽しめる・・・。
  

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