親爺のずぼら料理帳     No.49  草団子小豆あん添え   2013/05/16   掲載 

材 料  蓬(餅草)、白玉粉、小豆あん(市販品でよい)

 車でちょっと走り山へ入れば、蓬など取り放題。村の共有林や
我が家の山林も蓬など雑草扱い・・・・・で、親爺とオカカはそんなところで蓬を摘んでくる。・・・いや、正確に言えばオカカが蓬を摘み、親爺は運転手と写真だけだが・・・。
 で、撮ってきた蓬の葉先数aだけをより分け、掃除に掛かる・・・
これもオカカの独壇場。
  
 鍋に熱湯を沸かし、少量の重曹を入れきれいにより分けた蓬を茹でる。約2,3分茹で、水に取りさらすこと数分・・・   
 しっかりと水を絞り、細かく刻み、すり鉢で更に細かく摺って、
ようやく白玉粉と混ぜ合わせ、団子の生地を練る・・・・・加える蓬の量は好み次第。
  
 親爺の出る幕は殆ど無く、オカカが手際よく作業を進める。親爺は助手に徹し、水を加えたり写真を撮ったり・・・。   
 と、その中に団子生地が練り上がり、オカカが団子を丸め始める。昔の「男はつらいよ」の寅さんの実家「とらや」(作品の途中で「くるまや」に変わった)の草団子を丸めるオイチャンの姿が彷彿と浮かぶ・・・・・・   
 出来上がった草団子の生地を熱湯を沸かし茹でる・・・・・。
 茹で上がって浮いてきた団子からすくい上げ、水にとって・・・ 
  
 夏ならしっかり冷やして喰えばいいが、あら熱が取れたらもう美味しい団子が出来上がっている。皿に盛り、小豆あんを添えて頂く。蓬の清々しい香りが堪らなく美味い
 何の変哲もない草団子だが、蓬から取ってきて手をかけて作り頂けば、その味も又一入となる。
 ああ美味い。しみじみ美味い・・・・・。 
  

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