親爺のずぼら料理帳     No. 4 昔懐かし爺婆の味生姜糖    2012/11/28 掲載

生姜  新生姜でも良いし、ひね生姜でも良い。だいたい中くらいのものを2〜3塊 
調味料など  グラニュー糖0.5kgの袋ほぼ1袋、スライサー(これは必要)、クッキングシート(有ったら便利)

 第1段階・・・生姜スライスと水洗い 

 生姜はスライサーを使い薄くそぎ削る。この生姜糖作りはこの行程
が一番面倒くさい・・・。
 生姜は皮などむかずともよい。ひたすらスライサー(これがないとこ
の薄削りの作業はより過酷となる・・・?) で生姜を削る。手を削らぬ
よう細心の注意を。厚さは好みだが、1mm前後で良い。削った生姜
は水洗いし、ゴミや、土などもここできれいする。
 辛いのが苦手な向きはしばらく水につけておくべし。
   


 第2段階・・・煮あげ及び乾燥仕上げ

 水切りした削り生姜を鍋に入れる。ちょっと厚手の鍋が良い。
 水は一滴も加えず、グラニュー糖をザラザラッとその上に振
り入れ(3〜400gかな?)ガスの火をつける。蓋をして中火。
 10分くらいしてみてみると砂糖が溶け、生姜の水分と解け合
いグタグタと煮えているはず。
  
上記の状態から更に20分ほど弱火で煮ると、だんだん水気が
無くなって、箸先が飴状に糸を引くくらいで火を止める。
 これをパットの上に、クッキングシートを敷いて、この上に煮上
がった生姜を広げて冷ます。 
 後はこれを乾燥させるのだが、親爺はストーブの前に置いて
乾かしている。
   
 さて、拡げた生姜がおおかた乾いてくると、少し堅くなるので、
これにグラニュー糖を更に振りかけまぶすと、生姜糖となる。
 何と昔懐かしい良い色だろう・・・と早速口に放り込むや、生姜
の清々しい香りと、強烈な甘さとそして辛さが広がり、思わず美
味いと唸る・・・。
 何と好もしい味だろう。これに渋い煎茶でもすすれば世の中の
事などどうでも良くなり、「ワシャ満足じゃぃ。」とオカカと二人顔
見合わせて笑い合うのだ・・・・・。
 けだし爺婆の味、生姜糖の完成。
  
inserted by FC2 system