No.40  牛すじ肉の安い赤ワイン煮      2013/ 2/18  掲載

材  料  牛すじ肉、安価な赤ワイン、玉ねぎ、ローリエ、マーマレード(好みのジャムで可)
調味料   塩、コショウ、

 良い牛肉を赤ワインで煮込んだ料理は、確かに美味いが親爺はもったいなくて堪らない・・・。煮込み料理などというのはもっと安い肉でも、十分美味くできるのだ。好みもあろうがすね肉などは煮込みすぎるとぱさぱさになるので、ずぼらな親爺でもしっとり、美味くできる煮込の材料はすじ肉がよい。で、すじ肉の赤ワイン煮をやることにした。
 食べよい大きさにすじ肉を切り分け、例によって先ず焼き目をつけ・・・
  
 水を加え一煮立ちさせ、ザルに空けてきれいに洗い、下準備をする。
 すじ肉でもこの一手間がものを言い、イヤな癖も雑味もとれる様な気がする・・・・・
  
 さてこの下処理の終わったすじ肉を、今度は赤ワインに漬け込むのだが、元来が下戸の親爺、ワインの善し悪しなど分かろうはずもないので、たかがすじ肉を煮るのに高いワインなどあほらしくて使えない。で、思いっきり安い赤ワインを一本用意するのだが、せいぜい400円前後で買える。 そんなのはワインではない、如何に料理用とは言えもっと良いワインがよいと思われる向きは、せいぜい良いワインをお使いいただきたい。
 で、このワインに漬け込む時には玉ねぎも一緒に加えて、半日以上は漬け込んでおく。
 で、漬け込んだ筋肉と、玉ねぎとワインを全部鍋に空け・・・ 
  
 火にかけて煮込むのだが、更に安い赤ワイン(高いワインでも赤なら結構)をひたひたになるまで加え・・・   
 親爺はたまたま手元にマーマレードがなかったので、秘蔵のブルーベリージャムを加え、ローリエなども2枚ほど加え、塩コショウで味を薄めに調え、一煮立ちしたら・・・・・   
 居間のストーブにかけ、コトコトと、気長に2〜3時間煮込む。
 たまに肉の固さや味を見、好みのところで火から下ろし味を馴染ませ、食するときに又暖めて器に盛りいただく。
 濃縮されたワインの味が肉の隅々までしみこみ、たかがすじ肉が何ともいえぬ上品な味わいの、柔らかい牛肉になっているのに驚くはずだ。
 これにバケットのガーリックトーストを添えていただけば我が家の食卓が一流のレストランのように感じられるかも知れない。
 たかがすじ肉、安ワイン・・・されど工夫して料理すれば驚くような美味へと変身するのである。 
              

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