親爺のずぼら料理帳     No.35  半手作り簡単ベーコンピザ     2013/ 2/ 1  掲載

材  料 市販ピザ台、市販ピザソース、ベーコン、トマト、エリンギ、ピーマン、チーズ色々 
調味料  タバスコ

 親爺が初めてピザを喰ったのは、大学一年の冬休み。東京から帰省中で、山の仲間と待ち合わせて、連れて行かれたのが「ジロー」と云う富山の中央通りだったか、とにかくアーケード街の裏にある小さな店だった。
 溶けたチーズの中に、エビやサラミがまろやかに包まれ、その美味さに絶句。19歳の喰い盛りの味覚に、全く相応しい味は、たちまち親爺を虜にした。が、その美味さと共に忘れ得ぬのが、強烈なタバスコの辛さ・・・最初は戸惑ったものの、たちまちこの味も病みつきになった。
 あれからもう四十年以上、ピザなど全くポピュラーな食品となってしまっているが、今やピザ台だけが、厚さまで好みで選べるよう、当たり前に売られている。
 オカカとこの台を求めてきて、冬ごもりの一夜、二人で好き放題の具を載せて、ピザを焼く事にした。
 ピザソースもちろん市販品・・・親爺の手作りベーコンに、ピーマン・・・
           
 エリンギ、トマトなど、冷蔵庫にあるものからさがして、好き放題に並べれば良い。後は溶けるチーズをひとつかみ、もし手元にあればモッツァレラ、カマンベールなど手当たり次第でかまうことはない、チーズは惜しまず載せる方が美味い様な気がする・・・がこれも好みだから好きなように・・・ で、具とチーズを載せたピザを、オーブンに入れて焼くのだが、我が家の9000円程で購入したシンプルな電気オーブンには、何故かピザ焼き専用のセラミックのような焼き台が付いていて、この上で焼くと薄手のクリスピーピザが、非常に美味く焼けるので嬉しい。
 因みに220〜250℃で、十五分余りが良い様だ。 
   
 シンプルなオーブンはシンプル故に使い易い。が、20cm径のピザが一度に一枚しか焼けない・・・仕方がないので、焼けたピザをふーふーと、冷えたビール(親爺はノンアルコール)で喰いながら、次のピザを焼く・・・。
 でも二枚目以降はオープンが十分暖まっているので、早く焼けるから、親爺とオカカの二人なら問題はない。
 ピザは焼きたてに限る。台さえ購入すれば手作りのピザは簡単。台にまで凝ろうとするから大変なのだ。
 名付けて半手作りピザ。十分焼きたてのピザを楽しめる。タバスコをかければまたその味も一入、若かりし日の食欲が蘇る・・・様な気がしないでもない・・・。
  
  

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