親爺のずぼら料理帳     No.29   冷や飯リゾットずぼら風   2013/ 1/17  掲載

材  料 冷や飯(別に温飯でも良い)、ベーコン、エビ、エリンギ、玉ねぎ、にんにく、チーズ、ライム
調味料  オリーブオイル、塩、コショウ、固形スープの素(うまみ調味料でも可)

 リゾットなどというと何やら難しそうで、米もイタリア米で、中に芯が残るように仕上げるなどと云うと、親爺はギブアップだ。
 が、よく考えてご覧じろ。リゾットの本質はイタリア風チーズ粥であると見直せば、何のことはない簡単にできる・・・。
 で、先ずイタリア風とするため、オリーブオイルやガーリックに合いそうな材料を冷蔵庫からかき集め、刻み、冷や飯も用意するが飯は冷や飯に限らず、炊きたてでも何でも良いのだ。
 今回集めた材料は、ベーコン(これは親爺の手作りで、我が家の冷蔵庫にはたいてい入っている)エリンギ、玉ねぎ、エビで、ライムもあったのでこれも使うことにした。
                    
 イタリア料理らしく、フライパンにたっぷりのオリーブオイルを入れ、にんにくを炒め香りを出したら、みじん切りの玉ねぎを加え、ベーコンも加え炒める。    
 ベーコンから油が出て、色付いてくるまで炒めここでエリンギを加え又炒め合わせ、エリンギに大方火が通った頃、冷や飯を(しつこいが冷や飯にこだわらぬ、温飯でも炊きたてでも、とにかく喰える飯なら何でも良い)加え飯の一粒一粒に油を馴染ませる様にほぐし、混ぜ合わせる。                  
 飯がほくれて、具だくさんのチャーハン状になった頃合いに、水を加えてブイヨンのキューブも1,2個放り込み塩コショウで味をやや薄めに(後で加えるチーズの塩分を考えて)調え、ここでライムの薄切り2片ほどを更に細かく刻んで加え香り付けをする。
 で、こんなものかなと云うところで溶けるチーズの袋詰めから適宜つかみ取り鍋に加えかき回せば、これで美味いリゾットの出来上がりである。
               
 ライムは入れすぎると苦みが立つが、この香りは食欲をそそり、苦みも親爺には好ましい。でも、好まぬ向きは別段入れずとも良いし、柚や、レモンなどにしても良い。 
 米の堅さが堅めの粥で、アルデンテではない等と曰うこと無かれ。材料の調達から刻み、仕上げまでの手間暇を考えれば、こんな僅かのことで、例えずぼら風とは云え美味いリゾットにありつけるのだから。
 やや深めの皿に取り分け、粉チーズなどを振って、あるいはタバスコでも一向にかまわぬので、好きなようにいただく。
 美味い!
  


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