親爺のずぼら料理帳     No.21   親爺でも出来る”蛸の柔らか煮”  2012/12/31  掲載

材料  ゆで蛸(生じゃ無くても良いし、安いときに買って冷凍しておいても良い)、梅干し(無くても可)
調味料など   醤油、酒、砂糖 

 蛸の柔らか煮は作り方がいろいろある。で、かなり手間暇かけて美味を追求するらしい・・・が、親爺はプロの料理人ではないので、如何に手間暇をかけずに作るかを考える。
 失敗を繰り返す中に、これが親爺流と云う作り方を見つけた・・・。
 もちろん蛸はゆで蛸を使うし、圧力鍋も、大根たたきも、重曹や炭酸水も使わない。ただ気長にコトコトと煮るのである。
 安いときに買い込んで、冷凍しておいた蛸を半解凍し、ザルにあけてサーッと水洗いし、煮た後に切ると皮がはがれやすいので、親爺は煮る前に予め切っておく・・・・・
   
 切った蛸を鍋に入れ、水、砂糖、酒を加え火にかける。ここでは未だ醤油を加えず煮るのだが、梅干しを一粒、まじないのつもりで加えると美味くなるような気がする・・・今の時期わが家には居間でストーブが赤々と燃えていて、この火力を使わぬ手はない。一煮立ちさせたらすぐにストーブにかけ蛸が山らかくなるまで、コトコトと煮る。既にオカカがお節用の黒豆をかけているが仲良く割り込ませてもらう。火力調整は鍋をスライドさせて行う・・・・・    
 鍋が煮える状態を見ながら、鍋をずらし(火力調整し)コトコト煮えるという状態を保つ。後は大凡二時間ほど、じっと待って居ればよい。
 蛸が柔らかくなったら醤油を加え、味を調え、更に煮る・・・・・
 
   
  今日は師走三〇日、この蛸もお節となる予定なので、別鍋で一度煮立て、ヌルを取った里芋をこの鍋に加えて煮込む。
 まあ、30分〜1時間ほども煮込み様子を見て火を止め、後はじっくりと味を馴染ませ、蛸と芋は別々のタッパーに取り分けて置けばよい。
 蛸の柔らか煮と、里芋の煮ものが出来上がった訳で、普段なら何も別に里芋を加えずとも美味しい蛸の柔らか煮がこれで出来るのだ。
 非常に美味く、蛸も驚くほど柔らかく煮上がっているはずだ。
  


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