親爺のずぼら料理帳     No.18   蕎麦掻きのきりたんぽ風鍋  2012/12/26  掲載

材料  蕎麦粉、鶏肉、ゴボウ、葱、マイタケ 
調味料など   醤油、酒、みりん 出汁

 親爺の猟の大先輩から、非常に美味い自家製の蕎麦粉をいただいた。素晴らしい薫り高い蕎麦粉で、これで蕎麦を打てば素晴らしい蕎麦になるだろうが、親爺は先ず蕎麦掻きでこれを喰った。生醤油をちょっとつけて喰ったのだが、薫り高くふわふわと軽く、得もいわれぬ味わいだった・・・。
 そこで、この蕎麦掻きを鍋にして食うことにした。
 蕎麦粉を鍋に入れ、水を加えトロトロにかき回す。ゆるいノリ状でよい。そしてこれを火にかけ、弱火で火を通しながらへらで薫り高く練り上げる。
   
 練り上げるときには結構力が要るが、頑張り、練り上げて、出来上がった蕎麦掻きを皿に取る。このまま箸で挟みちぎって、生醤油をつけていただけばもう十分美味いのだが我慢・・・。
 スプーンをぬらしながら一口大にちぎり分けておく。
 土鍋に出汁を張りガスコンロにかけ・・・・・
       
 醤油、酒、好みでみりんも加え味を調えて、鶏肉、ゴボウ、葱、マイタケと加えて火を通し、材料に8分通り火が通ったら、鍋を卓上コンロに移し・・・・・
 
   
 そこでそば切りを加え、煮上げながら熱いところを、取り皿に取り七味などを振っていただく。
 寒い雪の降る夜に、薫り高い蕎麦掻きの熱々を、鶏や野菜のうまみが出た鍋で喰うのだから、不味かろうはずはない。
 鍋の汁を掛けそばの汁程の味に調えれば、それこそ汁まで余さずいけるのだ。
 自分で蕎麦を打つのも悪くないが、手軽に蕎麦の香りを楽しみたいときにはこれにとどめを刺す。
 厚削り節で出汁を取り、予め用意しておいたかえしで割って、蕎麦のかけ汁さえ美味くこしらえれば、その汁に刻み葱だけでもこの蕎麦掻き鍋は十分いけるはずだ。
  

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