親爺のずぼら料理帳     No.16    保存の利くナメコの佃煮   2012/12/21  掲載

材料  ナメコ(親爺は自家製の缶詰H10年作成のものを使ったがマーケットで市販されているものでOK)
調味料など   醤油、砂糖、酒、削り節、昆布茶、酢

 今は亡きお袋が生前、未だ元気だった爺様と二人で、家の
山林で栽培したナメコを缶詰にしておいたものが、恐る恐る
開封して中身を確認したら、何ともなっていないどころか、採りたてのナメコの、山の気を含んだ香りまで残っていた。
 何と14年前の缶詰だが、親爺は有り難く佃煮としていただく
事にした。
 ひとまずざるに空け、余分なナメコのヌル(粘液)をオトシ水
洗いし鍋に入れて、砂糖、酒、醤油、削り節、昆布茶を加えガ
スコンロにかけ煮る。水は加えぬ。
  
 コトコトと煮上がってきたら、味見をし、しばらく煮てから、少
しだけ溜まり醤油を加えた。これは親爺が煮物や、佃煮作り
に愛用している飛騨の醤油。色づけと同時に独特な風味付け
も出来る。
 2〜30分も煮たら、火を止め最後に酢を加えてこのみの味
加減をする。嫌いなら酢は入れなくとも良い。
 鍋で十分に冷まし・・・
      
 蓋付きの器に移し、常備菜とする。佃煮と言っているが、
良くマーケットなどで売られている、瓶詰めのエノキの醤油炊
きの味に近い。
 今の山里の気候なら、常温で1〜2週間は十分持つ。
 箸休めに、熱い料理の相の手に、又炊きたての温飯に載せても美味い。

 好みで山椒の醤油漬けなどを混ぜて煮ても美味いだろう。
 14年も前の、亡きお袋の手作り缶詰を、還暦を過ぎた息子
が有り難く頂いている・・・・・。
 
 

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