2016親爺のずぼら絵日記(春)   今シーズンもいよいよ開幕です。相も変わらぬ親爺の 絵日記ですが春と云うことで
                                      項を改めました。今シーズンもどうぞよろしくお願いします。   H28/04/01 親爺 拝



6/23
 梅雨らしい朝の山里だ。庭の花も雨に打たれ花びらを散らしている。
 そんなことはまったく気にしない親爺に比べ、オカカはたとえ雨だろうと傘をさして庭の点検。落ちた花びらを片付けたり
している。


 第一陣で入山しているヒデ支配人からは毎晩連絡が入り、剱御前小舎の小屋明け作業進捗状況を送って来る。
 昨日のうちに、貯水タンクの配管も終わり、水を待つばかりの剱御前小舎だ。
 水を天水に頼っている剱御前小舎にとって、この時期の雨は天の恵みである。
 


6/22
 ヒデと心平が夏季小屋開け第一陣として昨日入山した。
 剱御前小舎は5月末に閉鎖したときのまま、被害はなく、スムースに小屋を開けた様だ。
 雪は少なく、浄土川の橋を渡って夏道をたどり、尾根に出るまではまだ雪渓が大きく残っているが、尾根に出ればほぼ
雪はなく、大曲のトラバースに少し雪が残っている程度らしい。例年なら7月半ばと云った処。
 貯水タンクの配管もほぼ今日中には終わるらしく、細々とした片付けや掃除も、この後女性軍が入山して来ればアッと
云う間に終わるだろう。
 剱が笑顔で出迎えてくれた。


 心平は明日下山するが、この後は標高が600mほど低い早月小屋に入山し体調を見る予定だ。


 雷鳥沢最下部にはまだ雪が残るが・・・・・


 一端稜線に出れば大曲のトラバースに雪が残る程度とのこと。


6/21
 今日は朝方雨だったが上がった。
 一昨日の夜にヒデ支配人と、タケちゃんがやって来て、二人に親爺特製つけ麺をごちそうした。因みにヒデとタケ二人と
も、麺を3玉ずつ平らげた・・・。親爺とオカカでも負けずに二人で3玉平らげた。
 今朝はヒデと心平と二人で、夏季小屋開け第一陣入山だ。
 心平が体調を崩し、標高の高い剱御前小舎への長期入山が困難となったため、元カマ長で、心平の右腕だったヒデに
白羽の矢が立って、剱御前小舎支配人を引き受けてもらった次第で、今回も、複雑な剱御前小舎の貯水タンク配管作業
を心平に手伝って貰う。
 心平は二三日で下山し、その後は又クミチャンやトモチャンがぼちぼち入山してくる予定で、7月1日の剱御前小舎営業
再開となる。
 ヒデ支配人は今朝元気に出発していった。


 ヨータローもずいぶん大きくなったが、バーチャン大好き・・・。  オカカは2年越しの刺繍が完成。
   


6/18
 昨日とは打って変わった快晴の朝だ。
 寝室から廊下へ出ただけで、明るさも気温まで違う・・・・・今日は暑くなるぞ。
 で、親爺は夏用の作務衣に着替え、それでも熱くなればTシャツ一枚で過ごすことにして、のこのこと起きだした。
 居間で扇風機を回してじっとしている分にはまだ冷房は要らない、なんといっても山里の梅雨の晴れ間でまだ真夏の暑
さではないから。
 我が家もあちこちの窓を開け、梅雨の湿気払い。 


 庭の草花は元気・・・オカカが並べている人形に初めて気付いた。 桔梗はまだ花をつけていない。
 


6/17
 この前、富山市会議員報酬の月額10万円アップについて一寸触れたが、親爺は決して富山市民ではない。親爺は
立山町民であり、今度ばかりは富山市民ではなく良かったと思った・・・。
 普段はおおよそローカルでしか取り上げられることのないはずの市議会の模様が、なんと全国ニュースでもかなり詳細
に取り上げられていたのだ。
 ああ、恥ずかしい。こんな低級で愚劣な富山市議会の議員報酬10万円アップ案決議の模様が、全国に向け流されたの
だ・・・。この議会を傍聴した富山市民の皆さんのコメントがすべてを物語る。「あほらしくて話にもならんわい。」デアル。
 しかもこの市議会の暴挙?に対して、ふざけるなと云うと富山市民からの抗議の電話が市役所に殺到し遂には、爆破す
る、殴り込むなどと云う脅迫電話にまでエスカレートしている状況だ。
 10万円の報酬アップの理由が、舛添さんの「説明」よりなお一段低級で、「○○党市議連の決定事項に○○党市議とし
て反対などするべきではないし、しない。」・・・ナ、ナンダコレハ!?ファシズム礼賛か?
 もともと、おとなり石川県の金沢市議の議員報酬が70万程度で、ほぼ同規模の市である富山市議が10万低いのはおか
しいとか云う様な事が最初の理由だったとか漏れ聞くが・・・。
 何だかはよく知らぬが、とにかく全国に向け、時代錯誤の市会議員が横行しのさばる時代遅れの富山市がアピールされ
た事は間違いない。最大の政党に寄り添う(寄生する?)、鉄面皮のローカルポリティシャンなどもう滅びたと思っていたが、
さすが富山市、まだまだこういった連中が幅を利かせる悪い意味での田舎なのだ・・・・・。
 選挙の時にはペコペコと、当選すれば背中につっかえ棒がいるほどの威張り方・・・ギャグマンガの世界だチャ・・。
 因みに我が立山町議会議員報酬は極めて庶民感覚にあふれた、290,000円。これで町議の先生方は頑張っているのだ。
 何が悲しくて、時代遅れの富山市などに合併吸収されるものか。ねえ、立山町議の先生方。議員報酬アップなどとは決し
て言わずにタノンマッセ〜。
 山里は梅雨真っ盛り。


 昨夜から、通算4時間かけて弱火で煮込んだキャラ蕗が、湯気がとれたらきれいに煮あがっていた・・・。
 


6/16
 昨日は天気が良く、その天気につられオカカと二人有峰に行って来た。オカカのプリウスが、起動せず、なんと想定外
のバッテリートラブル・・・。良い車だがこうなるとお手上げ、いつもお世話になっている中田自動車さんに電話連絡して、
修理をお願い、親爺の4WDに乗って出かけた。
 有峰の新緑はとっくに過ぎ、緑濃い夏の様相、ダム湖の水位がずいぶん低い・・・。親爺がカメラを忘れ写真は全く撮
れなかったが、オカカが林道沿いの山蕗を採って来た。
 親爺の4WDはマニュアルなので、山道の運転は却って楽だと思っていたが、すっかりプリウスに慣らされて、頻繁なギ
アチェンジがかなり面倒に感じた親爺だ。人間は易きに流れる・・・。その後飛越林道を通り飛騨に出て帰宅したが、約
4時間半の運転で、親爺はダウン・・・・・。
 で、今朝になってから食い意地に突き動かされ、親爺は朝食もそこそこに蕗の下処理やら、実山椒の佃煮づくり、つい
にはうなぎの山椒煮にまで手を出し、半日を台所で過ごした。
 2度ゆでこぼし、山水の流水で蕗をさらす。


 先ずは蕗をゆでて・・・                         実山椒を佃煮にする。
 


6/14
 税込み100円の、ミニアンパン5個入りを買った。これだと1個20円で、なんとなく昔の駄菓子屋感覚のおやつと云う感じ
でパクリとやれる。(因みに親爺が子供時代は小遣いなど一日に5円か10円で、近所の雑貨屋ではそれでも変える子供
用駄菓子が多々あったから、当時を振り返ると20円と云うのはちょっと贅沢に過ぎる金額ではあるが・・・。)
 が、この20円のアンパンも正確には8パーセントの消費税が含まれている理屈で、1.6円が消費税、本体は18.4円
となるのだ・・・・・。
 税金の支払いは確かに国民の義務。これは子供の時に「社会」で習った。
 だからいろいろな形で税金を払ってきた。勤め人時代は給料から、個人事業者になってからは年々の営業利益から、
又固定資産税やら、自動車税、重量税等々・・・。そして何年前からか忘れたが「消費税3パーセント、5パーセント、そして
現行の8パーセント・・・いつかは10パーセントになるという・・・。
 文句は言うまい。日本は世界に冠たる経済大国で、日本国民として豊かな生活を享受している今、その豊かさを支える
国の財政を支えるのが税金だ。
 が、昨今報道される東京都知事の舛添さんの一連のあきれた不祥事や、親爺にはもっと身近な、富山市会議員の月額
俸給10万円アップ(60万から70万)などには、あきれ返って腹が立って、たまらない。
 国とは、一部の特権階級によって支えられるものではなく、庶民と云う絶対多数の人々にこそ支えられている。
 庶民の平均的月収が60万あろうか?どこの会社が月額10万円の昇給をしてくれるだろうか?少なくともこれは庶民感覚
を無視した暴挙である。
 親爺は富山市民ではないから、これ以上書かぬが、富山市民の皆さんこんなバカな話はないと思わない???税金は
こんな風にも使われているのだ・・・。
 税込み5個100円のアンパンを1個いただいて、なぜかこんなことに腹が立ってきた。
 何と慎ましい親爺の日々であることか・・・・・山里は今日も雨だ。


   庭の草花も雨に打たれている。
 


6/13
 剱御前小舎の電話番をしているとお客様からの様々な電話が入る。
 予約電話が大半で、様々な問い合わせもあるが、ほとんどのお方は常識的な問い合わせで、こちらも合わせ丁寧な
対応を心がける。
 だが、中にはかなり迷惑な問い合わせや、不愉快なため口の問い合わせもないではない。
 親爺のことだからそんな場合は我慢無し、「何が聞きたいんだ?コノヤローため口で。」と怒鳴りつけることも年に一回
か、2回くらいはあるかもしれない・・・。
 特に我慢ならぬのは、要領を得ぬくせにずいぶん高飛車なため口での電話。確かに先方はお客かもしれぬが、電話を
掛けるうえでの最低限のマナーは守って頂きたい。
 いきなりもしもしもなく「そこは個室ある」等とやられても答えようもない。
 少なくとも相手に面識もない状態での問い合わせ、「もしもし、予約お願いします。」あるいは「お尋ねします。」ぐらいの
用件から切り出すのが常識ではないか・・・。
 ほとんどのお客様はそういう風に電話を下さるし、年配の方などは「xxxのxxxと申しますが、・・・・・」と名乗りから仰って
下さる。もちろん丁寧な電話には丁寧にお答えすべきで、たまたまぞんざいな対応などする若いスタッフは親爺の大目玉
を食らうこと必定である。
 こんなことを書いているのは昨日親爺が受けた電話で、実に不愉快な高飛車な電話があって、親爺の年に一度か二度
が出たのだ・・・親爺も大人気無いのだろうが・・・。
 雨の煙る月曜日。


 雨に打たれた和紫陽花や薔薇には何とも言えぬ趣がある。
 


6/12
 剱御前小舎は閉鎖中だが、予約メールや予約電話があるので、全く山小屋のことを忘れてはいられない。一日に幾度
かは本来の剱御前小舎親爺に戻り、お客様の予約や、問い合わせに対応する。剱御前小舎が開いている時はスタッフ
の誰かが電話対応をし、親爺が直接電話番をするのはまれだが、そういう意味では今が一番電話対応に忙しい時期な
のかもし知れない・・・。
 まあ梅雨入り前の山里で、ただぼんやりしているのだから、そんな電話対応やメールの対応が親爺の惚け防止。
 さて、今日は何をして過ごそうか・・・。
 庭の花は今が盛り。
 
 


6/10
 テレビを入れると、東京都知事の公私混同の不始末ばかりが喧々諤々と取りざたされている。
 現知事も、前知事もマスコミに取り上げられ知名度を上げ、その知名度により都知事と云う地位を手に入れた人だが、
更にその前の知事も、確か作家として名をはせ、その後政治の世界に身を投じ、かなりのお坊ちゃま臭を漂わせ、云いた
い放題のことを言いながら、一寸憎めず、それなりに都政をを引っ張り続けた御仁だったはずだ。
 が、やっぱり役者が違うというか、かの御仁と比較すれば如何にも成り上がりの小物であるような気がする。
 親爺ごときがどうのこうのいえる人たちではないのだろうが、どうにも大人げない。音楽や美術に関心を持つのは良いが
それに伴う経費を公費で賄おうなど、ましてや家族旅行や食費まで・・・チンケでイジマシク情けない。
 舛添さん早く辞任したほうがいいよ。これ以上知事に固執していると、どこまでほじくられるか・・・・・ますます惨めだぜ・・・
そして何より、庶民は怒ってるぞ〜!
 山里は穏やかに時が流れている。


6/8
 今日はフェーンなのだろうか、オカカと買い物に出た町場では風が強く気温も高かった。
 二人で遠回りしてパン屋によったり、車でウロウロしてきたが、こんな日に歩いて外をうろつこうものなら熱中症になってし
まうかもしれぬ。
 山里の村はずれまで帰ってきたら、ほとんどが休耕田になっているそこここに、夏草ばかりが生い茂り、数年前にイノシシ
の被害が出る前までは、まだよく手入れされた水田が広がっていたことが嘘のような情景があった。
 少子高齢化、過疎の波は間違いなくわが山里にも押し寄せている・・・。
 

 我が家の庭は、今が花盛り・・・。
 


6/5
 我が家の庭が花盛りだ・・・と、思う。
 親爺は植物音痴で、草花にほとんど興味がないので、高山植物ももちろん下界の花々なども大概分からない。増してや
その花の咲く時期等もほとんどわからぬ。だから「と、思う」としか書けない・・・。
 山小屋の親爺を長くしているが、お客様に聞かれて一番困るのが花の名前。殆ど分からぬ。せいぜいチングルマやコバ
イケイソウ、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)、コイワカガミ位のもので、これら以外は分からぬ。覚えようとして図鑑を見て覚え
ても、凡そ3分ほどで忘れてしまう・・・。だから剱御前小舎の帳場には図鑑を置いて起き、それをお客様に渡し、ご自分で
調べていただくことにしている。
 下界でもほぼ一緒で、桜(細かい分類は不可)、チューリップ、薔薇(刺で痛いから分かる)位などが分かるだけで、あとは
花と一くくりで認識している・・・・・。
 いやいや、なぜか植物には昔からほとんど興味がない・・・。その分プラモや模型飛行機のことならかなり詳しいつもりだが
これも旧帝国陸海軍の機体に限定されるから、其の範囲のことはいくらでも訪ねていただきたい・・・。
 そんな親爺でも花を見れば心和むし、きれいだなと思いはする。が、それだけだ。
 以下はオカカ管理下の草花・・・・・・・・・。


 

 


6/4
 剱御前小舎を閉めて全員下山してきた6月1日、浄土川はすっかり顔を出しており、橋もかかっていた。
 時期的には半月は早い気がする。
 


6/2
 5月末は暖かい日、と云うより暑い日が続いたのだが、昨日6月に入るや一気に涼しく、いやうすら寒くさえなった。
 で、山里の我が家など昨晩は居間のストーブに火を入れた。
 こんな急激な気温変化は、体にこたえる・・・親爺など風邪気味で、少々体がだるく微熱さえでた。いや、もう何とも情け
ないざまである。
 今朝も暖かい日々に慣れた身には肌寒く、オカカに言われて、フリースを着込んでいる親爺だが暑くはない。
 我が家の居間は、扇風機を部屋の隅にひっこみ,ストーブが定位置に出ている。


 小屋のスタッフも最終作業の乾燥室修繕が終わり、全員で剱御前小舎を後に下山した。
   


6/1
 暦の上ではとっくに夏の、水無月朔日となったが、剱御前小舎の夏季営業開始が7月1日からだから、まだしばしこの
項を続けよう・・・。まあただのずぼらなのだろうが・・・・・。
 さて昨日、テレビでゴリラの檻に入り込んでしまった3歳児の救助のために、ゴリラを射殺したというニュースが流れた。
 かなりショッキングな映像付きのニュースだから覚えておられる方もおられるだろうが、親爺など、ゴリラをうまく射殺し
3歳児を無事救出した動物園スタッフに「大した腕(射撃の)だな、よく無事子供を救助したものだ。」と感心した・・・が、そ
のニュースの後半は、ゴリラを射殺したことに抗議する全く頭のおかしいバカグループやネットでの動物園への抗議な
どが殺到しているというニュースが流れ、親爺はそのことに胸の悪くなるような驚きを感じた。
 3歳児の生命の危機と、獣であるゴリラの命を計りに掛けて良いものなのだろうか?
 生命の危機に直面している子供を救出するのに、危険の元凶である獣の命を奪うことは当然である。大体そんなこと
を議論すべきではない。これは人間の存在の是非を問う議論なのだ
 平和な日常であれば、動物愛護も結構だろうが、動物愛護などと云う精神はそもそも平常時のものに過ぎない。生命
の危機に直面するような緊急事態において、そんなものを優先する事は出来ない。
 人間の子供を救うために、自ら手塩にかけ愛し育てた獣を射殺した動物園の英断にこそ脱帽し拍手する。
 剱御前小舎は今日からこの水無月いっぱい閉鎖である。


5/31
 今日で春季営業を終える。
 4月になって、すぐ爺様(親爺の父)が旅立って、ばたばたしている中に小屋開けとなり、剱御前小舎が突風被害を受け
ていることが判明し、仮修繕をして営業再開、GWとなり、悪天候でさっぱりだったがGW明けから修繕準備に入り、何とか
修繕を終え、懸案になっていた、肝臓室の床修繕や、トイレパイプの取り換え、釜場屋根の防錆処理も漸く昨日終えた。
 何ともあわただしい、この2か月だったが、親爺にすれば自分の人生の大きな義務である「親の見送り」を終えた事で、
寂しくもあるが強い安堵感と不思議な充足感も覚えている。
 明日はスタッフも皆降りてくる。剱御前小舎も、もうすっかり小屋閉め準備を終えた。


5/30
 瞬く間に5月も30日となった。
 剱御前小舎も春季営業が明日で終わり、しばし閉鎖される。春先の突風で受けた被害も完全に修復出来たし、小屋
内部の懸案の修繕作業も間もなく終わりそうだ。
 これで一端剱御前小舎は閉鎖するも7月1日の営業再開で、その準備のためスタッフは数日前に入山するが、それま
ではスタッフもしばし休暇、最盛期に向け良い骨休めともなろう。


 新旧支配人2ショット。健康上の理由で心平はヒデに後を託すことになった・・・。笹倉Gの顔も見えている、昨夕。
  
 


5/29
 剱御前小舎スタッフの知ちゃんがいい写真を送ってくれた。そしてその写真には「肩を寄せ合って目の前の剱を眺め
乍ら談笑する一組のお客様を見て、ほっこりした気分になりました。で、剱と一緒に一枚撮りました。」とコメントが添えら
れていた。
 なるほど気持ちがゆったりする写真だ。天気も良かったし剱も機嫌よく顔を見せている。この山仲間の皆さんの姿に、
ほっこりとした気分になった知ちゃんもまたこの方々同類の山好きなのだろう・・・・・。
 ゆったりと山を楽しむ。いや実にいい眺めだ。


 一寸ガスがかかってきて、雷鳥が姿を現した。その雷鳥に襲い掛かっているのか、あるいは求愛活動にこたえているの
か・・・この覆面の怪しい姿は?Kちゃん???
     


5/28
 世の中の変化に伴い、山小屋もずいぶん変わって来た。
 ヘリコプターによる荷上げ、発電機による電源確保、携帯電話による通信・・・。
 僅か一昔前と比べても、その進歩は格段で、ここ10年ほどの剱御前小舎だけにかぎって見ても、携帯電話により、下界
並みの通信が可能になり、さらにはインターネットの利用や、スマートホンの出現普及によりそのインターネット環境も大き
く進化しているし、長年地下浸透式トイレで苦労してきたトイレも、バイオトイレの導入によりそのくみ取り作業から解放され
年間数千人分(従業員数含む)の排泄物は、ほぼ100パーセント一握りのコンポジットに分解されるので、環境保全の意味
からも大いに進化し、山小屋トイレの決定版ではないかと親爺をうならせている・・・。
 もちろん、これは目に付くところを挙げただけで、そのほかにも枚挙にいとまがない・・・・・が、これらの利便性を確保する
には電力の確保、その電気を起こす燃料の確保が欠かせず、一事が万事で、あるレベルの利便性を確保し続けるには、
それに伴う経費が、必ずついて回るのだ。
 で、そんな状況下で山小屋を営業体制時の状態で、一日オープンしておく時にかかる経費が、年々高額になり、ついには
山小屋経営者の細腕では支えきれぬ状態になりつつある昨今なのだ。
 一月の利用者数が2,30人などと云う梅雨時に、30日間小屋を開けておく時にかかる経費は売り上げでは賄えない・・・。
 で、規模の小さい奥地の山小屋から、営業期間が短くなっていった。
 剱御前小舎も一昨年までは頑張ったのだが、背に腹は代えられぬという次第・・・・・。どうぞご理解いただきたい・・・。
 外壁の修繕を終えた剱御前小舎。


5/26
 立山ライブカメラで、室堂や弥陀ヶ原の様子を見るのが毎朝の日課だ。
 今朝は室堂も、弥陀ヶ原もどんよりとガスの中。
 剱御前小舎もおおよそこの室堂ライブカメラで見る雄山方面の天候に準ずるが、もちろん気まぐれな山の天気故、全く
同じと云うわけでもない。まあ、それでも空輸日などは黒部側の天気や弥陀ヶ原の天気も確認できるのでずいぶん役に
立ち、下界にいるときも、剱御前小舎にいるときも、親爺はとにかく毎朝これを見ている。
 今朝の剱御前小舎・・・・・。


 昨日午前中の雷鳥沢中腹。クミチャン撮影。


5/25
 剱御前小舎は久々に天気が崩れた。ガスがかかり、小雨が降っている。
 今朝はまだ視界も聞いたのだが、クミチャンが休暇明けで剱御前小舎に向かい、雷鳥平のキャンプ場で雨にあったそ
うだ。5/17から昨日まで、ほぼ一週間以上好天に恵まれたのだから、いい時期に剱御前小舎の修繕が出来た。
 この週末は又好天に恵まれるそうだ。


         トモちゃんが何か作ってくれたようだが、シュークリームだろうか?饅頭だろうか・・・・・?
         
 


5/24
 今シーズン初めて、室堂まで所用があり立山に入った。
 今日も天気は良く、山々が良く見えた。
 剱御前小舎は今月末にいったん閉じ、7月1日に再開する予定だが、親爺が剱御前小舎へ入るのは7月になるだろう。
 雷鳥沢上部、別山乗越に剱御前小舎がみえる。
 

 剱御前小舎から北に延びる別山尾根は、クロユリのコルに切れ込み剱岳へと続く。


5/23
 剱御前小舎の居候も、親爺の世代以上の皆さんはほとんど全滅状態だが、森さんと、ヒーチャンの二人だけが現役で
来てくれている。
 親爺が今は亡き爺様から、剱御前小舎を任されたのは昭和53年のこと、その最初のころから森さんは剱御前小舎に
居ついていて、当時はまだ某大手アルミサッシメーカーの現役社員(まあ当然の話だが)だったにも関わらず、土曜日ご
とに剱御前小舎に親爺と連れ立ってほとんど毎週登っていた。
 遭難救助にも駆り出されたし、岩登り、山スキー・・・・・今は昔の話だ。森さんは森爺さんとなり、若親爺は大親爺となっ
て、まだ山に通っている・・・。
 森爺さんが雷鳥沢を眺める。


 朝日小屋の女将さんゆかりちゃんが来たそうな。なんとも元気だ。


5/22
 昨日、曜日の関係で6日間早く亡き爺様(父)の四十九日法要を行い、母や、祖父母が眠っている我が家の墓に小さく
なった爺様を、親爺が胸に抱いて連れて行き、親爺の手で母の傍らに爺様を納めた。
 少し風があったが、晴天の中、親戚の立山寺住職光昭和尚の読経の中、爺様も我が家のご先祖様の列に入った。
 わずか十歳で、父宗作を山に失い、母ヒデの女手一つで育った父宗弘だったが、亡き父宗作の誇り高い一生を胸に秘
め、自らも立山と云う父祖伝来の山に生きた。
 戦火を潜り抜け、山岳ガイドとして亡き父宗作の足跡をたどり、第一次南極観測隊員に選抜されオングル島昭和基地
設営を成し遂げ、読売新聞主催の日本山脈縦走に参加し八甲田から富士山までを歩きとおし、剱御前小舎の経営を手
掛け、剱立山で発生した幾多の遭難救助に携わり、立山ガイド協会長も勤めた・・・。
 山に生まれ、山に生きた。そんな一生だった。
 親爺も六十四歳、ナントカ父を送ってやれた事を、寂しくもあれ、ほっとしている気持ちのほうが大きい。

 剱御前小舎の空輸作業も無事終わった。
 

 この剱御前小舎も三十四年前、焼失した後に亡き爺様が采配を振って再建した山小屋だ・・・。
 

 


5/20
 クミチャンが剱御前小舎の修繕状況を、毎日写真に撮って送ってくれるので、その進捗状態がよくわかる。
 タケちゃん以下皆頑張ってくれており、月が出るまで作業を続けている様だ・・・。
 天気に恵まれ、ずいぶん早く作業が進んでいる。


     一番大きな破れ目がきれいにふさがった。 
      


5/19
 剱御前小舎外壁修繕の作業は好天に恵まれ、良いペースで進んでいる。
 剱御前小舎は標高2750mの高所にあり、気象条件も厳しい。更にこの標高は、作業する人間にとっても酸素が希薄
で、高地トレーニングと云うトレーニングがあるほど、厳しいものとなる。
 だから、下界で非常に優秀な作業員も、この高所では全く動けないというケースも間々ある。
 昔は山慣れた職人さんが結構いたものだが、最近は世を挙げての高齢化で、こんな職人さんを探すのはまさしく金のわ
らじ状態なのだ。
 かくいう親爺も高齢となり、山だけではなく下界でも全く役には立たなくなっているのだが・・・。


5/18
 剱御前小舎から見える夕景は四季折々すべて美しいが、その時期ならではの夕景がある。
 2760mの稜線から眺める富山平野の水田に張られた水が、まだ小さい早苗に遮られることなく夕日を映す。
 今まさに沈みゆく夕日と、水田に映る夕日が一緒に見える。それがこの時期ならではの夕景だ。


 剱御前小舎外壁の修繕が始まった。天気に恵まれれば、恐らく数日で終わるだろう。何時もはお手伝いのタケちゃんも
さすがに本職の仕事ともなれば、たくましい職人さんに変身する。
      


5/17
 剱御前小舎外壁補修用の資材が無事届いて、職人さんも今日入山する。あとは天気との相談だが、今朝はガスが
かかって何も見えない。恐らく午後からは晴れてくる見込みで、しばらくこの天気が続きそうだから補修も順調に進む
だろう。
 昨日午前中、穏やかな天気の中空輸作業は無事終わった。


 マー君が入山途中に取ってきた山菜(コシアブラ)が食卓に並んだ。食堂の外に見える景色は初夏のものだ・・・。
 


5/16
 今日も天気に恵まれて、今シーズン初の国見HPからの空輸作業を行った。が、この空輸は、春先の強風で被害を受
けた外壁の修繕用資材、宿命とは言え厳しい自然環境下での山小屋商売を改めて思い知る・・・。
 この好天は明日辺りいったん崩れそうだが、そのあと回復すればまた数日穏やかな天気となりそうなので、その間に
修繕を完全に行いたい親爺である。職人さんも明日には入山、うまく行けば数日で修繕を終えるだろう。
 今日の雄山と雷鳥。トモちゃん撮影。


 環水平アーク。トモちゃんが物知りタケちゃんに教えてもらったのだそうだ・・・・・。

 


5/15
 下界では暑いくらいの今朝だ。
 剱御前小舎も晴天で、いろいろな修繕作業をしているが、大きな修繕は明日に資材を荷揚げしてカラチ着手の予定で
職人さんも天気を見ながら17日までには入山してくれるだろう。とにかく外壁の修繕を急がねば・・・。
 春の嵐と云うか、4月頭に吹いた強風では、我が剱御前小舎のほかにも、室堂周辺の小屋は軒並みやられ、中には屋
根を畳5畳分もめくられた小屋もある・・・。宿命とは言えいやはやなんとも・・・。
 一昨日からの穏やかな天気で山の雪もまた少なくなった。


        たけのこの丸焼きは美味いもの。心平が下界で撮ってきたタケノコだろう・・・・・。
     


5/13
 今日も快晴。
 晴天はやはり気持ちが良い。
 昨日はトモちゃんも休暇を終え入山してきたし、ヒデとクミチャン岳のさびしい剱御前小舎も、お客様も4人ほどいらして
緒と賑やかになった昨夜だ。
 今日は小屋のトイレの配管を修理してくれている心平も再入山、お客様もまた少し来るだろう・・・。
 名残りの雪を楽しむスキーヤーやボーダー。


 雷鳥沢最下部、浄土川がもうすっかり出ている。これは昨日、トモちゃん撮影。


5/12
 久々の快晴だ。
 小屋明け、GWと続き、警備隊や応援部隊もたくさん来てくれて、にぎやかだったのもつかの間、昨日はヒデ支配人と
クミ厨房長の二人だけ・・・。ずいぶん寂しい剱御前小舎だった。
 でも今朝はすっきりとした快晴。
 青空が広がり視界もオールクリア。最高に良い気分だ。
 今シーズンは雷鳥がよく出てくる・・・・・。


     昨日はまるで梅雨のような天気・・・ちょっと気がめいった・・・。
    

 夕食もヒデ支配人とクミチャンの二人だけ。でもヒデが美味しいキーマカレーを作ってくれたそうだ。美味そう・・・。
 


5/10
 5月も10日になったが、天気は依然とはっきりしない。5月としては異例の悪天候だ・・・。
 剱御前小舎も一段落し、これからは小屋のあちこちの補修をしながら今月末まで営業を続ける。今シーズンは一寸
大きな補修作業があり、例年より大変だがそれは業者に外注するので、剱御前小舎としての営業には何ら問題ない。
 警備隊も下山したので、食卓は一気に寂しくなった・・・。


5/9
 今シーズンもGWが終わり、剱御前小舎臨時派出所も昨日、山岳警備隊員が全員下山していった。
 このGWは天候に恵まれず、剱御前小舎はかなり寂しい状況だったが、遭難事故が頻発、警備隊にとってはかなり忙し
いGWだった。
 普段は明るく陽気な好青年ばかりなのだが、いざと云う場合の彼らはその顔つきから引き締まる。そしていつも献身的
に救助活動に携わる・・・普段の訓練の重要さが良くわかる。厳しい規則序列の中で、徹底的に厳しく鍛え上げられた人間
と云うものはこうも違うものなのだろうかと思ってしまう・・・。
 この面々が頑張ってくれた。


 例年なら剱御前小舎前からスキーがはけるくらいだが、今年はずいぶん降りなければならない・・・。


5/8
 皮肉にも、GW最後の日曜日の今日になってこの天気だ。
 風もやや弱まり、穏やかな快晴である。
 山里でもすっかり新緑の季節で、いやいやどうかすると初夏のような季節だが、山も雪解けは半月以上早い。
 これは異常気象のせいなのか、いわゆる温暖化の表れなのか・・・学者先生も中々説明しきれず、神ならぬ身を嘆くし
かないような、まったく先の見通せぬおかしな天気や減少が続く。
 かくなる上は神頼み。
 古の人々に倣い、立山におわす神仏を崇め敬い、祈るばかり。


 室堂、みくりヶ池から別山乗越を望む、雷鳥沢前掲がほぼ見える。 雷鳥沢最上部積雪期のルート赤旗が見える。
 


5/6
 今日の剱御前小舎は高曇り。GWも開けて、もともと人通りも少ない今シーズン、いよいよ寂しくなってきた。
 昨日は午後遅くに青空が広がり、天気も落ち着いた。落日が素晴らしく、この時期ならではの富山平野の水が張られた
水田に夕日が映る景色が足下に広がった。


 親爺宅を訪ねてくれた妹の孫、タイガは久々の親爺になついて、手を伸ばし抱っこを要請・・・。こうなるともう親爺はかわ
いくてメロメロ、いやいや楽しいひと時を過ごさせてもらった。オカカも久々に1歳児を抱っこ、いやいや子供と云うものは実
に可愛いものだ・・・・・。
 


5/5
 曇天だが、今日は子供の日だ。テレビのニュースでは日本全国少子化の報道がなされ、立山のふもとの山里には、子供
の声が絶えて久しい・・・。
 今日は東京の甥っ子が1歳余りになる息子を連れて我が家に挨拶に来るとのこと。2か月の時と、7か月の時に見たきりだ
がどんな風に育っているか会うのが楽しみだ。親爺の妹の孫だから、親爺は大伯父となるわけだが、この子は親爺から見る
と「姪孫(てっそん)」と呼ぶのだそうで、これは甥、姪の子供のことだそうな・・・・・。
 まあとにかく子供の日だし、子供大好きな親爺とオカカは、このテッソンの来訪を朝から楽しみにしている。
 剱御前小舎は曇天で、風もまだ10m/sほど吹いているとのこと。GWではあるがお客様はほとんどキャンセルだ・・・・・。
 村はずれにある「布橋」昨今はここで布橋灌頂が再現されることもある。



5/4
 剱御前小舎は今晴れているが、風は強い。
 昨晩は30m/sを超えるような風が吹き荒れていた。幸い剱御前小舎に新たな被害は出なかったのでほっとしている。
 ただでさえ記録的な小雪だった立山だが、この暖かい風の吹込みとそれに伴った雨で、雪がまた一気に嵩を減らした。
例年ならこのGWは多くのスキーヤーやボーダーが押し掛け、山スキーを楽しむのだが、今シーズンの立山は雪の量で云
うなら、例年の6月の状態だ。
 危なくて、うっかり何時もの調子で澤筋や谷を滑っていると、取り返しのつかぬけがをする。スキー滑走する場合は行く手
の雪面が切れているということを常に念頭に置いて慎重なルートファインディングをしながら・・・と云うより君子危うきに近
寄らずをお勧めしたい。
 一昨日の雷鳥沢。この日はまだ滑れたが・・・・・。


5/3
 剱岳早月尾根での遭難と、雄山山頂での遭難は何とか救助されたようだが、富士の折立から真砂岳で発生した遭難
は最悪の結末を迎え、2人の尊い命が散った・・・。逝かれたお二人には、心よりご冥福を祈るのみ・・・合掌。
 昨日は一日晴れたので、新雪も落ち着いた。剱御前小舎も宿泊者は中休みでほんの少しだけ、静かな日だった。
 今朝も天気は良いが。この後,風が強まるとの予報が出ている。
 昨日の朝、剱御前小舎のずっと向こうには(写真左側)雄山から大汝、富士の折立の稜線が見えている。


 朝は真っ白な新雪に包まれていた御前山も、わずか数時間後には気温が上がり様変わりする。
 

 例年なら雪の下に隠れ、この時期には決して見えぬ雷鳥沢最下部の浄土川がパックリと割れ、橋脚部分が出ている…。
 これも過去に記憶にない記録的小雪の所以・・・。
ぱっくり問われ
 


5/2
 今朝はようやく晴天に恵まれたが、立山でも遭難が頻発している。
 一昨日の午前中の晴天が午後には地吹雪を伴う視界没の天気に急変したため、その天候変化に対応できなかった
登山者が遭難した。
 今年の山は極端な小雪だったため、感覚的にも春山と云う言葉がしっくり来たのだろうか?とんでもない話である。
 4月5月の3000m級の高山は、ちょっとした天気の変化で、厳冬期と変わらぬ山となる。雪山を歩こうかと云うほどの者
ならば、そんなことは常識である。言い換えるならそんなことも分からぬ者が3000m級の積雪期の山を歩こうなど無謀だ。
 登山情報にもかなりいい加減なものがある。GW時期の雄山稜線を歩くコースを、中級などと記載している・・・。何を以
て中級、上級などと計るのか?一般大衆に提供する情報としてはあまりにも安易なのではないか?
 GW時期の雄山の稜線を巡るコースなど、親爺に言わせればエキスパートコースだ。アイゼンを持っただけではだめ。そ
のアイゼンをはきこなす技術がいる。天候を読んで、行動を自制する経験がいる・・・・・・ああ、いったい何度同じことを言
ってきただろうか。
 登山は、ベテランだろうが初心者だろうが、その行為に伴う全責任は、登山者本人に帰結する。
 だから、いくら危なく無謀なことをやろうとしている登山者にも、アドバイスはできるが、その行動を止めることは山小屋
親爺などにはできない。
 折角のGWに高いお金を払い、混雑に耐え登り来た立山。でも山は気まぐれだ、機嫌よく迎えてくれるとは限らない。時
としてはにこやかに笑みかけておきながら、突如牙をむき荒れ狂う・・・。
 大自然相手の登山、決してなめてはいけない。謙虚に、恐れ敬い、山に接していただきたいものだ。
 今朝の剱御前小舎から富山平野を望む。新雪に覆われ神々しいばかりの山々だが、下界は・・・。


 山里は春たけなわ。チューリップや、タンポポが咲き乱れている・・・・・。
 

 藤の花もたわわに垂れ、蝶も舞い遊ぶ長閑な日だ・・・・・。
 


5/1
 いよいよ5月だ。とは言えGWの真っただ中なので、そのことに目を奪われ、4月から5月への移ろいはあまり意識せぬ。
 今朝の立山はガスに覆われて、剱御前小舎では風も強い。上空は明るく時折陽が射したりもしているが、天候は落ち
着かない。
 昨夜は剱御前小舎でも40名様程お泊りいただいた。午前中がよく晴れていたが午後からはガスがかかり、そのせいで
だろうか、雄山の稜線で2件の遭難が発生。いずれも道失いのようだ・・・。
 騙されてはけない。記録的な小雪の立山ではあるが、時期としてはまだ冬山と変わらぬ。降れば雪、風が強まれば吹雪
と云う世界。もちろんいたるところ凍てつき、アイゼンなしでは行動が難しい・・・。
 今日はこの後、天候も回復してくるだろう。
 無理をせず、油断をせず、余裕をもって山を楽しんでいただきたい・・・・・・・・・。
 今朝の剱御前小舎食堂から外を見る。


 昨夜はお客様でにぎわった。談話室にも、玄関上がり框にも赤々とストーブが燃え、小屋内部は暖かい。
 

 因みに昨日の午前中はこんなに良い天気だった。


4/30
 昨日の雪で辺り一面真っ白に覆われた。今朝は快晴。
 剱御前小舎も凍てついている。
 今日は4月最終日。快晴に寝ぐまれ立山もだいぶにぎわうことだろう。剱御前小舎へも今日は少しお客様が入るだろう。


 斜面の雪は所々つき方が異なるので、一概に積雪何センチとは言いかねるが、深いところは足首以上まで・・・。
 表層雪崩に十分気を付けて行動願いたい。


4/29
 山里は雨の降る肌寒い朝となっていて、外を眺めると新緑が雨に洗われ輝いている。
 ”春となる夜ごとの雨よ降り濡れて木の芽は緑の灯火のごと” こんな中学か高校で習った若が頭をよぎった・・・・・。
 剱御前小舎からの連絡では今朝は風雪、昨夜来の雪が吹き溜まりでは50cmも積もったそうで、表層雪崩が心配される
から、澤筋を通る斜面に入る時は十分気を付けていただきたい。
 この天候、明日からは回復し、晴れマークが並ぶ・・・・・。


4/28
 昨夜の剱御前小舎との定時交信では、雪が降りだしたとの報が入った。今の時期なら当たり前のことだが、小屋開け
からこっち、初めての雪なのでちょっとホーッと思った。すっかり今シーズンの小雪に慣れてしまっている様だ・・・。
 どうやら天気は、今日も明日も悪く、特に明日はふぶきそうな気配だ。
 明後日には天気が回復するとの予報だから、今日明日の登山予定を持っている皆様には決して無理はしないように
お願いする。
 御前山からの剱岳だが、まるで6月の積雪だ・・・。
 今シーズンの小雪は恐らく立山でも記録的。うっかりこの景色に騙されず、まだ4月の終わりだということを忘れずに。


 

 剱沢を覗いても雪は少ない。一寸変態チックなシンペーの大アップ・・・。インパクトが強過ぎるので小さな写真で・・・。アホー。
 


4/27
 今朝も快晴の立山だが、午後から天気が崩れそうだ。4月30日には回復するとの予報・・・。
 剱御前小舎は営業に入っているがお泊りは僅か、このGWも最高の混雑日でも30名様前後だから、5名様を超える
大きなグループでない限り、予約なしでも宿泊は可能だが、17:00を過ぎる遅い到着はお引き受けいたしかねる・・・。
 皆さんには時間に余裕を持った安全登山をお願い致します。
 剱御前小舎から、雷鳥沢を望む。例年より雪が少ないことがよくお分かりいただけるだろう。雪は標高が下がるにつれ
加速度的に少なくなる。


 警備隊も入山してくる。いよいよGWのオールスターキャストがそろう。剱沢小屋も屋根が出ている。
 


4/25
 晴天に恵まれ、今日から剱御前小舎の春季営業再開だ。
 しつこい風邪でだいぶよろよろしていた親爺の体調も、漸く戻りつつある。
 寝転んでばかりいて、すぐウトウトしてばかりいたが、今は何かをしようと云う意欲が出てきて、台所でうろついたり、
2階の親爺部屋で、半日もPCをいじったりと、以前通りになって来た。またそろそろ自転車マシンのトレーニングも再
開できそうだ。いやいや健康が一番大切だ。もう還暦を過ぎたら、健康は普段から心がけぬと維持が難しくなる・・・。
 雪に覆われ、凍りついた稜線を辿る夢をよく見る。アイゼンがキュッキュッと音を立て、雪面に食い込む感触が、足
に伝わる・・・夢の中でもしっかりそれが感じられる・・・息も弾むが全く苦しくなく、高度がぐんぐん上がる。良い気持ち
だ。・・・おかしい、苦しくない、俺の体は戻ったのか?・・・ああ、きっとこれは夢だ、と、夢の中でそう思っている・・・。
 こんな夢を本当によく見る。そしてもう凍りついた春先の山々など決して歩けないなぁ、と悲しく想う・・・。
 昔ならとっくに引退して、山も永久に仕舞っていただろう。今のご時世だからナントカまだ山小屋親爺を継続していら
れるのだ・・・。
 さて、そんなわが身をありがたいと思い、今シーズンも剱御前小舎の営業を再開した。
 ヒデ支配人を中心に、クミチャン、トモちゃん、ヤス君が頑張ってくれているし、心平もタケちゃんもマー君も四六時中
手伝いに来てくれている。
 さて今年も良いシーズンになりますように・・・・・。
 今日は快晴。剱も機嫌がいい。


         剱御前小舎営業再開前夜祭の昨晩マー君の手作りケーキが登場。
        


4/24
 いよいよ明日から営業再開。
 小屋開けで壁面の損傷を見て驚いたが、スタッフの迅速な応急修理で、営業再開には支障ない処までこぎつけた。
 剱御前小舎内部は例年以上の良い状態だったが、これは8年前に雨戸と壁面を突風で破られた時もそうだった・・・。
 GW明けには早々に資材を荷揚げして、修繕を完成せねばならないから、親爺は下でもちょっと忙しい。
 爺様の大往生からこっち、一寸バタバタしていて、親爺も体調を崩してしまっていたのだが、此処に来て体調も戻り、
日常も元に戻りつつある。でも意外なことに、爺様がいなくなって、無事送ってやれたという安心感の裏側に、やはり埋め
がたい寂しさがあることに気付いた・・・・・。
 親不孝者の見本のような親爺だったが、母はとっくに、そしてとうとう父も母のもとに送ってやれたのだから、これで良し
とせねばならぬのだが、しばらくはやはり寂しいだろう。
 かつて爺様も駆け巡った別山の尾根は全く変わらず聳えている。その別山を剱御前小舎前から望む。
・・・

 剱御前小舎厨房もスタンバイ。ちょっと余裕が出て、マー君パティシエとクミ厨房長・・・
 

        好天に恵まれ、お客様も登ってくる・・・・・・。
      


4/23
 我が家の爺様が逝って、今日は二七日(14日)・・・。
 もうそんなに経つのかという気持ちと、まだそんなに経たないなと云う二つの思いが交錯する。
 剱御前小舎は破れた壁面の応急修理を終えて、もう全く風雪、風雨は吹き込まぬようになり、ほぼ全室が使用可能と
なった。客室、食堂、談話室・・・・・と次々と部屋も整い、バイオトイレも万全、発電機も万全で、例年通りの小屋開け作業
が進んでいる。これで4月25日の営業再開が確定した。
 雪はかなり少なく、標高の低いところほど少ないので、GWの剱沢方面への滑走はかなり危険な状況だ。そちらへの予
定のある方は山岳警備隊で最新情報をとり、再検討されることを強くお勧めする。
 さて、天気もよさそうだし、GWはかなりにぎわうかもしれない・・・・・・。
 午前山の斜面に遊ぶ雷鳥のペア。


 今朝の剱御前小舎前はこんな感じ。とても4月小屋明けとは思えぬ。午後は晴れて、ミッチャンがいったん下山・・・・・。
 

 剱御前小舎の夕景は今シーズンも相変わらず素晴らしい。


4/21
 昨日は好天に恵まれ荷上げも無事終えたが、そのあとまた風が強くなり、気温も下がってくる厳しい環境の中で、剱御前
小舎の外壁損傷部分の、応急修繕を行った。
 一番大きな損傷個所を完全にふさぎ、剱御前小舎内部の居住空間はこれで確保された。吹き込みは完全になくなったの
で小屋明け作業は順調に進み、小屋内部も客室が次々と使用可能な状態となっている。
 4月25日からの営業再開もしっかりメドがつき、5〜60名様の受け入れは、可能となるだろう。尤もこの時期は恐らく最大で
50名様程度なのだが・・・。
 体感温度マイナス20℃の強風の中、一番大きな破損部分は応急修繕を終えた。


 ハーネスをつけザイルで体を確保しながらの高所作業だったが、着々と修繕は進んだ・・・。「寒かった!!」とはヒデさん・・・。
 


4/20
 今日は立山の山小屋の先陣を切って、剱御前小舎の空輸作業を行った。
 今の時期、空輸作業は芦峅寺HPから行われる。快晴、空輸エリア視界オールクリアの好条件の下、9:00には約650kg
の物資を、モッコ2つに荷造りし、9:40から空輸を開始した。


 10:00には空輸は無事終了。剱御前小舎に荷物が届いた。
 

 物輸終了後、剱御前小舎ではこの晴天の下、破損外壁の応急修理作業が急ピッチで進められている・・・・・。
 

 剱御前小舎内部はほとんど被害がなく、居住環境も十分確保されている。例年通りの風景・・・・・。


4/19
 小屋開け第一陣が昨日入山した。
 その第一報が小屋の外壁破損報告・・・・・。恐らく狂ったように吹き荒れた一昨日の強風のせいだろう・・・。
 4月2日のヘリによる偵察では全く異常なかったのだから、送られてきた写真を見て親爺も驚いた。
 以前アルミサッシ枠まで、ソングり持っていかれた事もあったが、それ以来7〜8年ぶりのことだろう。
 幸い、内部への被害は最小限で、今日、明日の晴天のうちにパネルやブルーシートで応急修理をして外壁をふさぎ、内
部に風の吹きこまぬようにすれば、部屋数は3部屋ほど減るものの、4月25日の営業再開は出来そうだ。
 2階剱沢側の部屋はすべて良い状態だったし、1階食堂も厨房も全く被害はないようだ。


 どんな風だったのだろうか・・・記録的な強風だったのは間違いない・・・・・。
 

 宿命とは言え、どこの山小屋も大なり小なり繕いが必要な被害がでる・・・・・。今日明日は応急修理・・・。
     


4/18
 小屋開け第一陣から、剱御前小舎の外壁が一部吹き飛んでいる旨連絡が入った。
 恐らく昨日の暴風のせいかと思われる・・・。応急修理をし、ナoとか予定通りの営業再開にこぎつけたいのだが、まだ
被害状況がつまびらかになっておらず、詳細は連絡待ちの状態だ。
 午前中は爺様が最期までお世話になった竜が浜荘と云う施設に、ご挨拶に伺った。
 スタッフの皆様にはずいぶん良くして頂いて感謝の言葉もない。
 その竜が浜荘の庭さきからは剱がよく見える。


4/14
 漸く親爺とオカカの二人だけの生活に戻った。
 もちろん爺様は小さくなって床の間の祭壇にちょこなんと落ち着いてはいるが、うんともすんともいうわけではなく、恐らく
今生での縁薄かった父、宗作が一番に出迎え肩車でもしてもらって黄泉路を辿っていることだろう。母ヒデも、妻の稲子も
幼くして逝ったわが妹ももちろん待ち構えているだろう。弟宗信、妹梅子も待っているし、にぎやかな悪友連中も待ちかまえ
ているだろう・・・・・。
 そんなことを思いながらまだ下がらぬ熱でぼんやりしたまま、外を見ると、閻魔堂石段わきの桜が満開で、花吹雪が舞っ
ている。
 ”父逝きて 立山道に 桜舞う”

 


4/12
 我が家の爺様(父)が九十歳の天寿を全うし、大往生を遂げた。
 房総旅行を終え、赤城温泉に投宿していた親爺たちに、爺様がお世話になっている老人ホームから連絡が入ったのは
丁度ひと風呂浴びて夕食に取り掛かろうとしていたころ・・・。意識がなく呼吸も弱くなっているから来て様子を見てほしいと
のこと。
 いや慌てた、宿の方にお願いし、食事もそこそこに仮眠を2,3時間だけ取って、午前2時に赤城温泉を出発した。
 早朝帰宅し、すぐに爺様のところへ向かう。血圧がやや下がるも、脈は安定してすぐにどうのこうのはないだろうが、何
分の高齢・・・。
 結局、八尾に住んでいる妹や、叔母と従妹夫婦など交互にそばについていたが、親爺が家で仮眠していた4月9日午前3
時20分、爺様は安らかに永眠した。
 施設のスタッフの皆さんには本当にお世話になった。
 通夜、葬儀と全く記憶がないほどだが、親爺は爺様が亡くなった最初の一晩、爺様を寝かせてある座敷で、添い寝した。
 後はみな、他力本願。友人親戚が全て采配してどうにか全て順調に終わり、爺様を送ることが出来た。
 実は親爺は、爺様の通夜の直前に高熱を発し、喪主乍ら立ってもいられぬ状況・・・。車椅子利用でナントカ喪主を務めた
が実に無様な喪主であった・・・。
 親爺の耳には常に爺様の「しっかりせんかい、このやくたたずめ」と云う優しい罵声が聞こえていた・・・


4/7
 成田から佐倉に向かい、佐倉城址にある国立民族博物館を観る。幸か不幸か満開の桜のせいで、平日にもかかわらず
凄まじい人混みで、駐車場に入るまではちょっとした渋滞にも巻き込まれた。
 しかしおかげで素晴らしい桜を見ることが出来た。
 国立民族博物館は日本一の規模で、とても1時間やそこいらで見て回れるものでは無かった。この博物館だけで一日つ
ぶしても、親爺なら十分楽しめるのだが、それでも時間が足りないくらいだろう。まるで駆け足でザーッとみてきたが、大きく
六つの会場に分けられているので、ここをめぐるだけでも疲れるほどだった。
 博物館ロビーからはまるで屏風絵のように戸外の桜が見られる。


 

 博物館に後ろ髪をひかれつつも、駆け足で見て、佐原に向かい伊能忠敬記念館などを散策・・・・・。
 

 小江戸と呼ばれる町並みは水運で江戸と結ばれていた往時の面影が残る。遊覧船で30分ほどかけ川から街を眺めた。
 


4/5
 親爺とオカカ房総巡りは天気に恵まれなかった。それでも平日ですいている海岸沿いの道路を、200q余りもドライブし、
フラワーランドやら、ローズガーデンやらと立ち寄り、荒れて強風の九十九里浜も見てきた・・・。
 

 成田山新勝寺に着いたのは15:00過ぎ。勾配の強い参道を息切れしながらうろつき、石段でまた息切れし、それでもまあ何とか・・・。
 

 どうにか菊谷のうなぎ弁当を手に入れ、これだけを楽しみにホテルに向かった。うなぎ弁当は本当にうまかった・・・。
 親爺ヘロヘロ、明日は佐倉の民族博物館と、サハラの越戸の面影を堪能し、赤城温泉へ向かう予定。
      


4/4
 今日の更新は夜になってしまった。旅先で更新しているからだ。
 家を8:42出発し、した道を松本に向かう。安房トンネル越で3時間足らず、松本ICで高速に乗り、中央道に入り、西新宿
JCから湾岸道に向かい、羽田空港を経て、アクアラインに入る。かの名物代議士ハマコー先生の尽力でできた海底トンネ
ルおよび海上橋による東京湾横断ルート・・・。
 いやいや素晴らしい。海ボタルSAで休憩し東京湾ど真ん中から360℃海の景観を楽しみコーヒーを飲んでゆっくり休憩し
てきた。
 そのまま千葉方向に進み、木更津にあっと言う間に着き、広々としたホテルに投宿。
 フロントでチェックインする時、スタッフの女性が、「明日は団体さんの朝食が入っているので、7時から8時は避けて頂いた
方が良いですよ・・・」と云うので、「中国のお客さんですか?」と聞くと「はい。」と笑っていた。
 なるほど、観光地は外人だらけ、海ボタルも聞きなれたサンスクリット語、おそらくインドかネパールのグループが沢山いた
し、夕食時のレストランでわずか2名の中国人のうるささは閉口ものだった・・・。
 明日の朝食は8時過ぎに行くことにし。今日はゆっくり寝よう。ホテルの気づかいか、中国の団体さんとはフロアが違うので
静かに眠れそうだ。
 海ボタルは風が強かった。


 スターバックスのコーヒーは親爺には口に合わぬ・・・。


4/3
 今朝は曇天。昨日ヘリ偵察を行っておいて良かった。昨日午後に芦峅寺HPを出発したへりは予定通りのコースを飛行。
 親爺は、心平につれられて、”ヘリコポター”を見に来たヨータローとHPで待機、代わりに心平と森さんが、謙ちゃんと一緒
に搭乗し飛び立った。
 ヘリは順調に飛行したが、最後の行程の剱沢から剱御前小舎にさしかかった頃にはガスがかかりはじめ、御山の稜線へ
は近づけなかった。が内蔵助山荘も無事を確認することが出来た。今回の偵察では幸いどの小屋も無事で、被害はなく、
皆ホッとする。
 剱御前小舎も雪が少なく、小屋の前には全く積雪がないので玄関から小屋に入れそうだ。多分小屋開けは楽だろう。


 小屋の裏側は例年通り、2階の窓まで雪が付いている。
 雷鳥沢側も雪が少なく、剱御前小舎前からのスキー滑走は出来ない。


4/2
 良い天気で立山もくっきり見えている。
 午後からはヘリコプターによる立山の偵察で、東邦航空さんにお願いして芦峅寺ヘリポートから大凡30分程度をかけ
大日平、大日、立山川を越え剱岳早月尾根、今度は池谷上空へ入り、北峰稜線を超えて仙人上空に至り、剱沢に沿い
高度を上げ別山乗越、別山、雄山から室堂上空、芦峅寺へ戻るというコースで各山小屋と周辺の状況偵察をするのだ。
 4〜5年前までは親爺も割と平気で、乗り込んで偵察していたのだが、最近は少し長い間ヘリに乗ると所謂乗り物酔い
の症状が出るようになった。カメラを手に足下を見つめ続けるのが良くないのだろう・・・・・。剱沢の新平も、内蔵助の常さん
もどうも親爺と同じ症状が出るとのこと・・・。
 で、親爺は代わりに心平と、森さんにお願いし、隣の謙ちゃんも元気いっぱいで乗り込む予定だ。
 富山市内の桜は満開、岩峅寺辺りでもこんなに桜が咲いているが、流石に我が山里はまだだ。

 


4/1
 新年度開始の今日、晴天だ。
 取り立てて変わったこともないのだが、日記も項を改めた。
 もうずいぶん前から春めいて、例年より少なくとも2週間は早い。
 明日午後空からの偵察に入る予定だが、標高の低いところの雪が極端に少なく、剱御前小舎のある尾根筋などは
例年通りの雪だそうだが、、とにかく明日の午後にはわかるだろう。
 山里から山を眺めても詳細はよくわからない。

inserted by FC2 system