2016親爺のずぼら絵日記(秋) ・・・親爺によれば9月1日の今日からは、立山は秋山です。
                                          何の根拠も無い話ですが秋山初日と云う事で、項を改めました。・・・2016/09/01
                                          
                       剱御前小舎HPから山賊庵便りに引っ越しましたが、親爺同様このHPも全く変わらず継続します。・・・2016/11/20



11/30
 山賊庵のトップページが、台北では繋がらず、FC2に置いているこの絵日記は繋がります。で、トップページ更新できま
せんが、この絵日記は更新してまいります。
 という事で、中山協の林先生のガイドと運転で、今日は朝から買い物(唐墨、月餅など・・・)と龍山寺界隈を見たり、お決
まりの故宮博物館や、忠烈祠の衛兵交代のセレモニーを観たりして日中を過ごし、お昼は美味しいシャオロンパオを頂い
たりして、疲れてヘロヘロではありましたが、面白く過ごさせていただきました。
 で、夜は京劇を観に行きまして、素晴らしい舞台を堪能してきました。中国語が分からなくても舞台わきに日本語字幕が
出ますので、楽しく観劇できました。
 明日は九份に出かけます・・・。


 

 

        

 


11/29
 早朝に起きだし、富山から出発、羽田経由で台北についた。
 台北の松山空港では林先生が出迎えてくださり、早速先生の車で市内観光。親爺は恐らく5たび目の台湾化と思うが、
オカカは初めての台湾。
 空港間の乗り継ぎで、かなりの距離を歩かされそれですでに親爺はヘロヘロ、だが元気な林先生にかかっては・・・。
 チェックイン前に半日の市内観光をして、一休みのあとはオカカリクエストの飲茶を食いに、林先生に連れられて、ホテ
ルの向かいにある台北駅ターミナルへ。陸橋の上り下り数度、息切れ親爺は道端に寝転ぶホームレスがうらやましくなる。
 中華民国山岳協会ガイド組長の林先生は、小柄でタフ。その健脚が親爺を引っ張る・・・・・。どうにかこうにか夜の台北
駅ターミナルで、美味しい飲茶に巡り合い。オカカも大満足したが、親爺も大満足ながら大バテバテで食欲もやや減退、
でもないか・・・。
 今ホテルの戻りHP更新をしている。たぶん今夜は熟睡だろう。


 ANAのマイレージで、往復Cクラスで無料。    林先生は剱御前小舎にも2回来てくれた。台湾指折りのアルピニスト。
 


11/28
 今日も薄暗く肌寒い朝。居間にはストーブが燃え、床暖も入っているので居間にいる限り寒くはないが、これから一冬
又うんざりするほど寒い日が続くのだろうか・・・。
 クミチャンがジュンチャンと二人でネパールに出発した。サンゲおじさんが出迎えてくれて、ペンバとも合流した様だ。
まあこの二人がついていれば心配はいらぬだろうが、クミチャンにもジュンチャンにも初めてのネパールだろうし、見る
もの聞くこと全てが、二人の日本人には”異質”と感じられるだろう。どうやらソルクンブーに入るようだが、ゆっくりと山を
楽しんで来れば良い。昔は神秘の国で、人生観まで変得てしまうといわれた国なのだが、急速な近代化の波に飲まれず
いぶん様変わりしている様だ。
 親爺とオカカも明日から台湾へとんぼ返り旅行・・・。中華民国山岳協会の林先生のガイドで、ゆっくりと観光をしてくる。
親爺には4度目の台湾。


 クミチャンを客に迎えて嬉しくてたまらぬサンゲ。いい笑顔だ。
 

 相変わらずカトマンズでも飲んでいるな・・・。


11/27
 昨日は午前中いっぱい病院・・・。別段どこも悪くないが、お世話になっている先生の指示で、昨日は首筋の動脈と甲状
腺の超音波検査。幸い異常はなく安心したが、風邪の時季とて混みあっており、半日がつぶれた。
 良い天気で病院からの帰り道も立山が白く輝いて見えた。で、午後になってからドローンで空撮をしようと村はずれに行
って見たが、晴天の土曜日なので立山曼荼羅遊園の駐車場には結構な車、場所を変えちょっと離れた全く車の居ない駐
車場で飛ばした・・・が、ちょっと調子がおかしい。もともと後部左側のモーターのみ何やらアイドリング時の回転が弱かっ
たり、指で弾いてやらぬと廻らなかったりしていて、ネットで同じ症状でモータを取り換えることになったとの記事が有った
ので、予めこのことを予想して、予備モーターを注文しておいたので、もうそろそろそれが届くだろうから、機体を分解して
待機している・・・・・。
 ひどく込み入った配線だが、モーター部分は比較的シンプルだ。+-さえ間違えねばたぶん大丈夫だろう・・・。


 親爺の頭など、所詮この組み立て付録かプラモの世界・・・。電子メカニズムなどは全くの門外漢。ドローンをいじった後
は、いつか作ろうと購入して、まだ手付かずの組み立て式付録大模型を眺めて頭を癒す・・・・・。
     


11/25
 昨日はオカカが夕方帰ってくるまで、作り掛けのプラモのお化粧をしたりして過ごした。おかげで親爺のプラモの原点ともいえる
零戦52型が大凡お化粧を終えた。まだ完成ではなく、機銃や細かいお色直しもしなくてはならないが・・・。


 昨日は少し青空が出たりもしていたが、今朝は朝から雨模様。小雨が降ったり止んだりで、ドローンを飛ばしにも行けぬ。
 ドローンと云えば、親爺の今夢中になっている機体、ハブサンH502Sは、機体そのものは申し分ないのだが、トランスミッター、
つまり操縦器のバッテリーの持ちが悪く、市販の単三アルカリ電池4本では2~3フライトでダウンしてしまう。
 で、何とかこの電源も充電可能な電池に出来ないかといろいろ検索したが、これと云った記事は見いだせない。
 昨今はリポバッテリーが主流で、単三4本6Vの代替えだと、リポでは1セルが3.7Vなので7.4Vが最近の値となる・・・とこの位
の計算しかできぬ親爺で、メカとなるとさっぱりダメだ・・・。
 と、半ばあきらめて、またダウンした操縦器のバッテリーを入れ替えようと電池カバーを開けると、ウン・・これは何だ・・・
赤いコネクターがしっかりと電池スペース右上部に組み込まれているではないか。これはドローン本体動力用のバッテリーの
コネクターのメス側だ。良しママよと、何時ものずぼらであまり考えもせず、そこに件のバッテリーコネクターを差し込み、操縦
器のスイッチを入れて見た。と、ディスプレーには全く問題なくコントローラバッテリー満タンが表示され、機体の電源も入れて
見たが、全く何の異常もなく作動する。シメタ。これだとは思ったが、すぐに電源を切り、直ぐメーカーに問い合わせを入れた。
 まあ、これは問題ないだろう・・・・・???今まだメーカーからの返事は来ないが・・・。
 裏ぶたを外して見ると、こんなメスコネクターがわざわざ取り付けてあるのだから。
    

 オカカがお土産に買ってきてくれた焼き団子、これはシンプルな醤油味で甘くなくて、親父は大好きだ。
    


11/24
 東京では観測史上初めての、11月末の初雪が降ったそうだ。で、元祖雪国の越中立山山麓の山里では、寒くはあれど
まだ雪は降っていない・・・。テレビや、ネットの気象情報を見ると東京に雪を降らせている寒気は内陸から太平洋側にかか
っているらしい。仲間と飛騨高山に居るオカカから今朝電話が入り、高山は真っ白に雪化粧しているという。こっちは全然
降ってないというと、エ~っと驚きながらホッとしている様だった。
 昨夜は久々に独身生活?とは言え全く変わったこともなく、前夜の余りの麻婆豆腐をチンして飯にかけ夕食とし、クミチャン
が送ってくれた親爺の好物の辛いジンジャーエールの原液を、ストーブのお湯で割って2杯飲んで体がポカポカしたところで
夜具に潜り込み寝てしまった・・・。
 寒いが青空が広がる山里だ。


 立山は大日までが見えている。                   来拝山がやや白いが不動山もまだ雪の気配はない。
 

 クミチャンが送ってくれたうどんとジンジャーエールの原液。このジンジャーエールは辛くて、ホットで飲むと寒い冬には一番。
 クミチャンは昨晩の深夜便でカトマンズに向かった。サンゲにガイドしてもらってクンブーエリアをトレッキングするらしい。
        


11/23
 親爺は又最近ドローンが面白くて、天気さえ良ければ飛ばしている。
 今年の誕生日にオカカにプレゼントしてもらったドローンは、トイドローンと云って、重量200g未満の機体なので、何だか
ややこしい規制には触れぬ玩具だ。
 重量は120g(バッテリー込)で、そこそこの画質のカメラを内蔵しており、何よりもGPS機能付きなので頗る安定した飛行
ができる。スロットルレバーをアップすれば高度が上がり、手を離しレバーが中立に戻ればその高度を落とさぬ様、機体が
勝手に高度維持をする。高度を下げるときはスロットルを下げ、所定の高度に至ればまたスロットルから手を放し、中立位
置にレバーを戻せばOK.である。戦後左右もこれに準じ、機体の水平方向も同様である。
 その他に、RTHスイッチがあり、これはリターントゥホームという訳で、自動的に離陸地点に期待が戻って来て着陸すると
いう便利なものだし、フォローミーモードと云って操縦器を持って移動すると、機体がある一定距離を以てついてくるという仕
掛けまであって、いやいやこれが本当に玩具なのかと驚いてしまう。
 今シーズンはもう遅いが、来年は立山のどこかで飛ばして見ようと楽しみにしている。とにかく我が家の狭い庭からでも離
着陸が簡単にできるのだから凄い。
 我が家の庭でドローンを操縦する、青いフリースの親爺が分かるかな・・・・・。


 60数年住んでいる山里もちょっと上空から見るとまた一寸違って見えるから面白い・・・・・。
 


11/22
 昨日は午後から久保税理士事務所に出かけ、親爺には最後になる剱御前小舎の経理書類一式を提出し、決算処理を
お願いしてきた。まあ、個人事業で、さしたる資産もないから廃業の手続きも全て久保税理士にお任せした。
 帰りに久保先生手ずから引退のお祝い品をいただき恐縮したが、親爺の代わりに今度は新しい親爺となる、マー君や
心平を連れて28日に又ここを訪ねる予定。
 目覚め一番で吃驚した福島沖の地震だが、今は幸い大きな被害も報告されておらず、津波の警報が継続していると云
った状況だが、どうかこのまま収まってもらいたい。大自然相手の災害は祈るしかない・・・。
 山里はどんよりと曇っていて、空は鉛色。霜月半ば過ぎだがまだ暖かい。
 気づかぬ間に木々はすっかり葉を落とした。


 山賊庵の巡りはどこもかしこもガスに覆われていて、時々霧雨が降る。雪ではないから未だ良いが・・・。
 


11/20
 本日、剱御前小舎HPから山賊庵便りHPの引っ越したが、別段どこも変わっていない。ただ、トップのページが変わっただ
けで、剱御前小舎HPからの流れを引き継いでいる。
 つまり、剱御前小舎の親爺業は引退したが、親爺は全く変わらぬ親爺で、前・剱御前小舎親爺となっただけであり、生き様
や価値観、信条など何も変わってはいないから、このページは剱御前小舎の業務、営業関係の部分をすべて削除した状態で
親爺の個人的HPとして継続することにしたのだ。
 で、タイトルもいろいろ考えてみたが、途中で面倒くさくなって、山里の我家を親爺の棲み処なので”山賊庵”と称する事とし、
そこから発信する世迷言、言いたい放題のHPなので「山賊庵便り」としたのだ。
 で、親爺の剱御前小舎引退のお祝いとして、堺市にお住いの大先輩、中嶋さんより頂いた気象計を山賊庵の居間に設置し
た本日を以て、剱御前小舎HPから山賊庵便りHPへの引っ越し日とした。
 気象計は、上から温度計、気圧計、湿度計だ。一番目の行く場所に設置した。


 ついでに座敷の掛け軸も、親爺が37年前の初ヒマラヤで求めて来た、タンカ(曼荼羅)に架け替えた。今迄は藻を刈る
翁の軸をかけ「もをかる」=「儲かる」のゲン担ぎだったが、剱御前小舎を引退し、立山を仕舞った親爺にはあまり縁のない
軸となってしまったので、これからは山水や、曼荼羅などなど好みの軸をかけて楽しもう。


11/19
 長野行きで2日間、数時間ずつを運転しただけだが、それが疲れとなって出たのか、或いは気候の変わり目で暖かかっ
たり寒かったりする所為か、帰宅した翌日は体がすっきりしなかった・・・情けない話だが・・・。
 が、晴天に恵まれた昨日は体調もすっかり戻り、肺炎で入院している伯父を見舞いに行った。叔父は亡き母の兄で89歳
になる。ずっと教職にあった伯父だが、旧家日光坊の三男坊として厳しくしつけられ育ったことで、晩年は立山博物館の求め
に応じ、「宿坊の生活」などを紹介する、語部としても活動を続けていた。思ったより症状も悪くなさそうで一安心したが、すっ
かり小さくなって萎んでしまった伯父の顔を見ていたら涙腺が緩んで来た。眠っているし、早々に引き上げた。
 帰宅して昼食をとり、一服していたがあまりにも良い天気である。で、ドローンを持ち出し村はずれの遙望館(立博映像館)
前の広場に行ってこれを飛ばした。
 風はやや強いが青空の下HubsanH502Sは、GPS機能のおかげで安定した飛行ぶりだ。


 高度を120m以上上げた。親爺の近眼では機体を見失ってしまうが、手元操縦器に送られてくる映像で、おおよその位置がわかる。この機体は150m
まで上げても大丈夫との事・・・。これでトイドローンだと言うのだから驚く。因みに高度も操縦器のディスプレーに表示される。
 かつて、ヘリでしか見る事の出来なかったアングルからの一枚。画質は超小型搭載カメラ故、まあこの程度だが・・・。


 機体を、操縦器の画面で見ながらの操縦、撮影。我が芦峅寺集落を高度120mから俯瞰する。
このドローン、機体を見失ってもGPS機能で、離陸地点に自動的に戻るRTH(リターントゥホーム)スイッチがあり、実に安心して飛ばせる。


11/17
 昨日、一昨日の長距離ドライブの疲れが少し出て、今朝は何となく体がだるい。上山田温泉で、慣れぬ長風呂をしすぎて
却って草臥れたのやも知れぬ。
 オカカは元気で、さっさと今日の買い物に出かけ親爺は留守番。
 遠出で、二日ばかりさぼった自転車トレーニングでもして、少し体を動かそう。その方がかえって疲れが取れるだろう。
 集中力の欠如で、大好きなプラモさえモタモタと完成が遅れている。が、まあ丁寧に作っているからという事にしておこう。
 搭乗員の細かい塗装がまだ終わらぬし、ピトー管や機銃もまだついていない・・・


11/16
 今朝は上山田温泉のなじみのお宿、「たかの」で目覚めた。昨日、松本空港に事務所を持つ東邦航空に挨拶に行った
ついでに、上田まで足を延ばし、今人気の大河ドラマ「真田丸」の特設展示館を見た後での投宿だった。
 特設展示は入館料600円、比較的安いなと思ったが、まあ料金に似合った展示内容で、古の見世物「おおいたち」程度。
午後3時近くになって行ったのだが、結構な人混みで大方は団体さんのようだった。
 「たかの」は10年ほど前に初めて泊まったのだが、お湯が柔らかく、部屋についているかけ流し風呂はいつでも入れるし
料理がすこぶる良い。奇をてらわず、一品一品はオーソドックスなものなのだが、実に丁寧に作られ、美味い。で、幾度も
ここでお世話になっているのだが、今回もゆっくりと寛がせていただいた。
 秋深い信州、上山田から長野を経て白馬に抜け、大糸線経由で帰ってきた。良いドライブ旅行だったが、少し疲れた。


 美味い料理に良いお湯。すっかり寛いだ。


11/14
 以前剱御前小舎のスタッフだったユキは、今室堂の管理センターに勤務していて、警備隊やコカの連中の食事などの
世話に当たっている。
 時間があれば剱御前小舎へも顔出しして手伝ったりしてくれていて、小屋のスタッフとも仲が良い。
 小屋閉めし、なかなか立山の写真が入手できぬ親爺だったが、ひょっこり親爺宅を訪ねて、故郷和歌山の美味しい蜜柑
をくれたり、今度はラインで写真を送ってくれた。
 ユキが雪景色の立山の写真を送ってくれるなど、妙な語呂合わせで親爺一人喜んでいるが、みくりに映った雄山が奇麗
だ。剱御前小舎親爺は引退だが、引退しても若い連中が次々と親爺を訪ねてきてくれるのが嬉しい。
 心平や正博はこれから本格的に始める山小屋商売の事を聞きに来るし、HPを見たと遠くから親爺を訪ねて下さるお客
様もいる。昨夜は石川県のミナミさんが、天然の自然薯を持って来て下さった・・・。
 いやいや有難いことだ。皆さん本当にありがとう・・・。
 立山の雪景色、身近ではあるが一寸遠くなったかな。


11/12
 今日は朝から非常に良い天気だが、立山には少しガスがかかり見えたり隠れたり。
 昨日の午後、ふらりとドローンを飛ばしに出た。立山曼荼羅遊園の駐車場がガラガラなので、いい飛行場・・・。
 一連の、ジャイロキャリブレーションやらGPSを期待と送信機が感知するのを待ち、離陸。
 調整は面倒なGPSだが、そのおかげですこぶる安定して飛行させられる。


 結構風が強く吹いていたのだが、機体はしっかりぶれずに飛ぶ。驚いた。


 で、これが機体搭載のカメラで上空から撮影した親爺とオカカと愛車プリウス・・・・・。ビデオのキャプチャー画像だ。


11/11
 今日はドローンを飛行させて少し写真でも撮ろうかと考えていたが、あいにくの雨。この分では今日は無理だろう。
 GPS機能が付いたドローンは随分とフライトが楽だ。万一操縦不能になってもATH(オートリターントゥホーム)スイッチ
と云うのがあって、これであらかじめ設定しておいた発進ポイントまで自動的に戻るのだとか。まだ試してはいないので
如何かわからぬが、まあ便利で安定した飛行ではある。
 だが、飛行前の一連の設定があり、これも面倒だが、機体と操縦器が両方6つ以上の衛星電波を感知せねば飛行
出来ず、その感知までに結構時間がかかるのだ・・・カップヌードル並みに3分はかかる・・・。
 我が家の狭小な猫額庭でも、天気が良ければ7~8つの衛星電波が感知できるが、雲が多かったりすると精々4つ
止まりで、親爺をイラつかせる・・・。もっと広い処へ行けば多分大丈夫だろうからと、今日は近くの広場へ出てトライして
見るつもりだったのだが・・・。
 昨日の午前中なら良かったのだろうが、他用で時間がなかった。


 親爺の零戦、未だ仮組だが風防がつくとグッとそれらしくなる・・・・・。どうにも組み立て速度が上がらない。
    


11/10
 アメリカ大統領があのトランプに決まって、世界が驚いた。親爺も日本の山奥の片隅で驚いた・・・。
 率直に言えば、”いや~こりゃあエライのが親方になっちゃった・・・”である。これからこの親方がどんな気まぐれで世界
をかき回すのか、先ず心配が先行する。
 まあ、親爺の生活に影響が出るかどうかは良くわからぬが、アメリカがくしゃみをすれば日本は風邪をひくと云われる位
だから、少なくとも日本の親方たちは面食らって居るだろう。
 アメリカの国民が選択したのは大きな変化か?開拓者精神に代表されるお国柄、新たな冒険を求めたのだろうか?
 トランプ新大統領その人もだが、周辺を固める人々こそが肝要。どうかこの胡散臭い閣下を上手くコントロールして欲し
いものだ。トランプを上手く操るマジシャンがその適任なのだが・・・。無念の涙をのんだクリントン女史が痛ましい。
 隣家の銀杏がようやく色付いた。


11/9
 すわ初雪かと写真を撮ったが、これは霙のようで初雪と云えるかどうか怪しい。
 それでも寒くはなっていて、とても外には出る気にならぬのは親爺ばかりではなくて、オカカも今日の外出は取りやめで、
まあ似たもの夫婦と云おうか、二人でお籠りを決め込んでいる。
 テレビは朝からアメリカの大統領選挙の報道一色。親爺なども戦後の教育を受けて育っているので、アメリカという国に
は随分親しみがある。それは世界一の大国だから、傲慢不遜なところもあるが、どこか大らかで人の好さを感じさせるお
国柄・・・まあ、いろんなご意見はあろうが、云いにつけ悪いにつけアメリカである。
 良くはわからぬが、トランプと云う少々インチキ臭い野郎よりは、アメリカ初の女性大統領クリントンに勝って欲しい気が
する。
 いやいや寒い日だ。


11/8
 立冬を過ぎたが山里は未だ秋の色に染まっていないようだ。今シーズンは9月の長雨で、立山の紅葉もちょっと物足り
ぬものだった。有峰もこの秋は2度行ったが何やら紅葉は時季を外したかと思うほどさえなかった。山里もそうで、もうこ
の時期にはきれいな秋色に染まっているはずの不動山も、周囲の山々も味気ない・・・・・いや、漸く隣家の銀杏が色づい
てきたばかりだから、例年より紅葉が遅れているだけなのだろうか。
 そんな中でも確実に寒くはなってきて、親爺など石油ストーブの前が恋しくてたまらない・・・で、ただ座っているばかりで
は芸がないから、酸味の強い紅玉の芯を抜き、そこへ砂糖とシナモンとを詰め、バターで栓をして、アルミホイルに二重
に包んで、ストーブの上へ載せ、1時間もすると何とも美味い焼きリンゴが出来上がっている・・・。まあ、こんなことばかり
してるからますます目方ばかりが増えるのかも。な~にこれも越冬準備だ・・・。


 誕生日にオカカからもらったドローン。開封し組み立て、いじっている。GPS機能付きで、そのセッティングが結構面倒
だが、難しければそれ故に一層面白くもなる。昨今なじみの無くなった英文の取説と首っ引きで楽しんでいるが、何分頭
が少しずついかれて来ているので、若いころのようには行かぬ。が、若い頃より時間はたっぷりあるので、いかれた処は
時間でカバーしてじっくり楽しんでいる。


11/6
 昨日タケちゃんが晴天につられ、剱御前小舎まで偵察に行ってくれた。小屋閉めからまだ2週間余り、小屋は周りに雪
が吹き溜まり凍てついていたが、全く異常なく建っていたそうで、親爺もほっとした。
 来春マー君が小屋開けし、営業に入るまで、剱御前小舎も見納めだ。親爺の剱御前小舎としては恐らくこの写真が最後
となるだろう。
 昨日の剱御前小舎だ。


 今日は天気が悪いから、親爺は思いついてシシャモ(カラフトシシャモ=カンペリ)のスモークを作ってみた。
 一番簡単なネックんで十分。過日燻製液につけたシシャモの燻製が売られているという話を聞いたからだ・・・。
 この程度の燻製なら炙るほどの手間でできる。しかもおいしい。
 


11/5
 昨夜は親爺の誕生日と、剱御前小舎引退の慰労会を兼ね、長女夫婦が親爺たちを食事に招待してくれた。
 親爺のリクエストで、うなぎ屋での会食となったが、いやいや何時にも増して美味いうなぎであった。
 オカカからは、GPS機能付きのドローンをもらい、娘たちからはアマゾンのクーポンを3万円分もらい、何とも、「盆と正月
が一緒に来た」と云う、今では余り流行らぬ言い回しがピッタリの日となった。
 今日は早速ドローンのGPSセッティングに挑戦の予定だし、アマゾンではプラモも、本も、美味いものも当分楽しめる。
 いやいや、実にありがたい事である。感謝感謝。
 黄金伝説のある鍬崎が、すっきり見えている。


 なぜかアムステルダムから送られてきた、中国製のドローン。 娘たちがくれたAMAZONのクーポン。親爺大喜び。
 


11/4
 今日は良い天気で、山里から雪化粧した立山が見えている。
 山里の秋も徐々に深まって、それこそ「目にはさやかに見えねども」、雪化粧の立山を背後に改めて目を凝らせば、秋
の色がそこここに見え始めていることに驚く。
 親爺は午前中にかかりつけの病院に、1か月分の薬をもらいにゆき、定期的な血液検査等も受けて来た。
 長年の喫煙による、肺疾患は自業自得。悔い改めて禁煙して早6年、これ以上肺の機能を落とさぬよう、豆に通院し、
専門医の指導を受けている。一病息災。これからの子供に戻って楽しく過ごせる日々を、寝たきりや、ボケにならず、喜々
として過ごせるよう、精進せねばならぬ。その上で日々を楽しく過ごしたいからだ。
 窓外に雪化粧した大日が良く見えている。


11/3
 今朝は薄暗く寒い朝だが、文化の日だ。
 我が家ではもちろんもう暖房が欠かせず、ストーブを炊いていても朝方の室温はまだ12℃たらず・・・。
 床暖と併用しても真冬だと18℃位。今のところ外気温も高いので未だ床暖は使わぬが・・・。
 我が家のストーブは調理ストーブも兼務。常時お湯を沸かしているし、鍋の煮込み料理もコトコト煮こみ、アルミホイル
を敷いて、餅や芋等も焼く。貴重な熱エネルギーをしっかり有効利用している。


 キャノピーのマスキングが終わり、機体に仮組。         左右主脚を取り付け、尾輪も取り付け終えた。
 

         地上に降り立った零戦・・・キャノピーがつけばグッと格好良くなるはずだ・・・。
      


11/2
 今朝はかかりつけの眼科医へ。近視で、高眼圧症があり、緑内障の危険があるのでここ十余年、半年に一度の視野
検査や、二月に一度程の眼圧測定を受けているが、幸い今のところ大きな障害はなく、点眼薬治療のみで済んでいる。
 が、今度は白内障を発症・・・。ガックリ来たが、白内障は60を過ぎると70パーセントの発症率で、珍しくないとの事。
 しかし、眼球のレンズ体がそのせいで厚くなり、近視の度が進むことも多いらしく、親爺もその通りの症状があった。
 で、今日は検眼を受け、処方箋をもらって速メガネ屋へ直行、眼鏡を注文してきた。
 親爺は筋金入りの近視ではあるが、ここ30年余り度が進むこともなく来たのに、60を過ぎた今になって一気に度が
進んで驚いた。まあ、それが白内障の所為だと先生に説明されて、合点がいった。
 年を取るという事はこういう事なのだろう・・・・・。


 干し柿が上手く行くかどうか、過去3回は失敗だったが・・・。     親爺のプラモもなかなか進まない。
 

         11月のカレンダーは97式重爆撃機。これは戦前の三菱の機体だった。
      


11/1
 今日から11月だ。
 昨日は良い天気だったが、今日は朝から天気が悪く薄暗い日だ。
 村内に住む83歳になる叔母が里芋をたくさん収穫して、我が家にもおすそ分けという訳で、オカカがもらってきたが
先ず、泥を落とし洗い、切り分け、皮をむいて・・・・・と、口に入れるまでの作業が大変だ。
 それでもオカカはがんばって、今朝は昨日買ってきた渋柿の皮をむき吊るし、干し柿を仕込んだし、芋の皮もきれ
いにむいて、下処理を終えてとずいぶん奮闘した。もちろん親爺はこんな時全く役に立たない・・・。
 阿曽原小屋から降りてきたトモチャンが、お土産をもって我が家に立ち寄ってくれた。親爺とオカカに、2時間余りも
相手をしてくれたトモちゃんは、実にやさしい良い娘だ。
 ストーブには里芋の煮っ転がし・・・。立山は雪が積もったと云う霜月朔日である。


 昨日の飛騨時もこんな紅葉に燃えていた。


10/31
 昨日、剱御前小舎の次期経営者にマー君が決まった。親爺もこれでようやく、肩の荷を下ろし、ほっとした。
 マー君は昨日さっそく親爺宅を訪れ、種々の引継ぎを確認し、オカカも交えワイワイ馬鹿話に花を咲かせていった。
 マー君は親爺の長女と同級生だから、それこそ赤ん坊の時代からよく知っている。数年前に剱御前小舎の小屋開
けに入ってもらった時まで、親爺のことを「アーちゃんお父さん」と呼んでいたのだが、流石にその後はスタッフ同様に
呼び名を改めた・・・。
 今はひげを生やし颯爽とした若者ぶりだが、マー君はマー君。親爺の中ではまだまだ子供のイメージが拭えない。
 でもマー君の仕事ぶりは良く知っているし、立山の次世代を支えてゆく、芦峅寺の若者であることは言を待たない。
 親爺はとにかくうれしく、ほっとした。一番良い男が剱御前小舎を引き継いでくれる。
 で、早速今日はオカカと一緒に有峰に出かけ、一寸時機を逸したがそれなりの紅葉を見て来た。
 心が軽いとより一層清々しい。オカカと飛越トンネルを超え5時間のドライブだったが、親爺は元気、現金なものだ。


 親爺も今日はこんな気分だ。


 木の葉隠れの術を駆使して、ヤエンコの群れがいくつ道端で遊んでいた・・・おい、見えてるぞ。
 

 のんびりと逃げる気配もないのもいる・・・。自分を見ている気分。親爺のプラモも大分できた・・・。
 


10/28
 昨日このページで剱御前小舎親爺引退を書いたら、スーッと不思議なほど気が楽になった。
 又たくさんのお客様や、知り合いの方々からメールや電話をいただき、ありがたい言葉をたくさん頂戴した。
 で、親爺は、まだ少しは惜しまれる今の引退決定が正しかったと再確認した次第。
 とにかく、皆さんに感謝、感謝、感謝である。
 オカカが第3作目の刺繍を仕上げた。約半年掛かりで、肩こり、老眼をものともせず仕上げたのがこれだ。 
 壁掛け用の額は注文したが、釣り下げ用のワイヤーを注文し忘れ、まだ壁にはかかっていない。


 どうも刺繍などと比較されると、その社会的地位はまだ低いプラモデルだが、親爺はこれが大好きである。刺繍も細かい
が、どうですこのコクピットの作りこみ・・・。だ~れも褒めてくれぬから親爺自身でその細かさに唸っている・・・。
 

 主翼、水平尾翼、垂直尾翼も取り付けて、機首部分を取り付ければ、どうだ、見慣れた零戦の姿が・・・。
 


10/27
 今日はこのHPで、引退宣言をしたが、これは2年ほど前から考えていたことだ。
 剱御前小舎は昭和5年に、芦峅寺の村共有財産として建てられた山小屋であり、その経営権は村人の競争入札によ
り、5年ごとの更新されてきて、我が家の爺様が昭和30年代に5年間、その後また昭和53年から経営権をえて、親爺
が経営を任され、以来39年間その経営に携わって来た。39年間と云う5で割り切れぬ数字になっているのは、昭和56
年の火災で剱御前小舎が全焼し、爺様が翌年小屋を再建してそこから又5年ごとの契約更改を重ねて来たからである。
 で、今年がちょうど契約更改に当たっており、これを機に引退を決意した次第。
 間もなく、剱御前小舎の次期経営者を決める競争入札が行われる予定だが、是非、若く元気な人に出て来て欲しいも
のだ。親爺もできる限りの応援をしたいと思っている。
 さて、親爺はと云えば、これからもオカカと二人山里暮らし、相変わらずのずぼら生活を続ける予定で、今迄よりさらに
暇になるので、あちこち旅に出たり、プラモも作ったり、本も読んだりと、とにかく今まで以上の気ままな生活を送るつもり。
 皆さんもどうぞ遊びに来ていただきたい。
 剱御前小舎のこれからについては、このページでまたお知らせしてゆこう。
 剱御前小舎を引退しても、このHPはタイトルを変えて続けてゆくつもりなので、どうぞお見捨てなきよう・・・・・・。
 早速取り掛かったプラモだが、まだ本調子ではないな。でも面白い。何か昭和30年代の子供時代に戻った気分・・・。


 


10/23
 毎年のことながら、小屋を閉めて打ち上げが終わって、みんなそれぞれに帰って行った。寂しい気もするし,ほっとし
た気もする・
 今日はヒデだけが戻ってきて、小屋の残務整理。明日は山荘組合へ書類などを提出に行く。心平前支配人が同行し
いろいろ教えてくれる予定。
 親爺とオカカはと云えばサンゲを富山へ送り、午後からはヨータローが久々に遊びに来る予定だ。
 なかなか芸達者な小屋スタッフたち・・・・・。


 こちらこそ、皆にありがとうだよ・・・・・。


       さてこれからは、親爺とオカカの山里での日々がスタートする。今日の山里は曇り空だ。
      


10/21
 小屋閉めを終えたスタッフ全員が昨日降りてきた。
 夕刻から打ち上げで、立山町役場近くの寿司屋さんに全員集合。
 親爺とオカカは、ヒデと心平とサンゲを載せて、会場へ向かったが、寿司屋についてみればもう皆着いており、早速
乾杯から宴が始まった・・・・・。ワイワイガヤガヤ、相変わらず皆元気。
 聞くところによれば、心平、サンゲ、森さんを除いた6人は、打ち上げがはねた後岐阜県の天生峠登山口まで足を
延ばし、車中泊で、早朝から低山徘徊を楽しむのだそうで、いやはや元気なことである・・・。
 山登りに出かける人もいるからと、8時過ぎにはお開き、そこで思いがけず親爺とオカカにスタッフ一同から、宿泊ク
ーポンのサプライズプレゼントがあり、親爺もオカカも驚きながらも嬉しくて嬉しくて、心暖かくなった。
 帰り際の記念撮影。寿司屋の大将がうまく撮ってくれた。娘の年代のクミチャンに腕を組んでもらって親爺はご機嫌。
 みんな、有難う!!


 


 
 皆からいただいた、親爺とオカカへのプレゼント。高価な宿泊クーポンが入っていて親爺もオカカも大喜び。有難う。



10/19
 今朝、最後のお二人のお客様を見送り、スタッフ一同小屋の整理整頓、雪囲いなど小屋閉めの最終作業に入った。
 幸いの天気で、外でティータイムを過ごせるし、作業もどんどん進む。
 6月末の入山から一度も下山しなかったヒデ支配人も、流石に今日はホッとしているだろう。


 体調不良の心平前支配人も、1週間程度の高所生活は大丈夫。森さんと一緒に応援に駆けつけてくれた。


 小屋閉め間際の、今日の剱御前小舎。営業は昨日で終了。


 昨夕の雷鳥の群れ。冬色に変わりつつある。





10/18
 いよいよ剱御前小舎の営業も今日だけとなった。
 今朝、ヒデ支配人からの連絡では、穏やかな朝で気温も3℃あるそうだ。
 ガスが切れると大日が見えて、その上空に月が見えたそうだ。この時期ならではの景色だろう。そのうちまたガスが
かかり、今度はくっきりと虹が出た・・・。
 何とも幻想的な風景の今朝だったようだ。




10/17
 剱御前小舎の営業も今日、明日の二日のみ。今シーズンも小屋閉め間近となった。
 今日は小雨がぱらつき、気温は2~3℃と云った処で、外回りの仕事は最小限にし、小屋内部の片づけと清掃をメイン
に作業が続いている。
 幸い明日、明後日、明々後日と晴れが続きそうなので、今年の小屋閉めもスムースに行くだろう。
 スタッフ全員下山は20日。午前中にはみんな山里に降りてくる。
 昔なら親爺もみんなと一緒に小屋を閉め下山してきたのだが・・・。
 昨日はよく晴れ、剱御前小舎の外でお茶をする。


 小屋の外回りの仕事もずいぶん捗った。
 

 親爺のプラモも少し捗ったが、タミヤ1/48スケールの零戦52型のキットは極めて精密で、部品精度も高い。
 

         部品一つ一つが実に精密で、組み立てもストレスなくきっちり収まる。
      


10/16
 今日はみんなラインで沢山親爺に写真を送ってくる。いい天気で、小屋閉め間際だから、森さんや心平も応援に駆けつ
けてくれている。
 いやいや、親爺が自力入山できない今、ありがたい事だ。
 昨夜は24名様と云う宿泊客で、この時期では大入りの状態。真っ赤な夕景に皆さん大喜びしていただけた。
 今朝の気温は2℃、何時もより暖かい。皆さん各々の目的地に向け出発して行った。
 立山は今日も快晴だ。



10/15
 今シーズン最後の週末の今日、は快晴に恵まれた。
 剱も大日も、後立の峰々も雄山もすっきり見えている。気温はやや低めで日陰の思わぬところが凍っている事が多い
が、山歩きには気持の良い日だ。
 ここ1週間ほど、晴れに恵まれているので、剱御前小舎にお泊りのお客さんも、この時期としては結構多く、10人以下
という日はない・・・と云ってもここ4,5日の事ではある・・・。
 天気が良いので、険しい剱さえ穏やかに見える。


 雄山も聳え、みくりにその影を映す。                剱御前小舎へ続く雷鳥沢の登山道もくっきり・・・。
 


10/14
 ずいぶん寒くなった。親爺がまだ若いころ、剱御前小舎の小屋閉めは11月の4日頃に決まっていて、今よりも2週間ほど
遅かったものだが、年によっては雪が早く、小屋閉め直前に、雷鳥坂で登山客が雪崩に飲まれ亡くなるという事故が起きた
こともあるし、10月8日の大雪で、大量遭難が発生した事もあった・・・。
 雪が降って危険になるのは登山客ばかりではない。スタッフも山のベテランばかりとは行かぬ。それやこれやで長い年月
の間に、10月終わりには小屋を閉めようという事になって、現在に至っている。
 今年もあと5日間、もう一度くらい雪に降られるだろうが、今シーズンは皆かなりのベテランぞろい・・・・・1名心配なのもい
るが、まあ皆がついているから心配はあるまい。
 小屋閉め作業は順調にはかどっている。


 クミチャンとサンゲオジサンは結構いいコンビ。         今シーズン最後の癖が飛んだ。
 


10/13
 小屋閉めが近づいてきた。今日を入れても一週間を切った。
 昨日は例年よりずいぶん遅く、立山に初雪が来て、今朝の気温はマイナス5℃。小屋の外には雪が白くまだらに残る。
 雪が降ると、小屋閉めの作業も手が早くなる。うかうかしていられぬという焦りかもしれぬが、早く仕事を終えて、早く下界
に帰りたいという想いも一番強まるころでもある・・・。
 今シーズン最後の空輸作業が終わり、小屋閉めも最終段階になって、お客様もさほど多くはいらっしゃらない。
 今朝、の剱岳だ。


       昨日の降り始め・・・・・。
     

 白いものが落ち始めて、サンゲオジサンが先ずはしゃぎ始めた・・・・・。でも、さすがに寒そうだ。
 


10/12
 立山はいよいよ冬の気配が漂い始めた。今朝も晴れた良い天気だが、気温はマイナス3℃で、当然いたるところ凍って
いる。陽射しで、氷はすぐ解けるし、気温も上がるが、日陰に氷があって、うっかりするとスリップすることもあるので、十分
お気をつけて行動していただきたい。
 今、剱御前小舎は一軒小屋状態で、剱岳に登るお客様も約50パーセントいらっしゃる。さすがにこの時期の剱を目指そ
うと云う方々だから、滅多なことはないと思うが、剱御前小舎で十分情報を仕入れて行っていただきたい。
 昨日も、今日の晴天を約束するかのような夕景で、お客様は大喜び。寒さも忘れ外に飛び出した。


 日が沈み、残照の下に富山平野の夜景が広がり、富山湾まではっきり見えた。


10/11
 昨日の朝早く剣山荘の連中が下山してゆき、それを追いかけるように昼ころには剱沢小屋の連中が下山していった。
 さて、毎年のこととはいえ、殿はいつも剱御前小舎である。
 寂しくなった。そこへもってきてお手伝いに上がっていた賑やかなヒーチャンも昨日下山し、今小屋にいるのはスタッフ
4名と、居候のサンゲオジサンの5人だけ・・・。
 何とも言えぬ秋の憂いをたたえた今朝の剱岳、こんな景色を見ていると寂しさも一入だ。


 殿を務める我が剱御前軍団、タケちゃんとヒーチャンが出発する前の記念撮影。サンゲオジサンかっこいい!!!


 親爺は大和を仕上げて、宗谷の上に飾ってみた。        で、昨日からは又零戦52型1/48に着手。風邪気味で手が進まない・・・。
 


10/10
 ヤマテンの予報が、時間こそやや遅れたものの当たり、立山一帯は午後遅くなって室堂から上部が晴れた。
 今日もやや雲がちながらきれいに晴れており、この好天は明日以降も続きそうだ。
 寒くなった。漸く大陸の冬の気を含んだ高気圧が太平洋高気圧に勝利したのだろうか。剱御前小舎も昨夜は水道パイ
プの水が凍りスタッフを慌てさせた。
 早々昨夜はずいぶん多くのお客様にお泊りいただいた。100名様足らずだが、この時期としては実に久々の事だ。
 この時期にここまで登ろうというお客様は、大概はベテランだ。だから気象情報も個々に取っており、装備もほぼ万全な
方々ばかり。今日の晴れも予想しており、昨日の悪天をものともせず登ってきたようだ。
 で、昨夜から天気が回復に向かったものだから、素晴らしい夕景もご覧になれたし、今日も晴天の下立山をお楽しみい
ただけるだろう・・・。日陰の氷や、天候の急変に十分気を付けて・・・・・いや、親爺もうこんなことは言うまい、皆さんの方
が良くご存じだ。
 早朝に顔を出した剱。皆さん大喜びだった。


 昨日の夕景もきれいだった。


 

       

       


10/9
 剱御前小舎の営業もとうとう後10日となった。
 剣山荘は今日で小屋閉め、剱沢小屋もおそらく今日小屋を閉めるだろう。早月小屋も昨日で営業を終えたと聞くし、
内蔵助山荘ももう閉めている・・・。
 剱御前小舎はこの周辺では最後に小屋を閉めるのだが、皆が山を仕舞い、山里に降りてゆくのを見送るのは寂しい
ものだ。
 親爺が満25歳の時、初めてこの剱御前小舎の経営を亡き爺様(父)から任せられ、満39年目、つまり親爺には39回
目の小屋閉めが間もなくである。
 一口に39年と云っても、25歳の若い衆がその年月の間に64歳の爺様という訳だから、これは随分長い年月なのだと
今更のように感心している。まあ、何はともあれ色々なことがあって、平たんな道では決したなかったが、何とかここまで
足を止めることなく歩んで来られた。歴代スタッフや、友人家族に支えられてこその歩みだった。
 そんな思いで今シーズンも間もなく立山を仕舞う・・・・・。


10/8
 昨日は秋晴れの良い天気で、空輸作業がスムースに行われた。昨日の晴天はこの秋一番の気持ち良い晴れだった。
 が、今日は又曇天のぐずついた空に逆戻り、前線が日本海を通過とかで、風も強く15m/s程吹いている。それでも、明日
には天気はいくらか回復し、青空ものぞくようになるとの予報も出ている。
 山はかなり寒くなった。この連休に立山にお越しのお客様は、防寒装備お忘れなく。
 昨日の夕景。


 山はかなり寒くなって、サンゲオジサンとヒーチャンオバサンの2ショットも寒そうだ・・・。
 


10/6
 実に天候不順のこの秋だ。9月の悪天候が今まで継続している様だ。で、この台風18号・・・。
 台風が日本海に入り、立山一帯も暴風域に入ることが予想されていたので、小屋も朔日から厳重警戒態勢に入っていた
がお客様も3名いらしており、少なくとも夕刻までは良い天気だった立山だ。
 夕刻16:00頃から風が強まり、落日のころはもう25m/s以上の風が吹いていた。そしてその落日がまた怪しいまでにきれ
いで、その美しさがこれから来る台風を一層不気味に感じさせた。
 落日後、風は勢いを増し、最大35m/s以上も吹いていただろうか。ドーンと音を立てて小屋に突風がぶつかり、小屋が揺
れる。風にはずいぶん慣れているスタッフもちょっと心細くなるほどだから、お泊りのお客様も心細い思いをされたことだろう。
 が、22時~23時をピークに風は徐々に収まった。
 台風は21:00には熱低に変わり、立山から遠ざかって行ったらしい。とは言え強い風は残り、朝まで20m/s位吹いていたが、
ごつい防風石垣により、南西からの風を防いでいる剱御前小舎には被害は出なかった。
 9:00過ぎの現在もまだ、10m/s程度の風は吹いているが、これはほぼ何時もの事、これから天気は回復に向かう。
 昨夕の剱御前小舎食堂から見た夕景・・・。怪しげな人影は?久実ちゃんかぁ・・・。


 昨夕の剱岳。


10/5
 台風は今夕から明日未明にかけて最接近するとの予報で、剱御前小舎も厳重警戒態勢をとっているが、今はまだ、青空
も出ていて、風も5m/s程で穏やか日となっている。
 ここ3日ほどはお客様も殆どおらず、延べ6人様・・・。今日はいよいよゼロかもしれない。
 登山者の姿もほぼ無し。剱御前小舎のみならずここより奥の小屋もまずお客様はまばらだろう・・・・・。


 

 今朝の剱もこんなに穏やかな顔をしている。


10/4
 このところ身の回りがやや忙しく、バタバタしていた。
 で、このページも更新が出来なかったのだが、これは言い訳・・・。
 立山は相変わらず、スカッとした秋晴れの日が来ない。来るのは台風とキャンセルばかり。
 それでも山小屋商売など、まあこんなもんだ、と慣れっこにはなっているのであまり深くは考えない。
 写真は今朝の剱岳。剱御前小舎は高曇り、気温5℃、風5m/s。これから少し風が出てくるかもしれない。台風18号
が最接近するのは6日未明頃。6日は曇りで、幸いその後の7日、8日辺りは晴れマークが出ている。


 秋の剱御前小舎と、雄山。


10/2
 10月に入っても天気はあまり回復せず、秋雨前線がまだ南下しきれない。そこへもってきてまた台風とやら・・・何とも
山小屋殺しのこの秋である・・・。
 室堂周辺の山小屋(あるいは旅館)はまだ、11月末まで営業するのだが、奥地の小屋はこの月で次々と小屋を閉め
内蔵助山荘が今日まで、剣山荘は8日まで、剱沢小屋も未確認ながらそのころまでで、我が剱御前小舎が18日である。
 だから10月に入ればあっと言う間の小屋閉めで、この辺りは寂しくなる一方だ・・・・・。
 山里は9:30を回って、青空も広がり始め陽も射してきたが、立山も漸く青空が見え始め雨も上がったようだ。
 と、言っているところへヒデ支配人からの写真。
 見事に青空が広がった剱御前小舎からの眺めだ。 


 これはいい天気になってきたものだ。


 親爺の大和も組み立てはほぼ完成。あとは細かいお化粧や、零式水偵、零式観測機の搭載・・・・・。




    


9/30
 9月最終日。今日はきれいに晴れた。
 昨日は夕焼けが出たあたりから冷え込んで、今朝初氷が張った。例年より10日ほど遅い初氷だが、こうなると次は
いよいよ初雪だ・・・。
 10月の営業は剱御前小舎が18日までだが、子の剱岳エリアでは一番遅く、ほかの小屋は10日過ぎに下山となる。
 立山は未だしばし紅葉が見られるが、間もなく冬へと移ろう。
 昨夕はわずかながら夕焼けが見えた。

 
 今朝は剱御前小舎から初氷の便りが届き、親爺の大和もだいぶ格好がついてきた・・・。
 


9/29
 9月もいよいよ今日明日を余すばかり。明後日には10月である。
 10月と云えば小屋閉めの月、今シーズン最後の月となる。
 剱御前小舎の営業期間は4月25日から5月31日および7月1日から10月18日の147日間で、これはほぼ5か月
足らずと云う事になる。
 が、立山エリアでは、バスターミナルのある室堂周辺の小屋(あるいは旅館)でも8か月足らずの営業期間であり、
それより奥の山小屋では概ね3か月余と云うのがポピュラーなのだ。各山小屋それぞれに営業期間は微妙に異なるが、
積雪期営業をしている数少ない山小屋の一つである剱御前小舎なのだ。
 それやこれやで気付けば39年、剱御前小舎親爺も還暦をとうに過ぎている・・・。
 今朝の剱御前小舎から見た御前山。視界は200m、気温は8℃、風3m/s、そして天気は又雨・・・・・。

 
 中央甲板部に、前部艦橋、煙突、後部艦橋を仮組してみた。いよいよ戦艦らしくなって来たが、これか後甲板に砲塔やら
カタパルトやら、細々と組み立ててゆかねばならない。  
      


9/28
 今朝は雨で、気温が8℃、視界は30mほど、風は約5m/sと云ったところ。ヒデ支配人曰く、”この9月は雨、雨、雨で
出るのはため息ばかり・・・。”
 でも、皆一生懸命でよくやってくれている。今シーズンも剱御前小舎は、良いスタッフに恵まれた。
 数少ない9月の晴れた日、剱が真っ青な空に聳えていた。


 親爺の大和は前部艦橋が組み立て終わって、船体に仮付け・・・戦艦の艦橋は実に複雑だ・・・・・。
     


9/27
 今日はすっきりと晴れ上がった。青空の下で迎える久々の朝だ。
 気温は5℃程。今の時期としては決して寒くはない。いつもなら初氷どころか初雪が来てもおかしくない時期なのだ。
 今はやりの言葉でいうなら、キロクテキナ天候不順の9月だったが、今朝、青空の下で朝日に映える剱は清々しい。


 親爺の大和も、艦橋を組み立てて仮付けしてみたら、いやいや、これはしっかり大和になって来た・・・。
 


9/26
 昨日はばたばたしていてHPの更新が出来なかった。
 今日も午前中に所用があり、外出。で、午後1時を過ぎた今PCにとりついた。
 剱御前小舎は今日も小雨。視界は聞くが小雨がぱらぱらと云った天気は今も続いている。
 紅葉は今が真っ盛り。
  御前山から見る、室堂乗越の立山川側の斜面の紅葉がきれいだ。


 今朝早朝の剱岳


 親爺の大和はなかなか進まない・・・・・。前甲板の46サンチ主砲、2基6門と15サンチ副砲1基3門を取り付け。
 

 艦首のシンボル、菊のご紋章。指定通り金で塗装し取り付けた・・・・・。
 



9/24
 漸く立山に晴天が戻って来た。
 折角の紅葉が、ガスに覆われていては全くつまらない・・・で、9月最後の週末の今日、とうとう立山に晴天が戻って
来た。
 今朝の剱御前小舎の夜明け。青い空を見るのは何日ぶりか・・・。
 「今朝の御前は晴れ。気温5℃。風は微風。」とヒデ支配人が送ってくれた写真には、青い空が写っていた。
 今の時期、太陽は別山の北尾根から昇る。後立の峰々もきれいに見える。


 もちろん剱も顔を出していて・・・


 まだ朝日の届かぬ大日もすっきりと見えている。数日振りの晴れた朝だ。


9/23
 紅葉が今酣の立山だが、どうにも天気に恵まれない。
 今朝も剱御前小舎はガスに包まれて明けた。今は雨こそ止んでガスのみだが、せっかくの雷鳥沢や剱沢の紅葉が
ガスに覆われていては見られない。
 青空が広がり、陽も射せば、雨に洗われた紅葉がどんなふうに輝き、目に飛び込んでくるだろうと思うともったいなく
て、一層この天気が憎らしい・・・。

 
 一昨日、宮城県名取市にお住いのFさんから又サンマが届き、今度は山小屋の皆さんへと云う事だった。
 運よく休暇で下山していたクミチャン、ジュンチャン、サンゲが昨朝入山時に我が家へ立ち寄りこれをピックアップして
無事剱御前小舎まで担ぎ上げ、みんなの大歓迎を受けた。上の写真はクミチャンが撮った昨日の雷鳥沢。
 で、昨夜は早速、釜場のメッシーが中心になってこれを焼いて、みんなの食卓に上げた。
 メッシーは元板前さん。魚焼きの設備のない剱御前小舎なので、なんと秋刀魚にくし打ちして、ガスコンロでこれを焼き
上げた。嬉しすぎたのか、踊り串を打って焼いた・・・。
       

 これはこれで美味そうだ。全員Fさんに大感謝。美味しくいただいた。雲表二七五〇mでの新鮮な秋刀魚、なんと贅沢なことか・・・。
 


9/22
 一昨日のヤマテン予報にはずいぶん期待したが大外れ・・・。立山の天気はちっとも良くならなかった・・・。
 想像以上に秋雨前線の停滞が長く、さらにこいつが北上して来るとは・・・。まあ、それでも今週末は辛うじて晴れマー
クが出、その後数日は晴れマークが続くから、こいつは紅葉の酣と相まって少し賑わうかもしれぬとひそかに期待して
いる親爺だ・・・。
 お客様が来ないので、スタッフが半分ずつ休暇を取って、大日から声明へ抜けたり、富山市へ直行して寿司屋へ行
ったりと、それぞれに休日を過ごした。
 ガスの中、時々雨にも降られながらの山歩きでもこの連中には楽しくて仕方ない様だ。
 ヒデ氏は人も偵察を兼ねて、剱沢に行って来た。
 剱沢は秋色が一気に深まり、紅葉酣となっている。


 

親爺の大和46サンチ主砲3門2基もくみ上げて、船体に仮づけして見たが、まだ艦橋部分が未着工なので何やらさえない。
 


9/21
 台風16号が熱低に変わり遠ざかった。立山も漸く雨が上がった。今朝はまだガスが残っているが風もない。
 弥陀ヶ原のほうはもうガスも上がっているので、室堂やその上の方も、徐々に天気は快方に向かうだろう。
 悪天でお客様が来ないので、一昨日、昨日とトモちゃんが休みを取って、大日から声明までを歩いて来たが、悪天
候の中をよく頑張ったものだ・・・。で、昨日剱御前小舎へ戻ってくる時に、室堂山荘付近から雷鳥沢に向かう新道を
通ってきたそうだ。この新道は、通行禁止となっている地獄谷からのルートの代替えルートと云う訳だ。
 紅葉がずいぶん進んでいた。


 

 その頃親爺は山里で、婿殿にもらった大和のプラモを組み立てていた・・・。前後部甲板、中央甲板を船体に組み込み、
大凡の船体部分は完成した…。肝心の艤装部分はこれから・・・全体的にはまだ2割の出来上がり、完成にはまだ遠い。
 


9/20
 今日も立山は雨。これだけ今の時期に雨が続くのも珍しいと思うが、さて、どうだったろうか…?
 そういえば初氷も未だだし、気温も9℃程もある。去年の初氷は9/13、一昨年9/12・・・・・やや遅いようだ。
 ここ2,3年はシルバーウイークが好天に恵まれ大賑わいだったが、今シーズンは全くのはずれ。台風やら秋雨前線
の停滞で、雨が降り続いているから・・・。
 で、昨夜も剱御前小舎のお客様は2名様のみ。それでも雨の止みまにはこんな景色も広がった・・・。


 一寸腹が出た、御前のカモシカ・・・ああ、ジュンチャンにおいてかれて名前を返上、今は又メッシーに戻ってるのか・・・。
      

 山里の親爺工廠の大和は後部甲板の組み立てに入った。親爺面白くなってきて・・・・・。
      


9/19
 満員御礼の予約が入っていた、17,18日は悪天候で、キャンセルが相次ぎ、17日は70パーセント、昨日18日は
99パーセントのキャンセルとなってしまった・・・。
 こんなことには慣れっこになっているとはいえ、ややがっくりの親爺だが、そんな昨日、山里の我が家に大量のサンマ
が届いた。
 宮城県名取市のFさんからのお心遣い。毎年のことで、恐縮しながらもうれしくて、元気が出て来た。で、すぐFさんにお
礼の電話を入れさせていただいたところ、「剱御前小舎のスタッフの皆さん用に、別にもうひと箱送らせていただきます
から、山にも上げてください。」との有難いお話、ますます恐縮してしまった。
 Fさんは名取市にお住まいなので、先の東北大震災での津波が、お住まいの間近まで迫りずいぶん恐ろしい体験をな
さったが、昨日の電話でも「年々、あの時の恐怖が強まって行く様で、今もなお怖くてたまらない・・・。」と仰っておられた。
 自然災害とは人知の及ばぬものだが、その被災体験もまた未体験の人々には考えも及ばぬものなのだろう・・・。
 頂いたサンマはさっそく親爺とオカカの食卓に上り、村内の叔母や近所や心平にもおすそ分けし、ありがたく頂いた。


 昨夜の剱御前小舎はひま・・・。スタッフの食事も6時前。 森爺さんも親爺代わりに剱御前小舎にいてくれる。今日も雨。
 


9/18
 今シーズンのシルバーウイークはどうにもいけない。天候に恵まれず、キャンセル続出で、親爺もギャフンだが、これを
楽しみにしていたお客様方もガッカリされたことだろう。が、親爺もお客様も天気とけんかするわけにもゆかず、これはもう
諦めるしかない。残念!!
 まあ、止まぬ雨はなく、晴れの素晴らしい日もまた戻って来る。40年に喃々とする山小屋親爺暮らし、こんなことの繰り
返しである。
 雨の中へ出発、下山されるお客様。


 山里も雨がシトシト。オカカが頂いたサツマイモで大学芋を作った。カボチャも蒸してポタージュスープにする予定。
 

 親爺の久々のプラモ、大和も、ビスタリビスタリと作っている。船底のスクリュー軸にスクリューを装着。
 

         このスケールだとクレーンも結構細かく再現され、カッターも結構な大きさだ。
       


9/17
 今日も剱御前小舎は青空が見えるおだやかな朝を迎えているが、数日前からの台風報道や、猫の目のように変わる
天気予報報道で、キャンセルがつづき、大入り満員御礼をひっこめるという有様となった。
 まあ、大変だがしょうがない。山小屋商売など元来が天気任せの水商売、天気とけんかはできない・・・。
 親爺は富山市民ではなく、立山町民であるから、今や全国ネットのニュースショウで取り上げられるようになった一連の
市議会の不祥事は7名の辞職と云うところまで追い込まれてきているのを見ても、高みの見物である。
 が、どう考えてもことの発端は10万円。自らの議員報酬月額60万円を、安易に10万円アップしようとし、十分な議論も
せず数を頼んで決議したのはほかでもない、自民党会派、民進党会派の連中で、大多数が5期6期と議員様を続けてい
る連中だった。
 この10万円アップを審議する議事の中で、「自民党会派の議員が、会派で決議したことに異を唱えることは無い。」と云
ったような答弁をした議員さえいたような気がする。とにかく傍聴者が、テレビ局のインタビューに答え「馬鹿らしくて、話に
もならぬ。」とあきれはてていた位だ。
 これで事を済ますとすれば、富山市民と云うのは聖人君子の方々ばかりなのか、無気力集団なのかとあきれ果ててみて
いたのだが、マスコミが頑張った。北日本新聞、KNB等々新聞テレビなどのマスコミがこれを突き上げた。
 地元に密着し、常に郷土愛にあふれた報道を心がける、地元紙、ローカル局ではあるが、こういう事態は傍観出来ぬと
立ち上がったやに見える。民意を背景にしたマスコミの力は強い。庶民の声なき声をくみ上げ、庶民の本音を自らの目線
としての報道には素晴らしい力がある。そしてそれはとりもなおさず正義の力なのだ。
 親爺は日々新聞に目を通し、テレビのニュースで事態の成り行きを見、留飲を下げている。政治家と云う程の者は、特権
を与えられるのであるから、自らを厳しく律し、自己の利益に資するような事々は忌避すべきなのである。
 「生活が苦しいから私どもの給料を上げましょう。」など、阿保~恥を知れ、である。ましてや政務活動費の水増し請求など
立派な詐欺罪であり、富山市議、さらには県議まで、こんな連中が保守系の政治家でござ~い・・・・・。
 まあ、これが「保守王国富山」の実態。そういわれても仕方ない・・・。
 早朝の剱岳。今朝は青空も見え、後立もよくみえている。


 昨日空輸が無事終了し、今日の剱御前小舎には生鮮食料がしっかりと届いている。
 

 朝入山したタケちゃんが警備隊と合流。一緒に雷鳥沢を登っている。恐らく重装備の警備隊を抜いてくるだろう。
 

            今日の雷鳥沢はもう紅葉がかなりきれいになってきている
     


9/16
 昨日持ち越された空輸作業が今日また行われて居る。空輸作業要員で休暇明けのクミチャンが昨日も我が家に泊まっ
ていたが、今朝早く入山、現在ヘリコプター空輸作業が進んでいる。
 今日の立山は雲がち乍ら晴れ。視界もオールクリアですので午前中に空輸はすべて終わるだろう。
 剱御前小舎からの連絡によれば、気温が下がって、ずいぶん寒くなっているとの事。みなさん防寒装備はお忘れなく。
 随分と秋色が濃くなって来た。


 昨日の夕景。                                                   そして剱御前小舎上空15夜の月。
 


9/15
 今日も高曇り乍ら視界は良く利いている。この後立山では青空も広がって来るだろう。今日は空輸日、ぜひともスムース
に飛んでほしいものだ。この後のシルバーウイーク用の生鮮食品などを荷上げの予定。
 自分たちの報酬を月額10万円値上げすると自分たちで決議し、世間を呆れさせていた富山市議会、ここへきて馬脚を
あらわし、6名の議員が辞職と云う事態になってきたが、これには地元のマスコミの毅然とした報道姿勢が影響していると
親爺はひどく感心している。
 こんな連中を議員にえらんだのは富山市民だが、恐らく騙されていたのだろう。全く前時代の悪玉政治家と云った連中が、
大した知恵も働きもないのに、人一倍の鉄面皮と強引な図々しさだけで成り上がった市会議員さま・・・そんなものがまかり
通る世の中ではいけない。こんな連中など叩けば埃が出るに決まっている。
 とにかく事は政務活動費とやら言う訳の分からぬ費用の架空請求詐欺であり、れっきとした犯罪。これを暴いたのは地元
新聞社であり、テレビ局であり、とにかく地元のマスコミであったことは事実だろう。大手柄だ。
 さて、あとはこの犯罪をどのようにけりをつけるのか、地元警察の動きがやや遅い気がする・・・・・。
 この写真は昨日トモちゃんが散歩に出て撮った写真。秋色がすっかり濃くなった。


 


9/14
 剱御前小舎からヒデ支配人が今朝の写真を送ってくれた。上空に青空が見え始めているが、まだすっきりと晴れてはい
ない。
 ヤマテンの予報では今日、明日ともに晴れ間の出る予報だから、天気は回復してくるだろう。
 このガスが切れて青空が広がると、恐らくかなり紅葉が進んだ山々が姿を現すだろう。


 今送られてきた写真では、剱も見えて来た。


 親爺の久々のプラモ作りが、ビスタリビスタリと進んでいる。大和の船底を塗った。
 


9/13
 剱御前小舎は昨夜風が強かった。風は朝になって一段落し、雨となっているが止んだわけではなく時折また強く吹く。
 今日は秋雨前線の南下で、午前中いっぱい雨が続くようだ。夕刻からはやや天気も回復してきそうだが、寒さは又一段
と厳しくなりそうな気がする。
 早朝にヒデ支配人が撮った写真。八峰下部が辛うじて見えている。


 別山はまだ全貌が見える。何れも今朝の剱御前小舎から。


 久々に親爺はプラモをいじり始めた。婿殿の駿に貰った「大和」だ。サイズが大きすぎて作業机いっぱいになる・・・。
 船底を塗装するためにマスキングして舵、スクリュー軸受けなどを船底に組み込んだ。
 


9/12
 10日に甥っ子が東京で結婚式を挙げ、親爺はオカカと二人貸し切りバスで東京に出かけた。芦峅寺を7:00発で、25人
乗りの小型バスに、親爺、オカカ以下一族総勢8名で、何やらもったいないくらいのものだが、メンバーは高齢者ばかりで、
オカカが最年少と云う顔ぶれでは、貸し切りバスの集団行動が無難・・・。でたどり着いたのが表参道式場・・・。
 土曜日の表参道の雑踏に、降り立った高齢者軍団、出迎えに出た式場スタッフに誘導され漸く式場にたどり着いた。
 可愛い甥っ子の結婚式とは言え、いやいや疲れた。去年は別の甥っ子が、GWのディズニーランドでの結婚式だったことを
思い出し苦笑するも、和やかな良い結婚式だった。
 で、昨日の夕刻、同じく貸し切りバスで帰宅したのだが、親爺オカカよりも、80過ぎの叔父や叔母が疲れているだろう。
 親爺の留守中、ヒデ支配人やタケちゃん、メッシーから写真がたくさん送られてきた。
 今朝の立山は晴れており、視界も利いているようだ。
 昨夕の夕景。剱御前小舎の周りも秋が深まってきた。


 遅咲きのチングルマ。周りの秋色が濃い。


 剱沢もこんな感じだ。剱沢を下る方は、剱御前小舎か剱沢小屋で最新情報を得てゆくことをお勧めする。
   

 甥っ子の晋と末っ子の優起は同い年。兄妹のように育ったので、勤務地の松本からか駆けつけていた。新郎新婦と
記念撮影。
     


9/9
 剱御前小舎の今朝は視界が200mほどでガスに包まれているが、上空には明るい処も見える。いま、室堂では上空に
青空が見えているから、天気もこれから快方に向かうだろう。
 早月小屋から心平が休暇をもらってきて、剱御前小舎で2日過ごし、昨日下山した。その時に雷鳥沢の写真を撮って送
ってくれたが、親爺の予想以上の紅葉の進み具合に驚いた。
 例年よりは1,2週間早いだろう。
 今年の立山は雪もやや早いかもしれない。
 これで青空が広がれば、紅葉もますます映え、もうよい写真が撮れそうだ。


 今朝の剱御前小舎。


9/8
 台風13号が熱低に変わり、日本列島に大雨を降らせているらしいが、立山もその影響で雨空だ。
 剱御前小舎もぱらりぱらり程度の弱い雨が時折降っているとのことだが、気温は12度と高く、周りの山々も時折顔を出
しているとの事。
 予報では明日から晴れ、あさっては一日快晴とでている。
 すっかり秋めいた立山を見に訪れる登山客も多くなるだろう。
 今朝明け方の剱。怪しげな雲足だ・・・。今日は恐らく一日雨がぱらつくだろう。


 昨夕の大日岳。


9/7
 山里でもまだ少々ムシムシした日が続くが、今日あたりから下界の最高気温も30度を下回る予報が出ている。
 今朝の剱御前小舎は大気こそ不安定なようで、雲足が速いが青空が出て風もさほどではなく、比較的穏やかな天気。
 雲などすっかり秋の雲だ。


 剱も顔を出しているし大日も見えている。
 

 サンゲオジサンがモモ(ネパール餃子)を作ってくれた。厨房スタッフがみんな協力してモモを包む。
    

 


9/6
 剱御前小舎もすっかり秋の色に染まった。周囲の草花の色合いが秋色になり、空も秋の空になっている・・・・・。
 昨夜は風が強く一晩中ゴーゴーと10m/s余りの風が吹いていたが、今朝はガスにこそまかれているが風は落ち着いてき
ている。
 肌に感ずる大気の冷たさもますます強まって来る。
 短く鮮やかな紅葉の時期が過ぎれば、立山はすぐ冬だ。


 


9/5
 今朝も朝焼けで明けた。
 山はずいぶん秋めいて、はっきりと秋が見えるようになった。
 小屋閉めまで二か月を切って、立山は一気に冬に向かう・・・・・・ちょっと気が早いか?


 ヒデ支配人もずいぶん貫禄が出て来た。明るく楽しい剱御前小舎作り、大成功している様だ。ヒデの人柄かな・・・。
     

       秋色がずいぶん出てきて、クロマメノキにも甘い実がなった。
      


9/4
 今朝、ヒデ支配人が撮って送ってくれた写真だ。きれいな朝焼け・・・。が、昔朝焼けのあとは天気が崩れると聞いたよう
な気もしないでもない・・・今は青空も広がり、やや大気が不安定でガスの動きも早いが、ほぼ今日一杯は持つだろう。
 もう9月秋山だから、日の出も剱御前小舎からは別山の北尾根のはずれに移った。


9/3
 富山市議会の、理不尽な議員報酬月額10万円アップ決議の親玉自民党議員が、政務活動費の水増し不正請求で
辞職したが、また今度はその後輩自民党市議が同様の不祥事・・・・・。記者会見で謝罪したが、この手の不正と云うの
は当然法で裁かれるべき。
 そもそも、自分の報酬を、議会と云う名のもと自分たちで決める権限を付託されている議員の品格が先ず欠如してい
る。60万の月給をいきなり自らの権利として勝手に70万にアップする、その面の皮が信じられぬ。そこへもってきて、
政務活動費と云う怪しげな「手当て」を架空請求書を使って水増し請求、すべて遊興費に使っていたと、本人が謝罪会
見で恥ずかしげもなくしゃべっていた・・・・・。
 恥ずべきである。市議一同はもとより、こんな市議を選んで好き勝手をさせていた市民もデアル。
 世の中どうなっているのか。テレビ会見で大泣きし、世界に恥をさらしたどこかの市議を笑っていたら、身近にもにこん
な輩が市議としていたのだ・・・・・。
 美女平上部のアルペンルート沿いで黒いカモシカに出くわした。人や車を恐れる気配もない・・・・・。


9/2
 昨夕はブロッケンが出た。
 ちょうど夕食を終え、夕景が美しく、お泊りのお客様もそれを観に剱御前小舎の外へ出たころ、剱沢から湧いたガスの
スクリーンに、ブロッケンが出た。
 夕景も素晴らしいのだが、めったに見られぬブロッケンにいち早く気付いたお客様が大喜び。剱御前小舎のスタッフま
で外に出て、この美しい自然現象を楽しんだ。
 かなりはっきりと写真にも撮れた。


 空輸作業も美辞終わり、夕方にはブロッケンが出た昨日だった。
 

 ブロッケンのあとは素晴らしい夕景が広がった。
 


9/1
 今日はだれが決めたわけではないが、親爺のいわゆる秋山の初日だ。
 で、その9月朔日は空輸日でもあって、早朝から国見HPにて空輸作業が始まった。昨日空輸作業予定だった朝日ヘリ
グループが昨日の強風で作業できず、今日に順延になったため、HPは荷物で大混雑、それでもはやばやと皆荷造りを
終え空輸作業が始まった・・・が、今日はいつもと逆で、素早いはずの我が東邦グループが、訓練飛行を行うとのことで、
すこぶる緩やかな作業状態・・・、何時もはかなり緩やかな作業でちょっとかわいそうなくらい作業スピードの遅い朝日グ
ループが何と素早い作業・・・。いやいや親爺の感覚では何時もの倍近くの作業時間がかかったような気がした・・・。
 まあ、それでも11:30頃にはすべての飛行作業が終了した。
 立山はすっかり秋の空だった。


 

 


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