2015親爺のずぼら絵日記(小屋閉め後)      相も変わらぬページの更新です。
                                               内容は親爺のずぼら日記のままで、時期だけが変わります。
                                               小屋閉め後の親爺とオカカのずぼら暮らし、又お付き合い下さい。
                                                                  2015/10/22  親爺 拝



12/31
 あっという間に今日大晦日。
 今年も色々あったが、わが家のトップニュースは何といっても長女の結婚。未だ初孫の便りはないが、仲良く楽しく新婚
生活を送っているようで、端からそれを眺め、微笑ましく思っている。
 夕べは3人の娘がそろったが、長女は今朝、婚家で越年するため帰ったし、この大晦日初めて、長女のいない大晦日と
なる。寂しくはあれ、少しホッとしてもいる・・・・・。
 剱御前小舎も又多くの皆様にご利用頂き、若い人達に支えられ今シーズンを終えた。来シーズンは翌四月末開始なので
明日正月を迎えても親爺は未だ未だゆっくり冬眠生活が続く。
 それでも越年は節目。せめて大晦日の今日くらいは、オカカの助っ人ニャンコ程度に頑張らねば・・・。
 雪の殆ど無い、好い大晦日である。
 昨年五月の、御前山から望む落日。
 2015年さようなら・・・・・・・・・・。


12/30
 山里は快晴に恵まれた。
 オカカは朝から掃除やら、お節の仕込みやらと忙しく、親爺も帰省する娘達に食べさせる、タンスジシチュー(タンとスジ
を柔らかく赤葡萄酒ベースで煮込んで作る)の煮込みと、親爺の担当するお節の一部、たこの柔らか煮の仕込みやらと、
猫の手ほどには手伝っている。
 三女は既に帰省しているが今日は次女が帰省し、長女もこれに合わせ1日だけ里帰りの予定だ。
 で、今宵は久々に3人の娘がそろうので、久々に大きな鍋でシチューを煮込んでいる。流石にシチューは台所のガス台
で煮込んでいるが、たこをストーブで煮ているので居間はたこのにおいで溢れている・・・・。
 親爺の担当するお節は後、鴨ロース、生麩、田作りの3種で、いずれもそんなに時間が掛からないので、明日の大晦日
にやる。
 いよいよ今年も最終盤となってきた・・・。
 山里はこんなに良い天気だ。


 大日岳もすっきり見えている。


12/29
 今日を入れてももう3日で今年も終わる。
 親爺とオカカは他にすることもさほど無いので、ボチボチとお節の準備に入っている。
 オカカは昨日早々と黒豆を煮あげたし、親爺も今朝から焼き豚を作っている。お節造りは毎年取りかかる時期が早ま
っているようだ、多分親爺もオカカも歳のせいでせっかちになっているのかも知れない・・・。
 親爺の担当料理は、焼き豚、鴨ロース、たこの柔らか煮、生麩の煮物に田作り、あとの手のかかる煮物や鰤や鮭の焼
き物黒豆等々はオカカが作る・・・。これから31日までの3日間は、お節造りで忙しい・・・・・。
 山里の雪は20cmほどもあるだろうが、道路は融雪装置が聞いて全く通行に支障はないし、寒さも一段落でこの址の
天気予報は雪マークが全くない。
 昨日は三女が帰省し、明日は次女も帰省するし、嫁いだ長女も明日は1日里帰りして、3姉妹が顔をそろえる。又賑や
かになって、居場所を失った親爺とオカカは2階の親爺部屋に避難する事になるだろう。
 雄山神社もうっすら雪が積もった。


12/28
 雪は昨夕に止んだが、20cm余りも降り積もっただろう。
 今朝は明るく陽も射すが、冷え込みがきつく至るところ凍結している。
 今日は三女が帰省するので富山駅までで向かえせねばならぬ。雪道の運転は気をつけねばならない・・・。
 居間から眺める風景も、すっかり冬バージョン。窓外のこの景色を眺め赤々と燃えるストーブに目がゆくとひときわその
温かさが感じられる。
 雪はもう沢山だ・・・。


 昨日は除雪作業にオカカ初出動・・・・・。今日も正月用の小物を取り出して、さっきから寒い玄関で何やらごそごそやって
いるとても元気なオカカだ。親爺は温かい居間で丸くなっている。
 


12/27
 とうとう雪が来た。
 現在は未だ10cmほどの積雪で、交通にも支障はなさそうだし、こんな雪の日には親爺もオカカも特別なことでも
ない限り外出は控えるようにしていて、食料などは昨日だいぶ買い込んできてあるので、心穏やかだ。
 しかもこの雪はせいぜい今日明日で、明後日からはもう気温が上がり雪は降らぬ見込みのようだから、尚更気
が軽い・・・。
 わが家のストーブには明日帰省する三女の好物、豚汁がしこまれた鍋がかかり、昼食用のダルスープもコトコト
煮られている。だから今は厨房のような匂いが立ちこめているが、これもまた山里の冬の冬ならではと思えば、何
やら温かい。
 雪は未だ降り続いている。


12/26
 何時も通行していながら名前を知らなかった橋がある。
 富山立山公園線の千垣トンネルやや下流、富山地方鉄道立山線のガード下付近から旧大山町に架かる橋である。
 なぜか知らぬがこの橋が通行止めになって工事をしていたが、どうもその工事も途中で中断したままもう随分経っ
ているのに通行止めは解除にならず、一寸気になり出した・・・と、気付くと橋の名前もよく分からぬ、で、ネットで色々
調べて見たのだが、常願寺橋に架かる橋で調べても出てこない・・・で、益々気になってその橋の近所に住む友人に
電話で尋ねてみた。
 瓶岩橋(かめいわばし)と云うのがその橋の名だそうだ。何でも県の土木事務所の管理ではなく、現在は富山市の
管理になっているそうで、それ故”常願寺川に架かる橋”で検索しても、富山県のページ辺りには中々出てこない橋だ
ったのだ。
 この橋は古くからある橋で、もちろん今でもその周辺の住民には大切な橋なのだが、橋自体が沈下し、その補修工
事中に更に沈下したため、今は工事も中断しているらしい。
 採石場も近くにあり、骨材を満載した大型ダンプがどんどん通行する橋でもあるので、これには抜本的な対策が必要
となるだろう。
 山里に未だ雪は降らない。今朝も不動山が僅かに白くなっただけ・・・。
 


12/25
 我が家の庭にも雪は無く、雨がしとしと降り続いている。それでも今日はクリスマスだ・・・。
 この雨は今夜にも雪に変わりそうだが、こんなクリスマスも良い物だ。
 まあ、親爺とオカカ二人のわが家には、ツリーもなければケーキもなく、窓や壁にささやかなオカカ手作りのタペストリー
がかかり、あちこちに雪だるまや、サンタクロース等々の小物が飾られているくらい。
 せめて雪でもあれば、もっとそれらしくも感じるのだろうが・・・さりとて、決して雪には降って欲しいわけではない。


 あっちもこっちも、とにかく今日の我が山里は、雪がないクリスマスを迎えている。
 


12/24
 今年はホワイトクリスマスはない。
 今はどうなのだろうか知らぬが、以前日本人は宗教観が希薄で節操がないなどと外国人から言われたことが在った。
 なるほどそう言われればそうだ。大方の日本人は仏教徒だが神道の信者でもあるようで、わが家にも当然のように神棚
と仏壇がある。また、葬式は仏式で、結婚式は神式で、最近は信者ではないがキリスト教の教会でなどというのにも殆ど
抵抗はない。
 神道のお祭り、仏教の縁日、キリスト教のクリスマス等々、普段の生活に全く違和感なく溶け込んでいる。
 これを持って日本人の宗教観が希薄で、節操がないと云うならその通りだ。が、これは別に悪いことではない。
 平均的日本人の宗教観が希薄であると云う事はつまり、一つの宗教にのみ囚われぬ柔軟性を持っていると言うことであ
り、世界三代宗教の中心である釈迦もキリストもマホメッドも、ありとあらゆる八百万の神々までも区別差別せず認める包
容力を持っていると言うことである。
 つまり、我が神々も、他宗派の人々の神々も共存できるという大らかな精神構造をしており、物事に囚われない、常に他
の存在を認め許すだけの度量を持っていると云う事なのだ。
 これは誇りこそすれ、はずるべき事ではない。
 我が神のみが在り、他の存在は異端だという偏狭な宗教など我が日本人には受け入れられるはずがない。
 あなたの神も尊く、我が神も尊く、彼の神も又尊い。これで良いのだ。
 昨日雄山神社宮司のムッチャンから「大神宮様」を頂た。
 今日はこれをわが家の年代物の神棚に納め、しめ縄も張り替えた。
  ”神棚の 注連縄替えし クリスマス”


 オカカが先ず神棚の掃除をして浄め・・・・・・・。
 

 親爺がしめ縄を新しく掛け替え、昨日頂いた大神宮様を神棚に納めた。これで正月を迎える事が出来る。
 


12/23
 ここ数年は、ほぼ毎日このHPで絵日記を更新しているから、さすがのずぼら親爺でも、一寸過去のことを調べようと思うと
バックナンバーを探して見れば良いので実に便利だ。
 多分数年前まではさかのぼれるが、このHPを開設したのが何時の頃だったかはもう殆ど覚えていないし、データーも多分
残っていないだろう。サーバーが満タンになる前に消去し、そのデーターを外付けのHDに保存した里もしていたのだが、PC
を代えたりしたときにうっかりと消去してしまっている可能性が高い・・・。一寸残念だ。
 去年は特に今の時期の雪が多かったのだが、左は今朝の山里、右は去年の今日の大凡同じアングルの山里だ・・・・・。
 

 これも左は今朝の山里。右は去年同日の山里だ。今年は降らない年であって欲しい・・・。
 


12/22
 居間の窓に、オカカ手製のクリスマスタペストリーがぶら下がり、そろそろクリスマスかと気分を出そうとするが、窓外の景
色は、今日尚雪の片鱗も見られず、珍しくホワイトクリスマスは見込めぬ山里だ。
 とにかく今日も暖かい・・・。
 

 親爺は本が好きで、身の回りから本が絶える事はかつて無かった・・・。
 が、最近は本が身の回りに殆ど無くなった、と云っても読書欲は未だ未だ旺盛で、活字を読まぬと眠れないというのは変わ
らない・・・。ではなぜ親爺の回りから本が姿を消しつつあるのかというと、それは電子書籍の所為である。
 小さな文庫本サイズの電子書籍はこのサイズの中に、何百冊物本を入れ持ち運べるし、タブレットでは漫画本がこれも何
百冊も持ち運べる。漫画は少し目が疲れるが、ペーパータイプの画面を持つ文庫タイプの電子書籍は目の疲れも実際の本と
変わらぬ。しかも文字のサイズすら変更可能だから、いまやこれが手放せない・・・。
 長女がコストコで買ってきてくれたナッツをかじりながらの読書三昧。これは実に楽しい・・・・・・。
 
 


12/21
 昨日は見事な快晴だった。十一月に逝った従兄の四十九日で、法要を終えいよいよ納骨に墓へ向かったが、真っ白な
立山が実に見事に青空に映えていた。
 親爺の周りも非常に身近な人達が、それこそ櫛の歯が欠けるように、次々と旅立ってしまう。その大半が、まさかと我が
耳を疑うような、思いも掛けない人達の訃報・・・・・。でも、そんな状況にも少しずつ慣れて行く・・・。
 昔から言う、諸行無常をいよいよ実感としてとらえられる年になってきたのだろう。
 今日のような薄暗い冬日には、そんな事を静かに考えてみるのもふさわしい。山は全く見えない今日だ。


 昨日はこんなにきれいに大日が見えていた。


12/19
 今朝も居間のストーブに、サンゲタン風スープを仕込んで手鍋を掛けている。わが家の居間のストーブは暖房が目的
だが、最低でもヤカンがかかっており、これで沸かすお湯はコーヒーやお茶になり、また保温ポットに入れたり、いよいよ
火を消して、眠りにつく直前は、湯たんぽに利用される。更に、ヤカン一つでは未だ余力があるので、大根を煮る鍋が掛
けられたり、おでんの鍋や、煮豆の鍋がかかることもしょっちゅうだし、最近はダッジオーブンが仲間入りすることも多い。
もちろん、オカカの得意な焼き芋や、これからは餅などものせられる事だろう・・・。
 石油ストーブは、火というものが体感できる、今や数少ない暖房器具でありも、暖房という目的以外に火本来の利用が
かなう事が素晴らしい。所謂温風ヒーターでは暖房にしか使えぬし、セントラルヒーティングなどいわずもがな・・・・・。
 で、親爺とオカカは常にこのささやかな火の利用を生活に取り入れているのだが、そのお陰でわが家の居間は実に様々
な匂いが立ちこめる。
 客間ならぬ居間だからまあこれでも良いわけだが、冬にわが家を訪ねてくるお客様は殆どが寒い火の気のない客間より
も温かいこの居間に入ってもらう事が多いので、まあ、寒いよりは何かを煮込んでいる匂いの方がましだろうと、匂いを我慢
して頂くことになる。
 今日はサンゲタン風スープなので、親爺がうっかり放り込んだ一かけのニンニクの匂いが立ちこめているようだ・・・親爺の
鼻はもうバカになっているから気にはならぬのだが・・・。
 これは今朝の一瞬。今はガスにつつまれている・・・。


12/18
 昨日、学生時代の友人ユウチャンと電話で話に花が咲いた。
 「友達がさぁ、私たちの年になったら一,十,百,千,万って云う数字が重要だって云うのを聞いたんだって、一は一日
一回の排泄、十は十人の人との会話、百は百文字以上の文章作成、一千は千文字以上の読書、そして万は、一万歩
の歩行だって・・・。でもさぁ、私一寸考えて言ったんだ。私だったらそんなことまるっきり気にしない生き方の方がストレス
無くて良いわよって。クマサン(親爺のこと)どう思う?」
 因みにユウチャンは未だに付き合いのある、数少ない学生時代の女性の友人で、東京在住。
 で、親爺もそれに答えて曰く「俺もユウチャンと一緒だな。話聞きながら一寸自分に当てはめてみたけど、一万歩なんて
毎日歩こうと思うだけでスゲープレッシャーだもんなぁ。まぁ気楽に気ままにで良いだろう、もう。俺等の未来なんて、過去
より遙かに短くなってるんだもんなぁ。」「そうそう。お気楽が一番よね-・・・。」と、まあそんなところに話が落ち着いたのだ。
 なるほど流石にユウチャン。学生時代のママの天然。親爺も学生時代のママの天然だから、同じ天然仲間のアオイや
アマノやハセガワにもその天然ぶりを確認し合ってみるとしようか・・・。
 雪の山里も僅かに青空が広がり始めた。
 

 山中間のYさんから又こんな素晴らしい生牡蠣を頂いた。早速ストーブの上にのせて焼き牡蠣に。何とも芳醇な味わいだ。
 


12/17
 昨日、突然普段使いのPCが立ち上がらなくなって、「Windows の修復をするから待て」との表記が現れ三十分経っても
そのまま・・・。これは又いかれたかといらいら、で、放置すること一時間以上・・・がまだ画面は同じ・・・。
 バックアップしていないファイルが頭をよぎり・・・・・・・。
 で、一応このPCメーカーのコールセンターに電話で症状を伝えアドバイスを受けた・・・。「その修復画面が出たら、半日
から一日もかかることがございます。どうぞ気長に待って下さい。それでもだめなようでしたらもう一度お電話下さい。私は
○○と申します・・・・・。」と丁寧なアドバイス。未だ若い女性のようだが非常に感じの良い対応だったので、親爺も素直に
「それじゃあ、仰るように一日のつもりで待ってみます。どうも有り難うございました。」と待つ気になって・・・夕刻にはPCは
見事に復旧した。いやいや専門家の意見には従ってみるものだ。感謝感謝。
 復旧したPCで先ず一番にしたことは写真データーや,書類データーのバックアップであったことは言を待たない。
 で、昨日は二階の寒い親爺部屋のラップトップPCでHPを更新したのだ。今朝は雪降る窓外を見ながらも床暖とストーブ
で温かい居間で、使い慣れたこのノートPCでの更新、やはりこの方が良い・・・・・。
 5Cm程の積雪だろうか。今は降ったり止んだり。


12/16
 ガスが流薄暗く、七時に目覚めても未だ戸外は未明のようだ。
 去年は雪の下だったが今年はまだ雪はない。
 明日から降るとの予報だがさて、どうなることだろうか。
 雪で足下が悪くなる前に、用事は済ませておかねばならないだろう。まあ、そんなに大仰な幼児のある身の上でもない
のだが・・・。


12/15
 一寸うっかりしているとHPの更新もおろそかになってしまう。
 このHPはもちろん剱御前小舎のHPなのだが、親爺にとっては惚け防止の日記という側面もある。まあ、六十路の親爺
の日記など、どうでも良いようなものだが、それでも不特定多数の人の目にとまるHPと云う形で書き綴っているので、少し
は書いている親爺も緊張するし、その緊張こそ、日々後退しつつある親爺の頭脳への刺激となり、後退速度を幾分かで
も減少してくれると思っているから、HPの更新をサボると云うことは後ろめたいことなのだ・・・。
 で、今も兼好法師ならぬケンボウホーシレベルで、こころにうつるよしなしことをそこはかとなくかきつづっているつもり・・・。
 オカカが玄関先の棚に、クリスマス飾りの雪だるまを飾った。これはオカカがキットを取り寄せ、ボチボチと手作りしたぬい
ぐるみの飾りだ。まあ、親爺のプラモよりは実用的である。


12/13
 早い早い、本当に日が経つのが早い・・・。
 もう師走も半ば、明日は赤穂義士の討ち入りの日ではないか、と云っても忠臣蔵などもう殆ど忘れ去られ、昔はこの時期
になると必ずテレビに登場した赤穂義士達も、最近はすっかり影を潜めている。
 師走・忠臣蔵・紅白歌合戦・・・・・などと云う、年の瀬を思い起こさせる連想もすっかり昭和のもの、かく言う親爺も昭和と
云っても戦後の昭和史か知らないのだが。
 今朝一寸、縁側を片付けていたら、小さな箱にぴっしりとはめ込まれた昭和の風景模型(ジオラマ)に目がいった。
 で、一寸いじって見ている中に色々なことを思い出したのだ・・・。
 山里の情景とは随分異なるが、親爺が過ごした学生時代の東京での四年間、本駒込界隈の木造アパート、風呂屋や小
さな映画館、小さな商店などはこの情景そのものだった・・・。


12/12
 昨日の大荒れの天気は何だったのだろう・・・。山里も随分雨風が強かった。
 昨年の雪と比べれば遙かにこの大雨の方が楽ではあるが、随分温かい師走に幾らかの違和感を感じているのは一人
親爺ばかりでもあるまい。とは言え、やはり雪は少ないに越したことはない・・・。
 大日が山頂までよく見えている。
 よく見ると,例年より雪が少ないのが解る。


 わが家の猫額庭にも雪ならぬ陽光が降り注ぐ。去年はここも既に雪に覆われていた。
 


12/11
 先ほどまで、バケツをひっくり返したと云う形容も追いつかぬ位に、強い雨が降っていた。雷もピカピカゴロゴロ・・・・。
 酷い天気だが気温は高く、夕べなど布団の上掛けを外し寝て丁度だった。
 昨日はヨータロー3歳の誕生日。親爺の用意していた鉄砲のオモチャが気に入ったようだ。電話で「ドーモアリガトゴジャ
イマシタ。」と云われたのには親爺驚いた。3歳になってますます面白くなってくる。テッポーのオモチャは男の子にとって
欠くべからざるアイテムの一つ。もちろん今のところスポンジのたまを撃ち出すだけの安全玩具だが、それを喜んでいる
となれば、将来有望だと親爺は楽しみにしている・・・・・・・。
 朝は見えていた大日の(下部、今は何もみえない。


 長女の婚家の御両親がわが家へ年末のご挨拶に見えた。
 過日親爺とオカカが挨拶に伺ったお返しだ。
 で、何と生きた伊勢エビを頂いてしまった・・・・・・。オカカがキャーキャー言いながら恐る恐る取り出した・・・。
        


12/9
 昨日はオカカと一緒に高岡の義父を見舞った。
 満90歳で、尚かくしゃくとしている義父だが、流石に一人暮らしは辛そうで、今は所謂有料ホームにお世話になっている。
 ホームの廊下を何往復もして体力キープをするのが日課で、食事も、入浴も全て一人で今させる優等生だ。元気な姿を
見てオカカも一安心。好天に釣られ一寸ドライブしながら帰途についた。
 八尾辺りから見る立山連峰は圧巻
 事に天空にそそり立つ剱は素晴らしかった。。


 とにかくこんな感じで富山ヘリ屋から立山が見えた。


12/8
 寒くなって来た。昨日今日と晴天だが、放射冷却とか云う現象の冷えだそうだ。まあ、この寒さは朝晩に限られ、日中は
陽射しが温かい。
 立山もよく見える。真っ白で神々しいばかり。


 化粧の残っていた1/720セスナT337の化粧を終えた・・・と云ってもデカールを張っただけ・・・手抜きも良いところ。
 ヨータローのオモチャだな・・・・・。
 


12/7
 快晴ながら冷え込んで、日陰は凍り付いている朝。
 久しぶりに回りの山々が見えている。
 標高2090mの鍬崎山も大凡白くなってはいるが、鍬崎がこの雪ならその下のスキー場は未だ滑れぬだろう・・・。


 昨日は長女が里帰り、婿殿が友人の結婚式で留守だからとのこと。で、その婿殿が先だって、会社関係の出張で広島
の「大和ミュージアム」を訪れた際、親爺へのお土産に買ってくれたと云う、プラモデルも持ってきてくれた。
 親爺のプラモ好きを知ってのプレゼント。何と心優しい息子である。
 タミヤが新金型で、作成した1/350大和は、細部まで忠実に再現されていると云う事で、一寸話題になったキットだ。
 親爺のこの冬の楽しみが一つ増えた。駿ちゃん有り難う・・・。
 


12/5
 今日も鉛色の空で薄暗い日だ。
 朝は寒かったが気温は少しずつ上がっている。
 師走と言っても余り関係のない身の上だが、有り難いことに来シーズンの予約がもう入ってきている。その対応が親爺
の唯一の仕事???
 趣味のプラモ作りも一寸停滞気味で、別段体調が悪いわけでも何でもないのだが、今ひとつ集中するだけの力が無いよ
うな感じだ・・・。年なのだろうか?
 まあ、趣味の世界のこと、又そのうちにと先送りしておけばよい。


12/4
 オカカと二人、黒部市の長女の嫁ぎ先に年末の挨拶に伺った。他用を抱えての急ぎ足で、上手な挨拶も出来ぬが、
先方の御両親は好人物で、長女をかわいがって下さるし、何かと親爺やオカカにまでお気遣いしてくれるので、せめて
嫁いで初めての年の暮れぐらいと、形ばかりのご挨拶だった。
 山里は朝から雪模様で、ご挨拶の後は富山市内での雑用を済ませ、早々に帰宅した。
 道路に雪は無く、プリウスでもスノーを履いているので全く問題なし。
 それでも山里はすっかり冬の姿になった。


 


12/3
 雨の降りしきる師走3日だ。寒さは感じない。
 一昨日PCのOSをWindows10に置き換えた親爺だが、殆ど不都合はない。が、これといったメリットも全く感じられ
ず、しかもWindows7では作動した、PDF編集フリーソフトが文字化けし使えなくなると云う、不都合があり、剱御前小
舎関係の電子FAXが使いづらくなるので、四苦八苦して半日を棒に振ったが、あきらめ元の7に戻した。
 7は使い慣れているし、軽快で早い様な気がする・・・・・。
 Windows10にアップグレードしても全くメリットが感じられぬ親爺だが、なぜこんなにしつこくWindows10を奨めるの
だろうか?
 以前、重くて使い物にならなかったVistaから7へのアップグレードなど、そのメリットがしっかり体感されたものだが、
今回のメリットは???である・・・。
 師走の雨は冷たいものと相場が決まっているが、今日の雨は余り冷たくないようだ・・・・・。


 師走ならぬ梅雨冷えの日のような気さえする今日。物乾場のドライフラワーの傍らには親爺のドライハバネロがぶら下がる。
 


12/2
 昨日とは打って変わった快晴。
 オカカと二人町に出かけた。折角スノータイヤに履き替えたプリウスだが、走行音がややうるさくなって、燃費も幾分
効率が悪くなっているようだ。でも雪なんぞ無いに越したことはない・・・。
 久々の雪の立山を長めながら家へ帰ってきたが、外気温が11℃を超えているので、床暖を止め、ストーブだけでも
日中は暖かい居間だ。親爺も久々にフリースの下のトレーナーを脱いだ・・・。
 今日は思い切ってコンピューターのOSを無料配布されているWindows10にアップグレードしてみた。
 実は過去2回アップグレードしたのだが、使い勝手が幾分Windows7とは違うような気がして、1日を待たずして7に戻
したという実績があるのだが、色々調べて見るとどうも使い勝手は余り差がなく、せめて1週間は使ってみたら良い、と
云う意見に出くわし、やがてこのPCも新たなものに更新する時期に備え、時間と共に後退しつつある我が頭脳が、これ
以上後退せぬ今のうちに、せめて新たなOSに馴染んでおこうと思ったからで、どこがどう良くなっているのかなどは全く
解らないまま、とにかくアップグレードしたのだ。
 だからこのHP ビルダーも新しいOSの下で稼働しているわけで、今のところ大きな不具合はない・・・。
 今日の村はずれから見た立山。もう真っ白だ。


 ネットオークションで落札した居間は廃業しているアリイ社のプラモ、1/72小型民間機シリーズ6機の中1機目を組み立て
始めた。随分昔のキットで、300円ほどの価格帯のものだから、作りも雑だし、部品精度なんぞ酷いもの・・・・・。
 でもこんな酷い精度のものを様々な手を駆使してゆるゆると作るのも又面白い。
 

 何せ時間はあり、時間制限はないホビー。どうにかこうにか組み上げ、パテやランナーを引き延ばしたプラスチック隙間埋
めなどを使い、慌てず組み立てて行く・・・・・。
 

 で、まあこんな感じまで組み上がったので、補修のパテが乾くまでしばらく放置・・・今日はここまで。
 

 


12/1
 もう師走だ。早い早い、時の流れは本当に速い・・・・・。
 ”親爺のずぼら絵日記”として、大凡毎日、こんならちもない事々を書いているが、絵日記というのは絵が主で、日記
部分の文章が副なのだろうか?
 子供時分の夏休みの宿題を思い出すと、絵を描いてから文章を綴ったか、文章を書いてから絵を描いたか、良く覚え
ていない。日々のことで、とにかくやっつけ仕事、クレヨンでくしゃくしゃとお日様と花でも描いて、適当に何かを書き加え
ていたに違いない。
 で、この”親爺のずぼら日記”だが、絵は写真で、文章の下に貼り付けているだけだけだから、文が主で写真が副な
のかなと思うと、必ずしもそうではなくて、文章を書き始める前に載せる写真を決めているから、やはり写真が主となる
のかな・・・・・でも写真に関連することを必ず書いているかというと、そうでもない・・・。
 結局この絵日記も絵(写真)と文のどちらが主か副かは定かではない。
 絵日記とはそんなものなのだろうが、継続は力なりとやらで、親爺のこの日記も何年か続けているので、さかのぼって
見てみると結構面白い。
 もし親爺のように暇な皆さんが居られれば、是非ご自身も絵日記(写真日記)にトライされることをお勧めする。
 ただし、師走朔日からこんな愚にも付かぬ事を考え、書き綴る時間を持っておられる方にしかかお勧めできぬ・・・。
 我が山里芦峅寺の今朝。


 外は山々をガスが包み込み・・・                     居間のストーブには又ダッジオーブンが・・・
 

 Nさんに頂いたカレンダーの師走は、幻の戦闘機「震電」。試験飛行の模様はu-tubeにアップされている。実用以前に終戦となった。
      


11/30
 あっという間に霜月も終わり。
 久々の晴れ間、今日は一気に雑用を片付ける。大した仕事ではないが、親爺にとってhave toは、その後がどんな動詞
であっても幾ばくかの苦痛を伴うので、先ずはさっさと済ませておこうと言うことになる・・・。
 先ずオカカの車にスノータイヤを履かせ、冬の足を確保。因みに親爺のオンボロ4WDは通年スノータイヤなのでOK・・・。
外出ついでに買い物も済ませておこうと、まあそんな程度の外出、have to go to town なのだが・・・。
 焔魔堂の杉木立上空に青空が見える。久々の晴天。


 立山は厚い雲で全く見えていない・・・・・。            居間にも眩しく朝日が差し込んでいる。
 


11/29
 世間は日曜日。親爺とオカカも一応日曜日・・・・・。
 今朝はオカカが仏壇を掃除し、親爺も床の間の軸を掛け替えて模様替え、少し早いが年末年始用にした・・・・・。
 掛け軸は今から三十六年前、親爺が初めてネパールヒマラヤを訪れた時に手に入れた仏画、所謂曼荼羅で、現地では
タンカと呼ばれているもの。
 かなり古いものであることは確かで、カトマンズの税関を通過する際に必要な証明書をもらうのに、半日以上かかった
記憶がある。
 本来はお寺などに寄付すればよいものかも知れないが、まぁ、親爺の初ヒマラヤの記念に今でも季節にかかわらず、
これを床の間に掛けて楽しんでいる。


 長女の結納の水引を再利用した羽子板を婚家の御両親が作って、わが家にも一つ持参下さった。これは年末年始の
床の間に華やぎを加えるのにぴったりだ。早速飾らせてもらった。
      

 わが家の居間のストーブには、今日はキャベツとベーコンのスープが・・・。で、親爺はこれに着手の予定・・・。長閑。
 


11/28
 初雪はもう殆ど溶けたが、やはり寒い。
 霜月も余すところ3日。
 昨日は真っ白になっていた不動山も今日は黒々と色を戻しているが、山里の気温は余り上がらない。
 

 床暖を入れ、ストーブを焚く真冬の暖房がスタート。ストーブの上にはヤカンと、味噌おでんを煮る鍋がかかっている・・・。
 


11/27
 数日家を空けていた。東邦航空などへの挨拶回りで、ついでに東京から上田へ引っ越して、そこを終の棲家と定
めた従妹宅も訪ねた。
 東京に暮らしていた従妹だが、夫君の定年と共に上田に居を移し、今は悠々自適と云ったところ。その従妹宅は
別所温泉から僅か10分もかからぬ場所だったので、「家に泊まればいいのに。」と勧めてくれる従妹だったが、馬鹿
話をして、オカカと二人別所温泉に投宿した。
 お湯に浸かり、ご馳走を頂き、久々にリフレッシュ。昨日白馬を経て山里に戻ったが、なんと白馬は雪景色で、未だ
スノータイヤに履き替えていないプリウスだったので、少し緊張した・・・。まあ、幸い道路は未だスリップするような状態
ではなく普通に走行できた。
 今朝起きたときは未だ雪は降っていなかったのだが、8時過ぎから我が山里にも雪が来た。初雪だ。
 夕べから冷え込んでいたし、これは来るかなと思っていたらやっぱり来た。去年は12月2日が初雪だったので、我が
山里の今年の初雪は去年より5日間早いと言うことになる・・・・・。


 

 今少し止んできたが、不動山も真っ白になった・・・。


11/23
 今日は久々にヨータローの子守だ。
 この11月から保育所に通い始め、毎朝一暴れしているらしいが、カアチャンの緑にべったりと離れなくなっている
とも聞いている。
 今日は緑が所用で外出、心平も冬支度に取りかかっているので、久々にジジババの出番となるのだが、さて機嫌
良くわが家で時を過ごすだろうか・・・。
 昨日買い物に出た帰り、撮った写真は、栃津集落から見える「とがり山」。この山はその名のごとくどの方向から
見ても姿が変わらぬ。


 スーパーのセールで、大きい富有柿がこれで650円、豆大福が5個で、何と50円・・・。採算割れだろうな・・・
 


11/21
 昨晩ニュース速報で、元横綱”北の湖”の訃報が流れた。現相撲協会の理事長だが、親爺の年代には横綱北の湖
の方がイメージとして強烈だ。
 中学生力士、史上最年少横綱としても、又その強さや実績からしても、相撲史に輝く大横綱だった。
 この人の現役時代は、「又北の湖が優勝かよ・・・。」と飽きられるほど、憎まれるほどに強かった横綱で、横綱在位
63場所は史上最高だという。未だ62歳、親爺よりも一つ若い・・・。冥福をお祈りするばかり。
 今朝は寒くなってストーブのありがたさが身にしみる。
 ストーブは湯を沸かせるし、ものも乾かせる。今朝はとんがらしを乾しているが、オカカが庭のプランターで収穫した
タカノツメは余り辛くなさそうだ・・・。


 ようやく完成した親爺の最新作、YS-11(ANAモヒカンスタイル塗装)。ヨメトオメカサノウチではあるがそれなりに見られる・・・・・。
 


11/20
 濃いガスにつつまれた朝、幾分気温も下がっているようだ。室堂のライブカメラを見ると、ガスの向こうにうっすらと雪
景色。弥陀ヶ原までは降っては居ない様だが・・・。
 既に剱御前小舎を閉めて一ヶ月、その後の雑務もほぼ片付いた。室堂周辺の山荘も25日には閉鎖するらしいが、今
シーズンは雪が少なく、所謂スキーの初滑りが出来ぬので、キャンセルが多いとのこと。
 間もなくガスは上がるとは思うが、我が山里は隠れ里状態の今朝だ。


 親爺は朝からポップコーンを一鍋作った。
 「大草原の小さな家」の優しい母さんキャロラインに因んで、この木の器を”キャロラインボール”と呼んで、ポップコーン
専用の器にしたのはもう十数年も前の頃だが、ポップコーンの由来が、初期のアメリカ移民、一説にはメイフラワー号で
アメリカ大陸に上陸した一番最初の移民達が、食料に難渋している時に、先住民が教えた、或いは提供したのがこのポッ
プコーンだったとか・・・・・。で、親爺にとっては、ポップコーンと云うとアメリカ、それも現在のアメリカよりも開拓時代のアメ
リカを連想させる食べ物なので、更に、開拓時代のアメリカというと、NHKの放送でなじみ深い「大草原の小さな家」という、
極めてシンプル且つミーハーな親爺の連想から、名付けたキャロラインボールなのである。
 これを居間のテーブルにおいて、一寸口寂しくなった時に口に放り込む。軽くて、腹に余り応えぬのがよい。
     

 YS11のお化粧。漸くデカール貼りに取りかかるも、劣化したデカールは実にやっかいだ・・・・・。
 

 それでもどうにかこうにか、だましだましで胴体部分を張り終えた・・・細かい箇所で少し損傷もあるが、まあ許容範囲だ・・・
 
 


11/19
 ネットオークションで落札したプラモを組み立てているが、古いキットなのでデカールが劣化しており上手く貼り付け
できない・・・。作っているのが旅客機のYS11で、全日空のモヒカンスタイルと呼ばれる機体なので、デカールを抜きに
仕上げることは極めて困難・・・やや閉口気味で手が止まっている・・・
 山里は今朝も霞につつまれ薄暗い。薄暗いけど寒さは感じない。昨日よりは気温が下がっているようだが・・・。
 焔魔堂の石段脇の紅葉が真っ赤になっている。


 注文していた安納芋が届き、オカカが早速ストーブの上で焼いた。いやいやまるでスイートポテトの様な甘さだ。
     


11/18
 今朝はちっとも寒くはないが小雨模様で、不動の山も靄がかかっている。
 オカカが、村内の叔母のところへ大根をもらいに行って来ると言って出かけたきり、未だ還ってこない。恐らく又叔母と
井戸端会議だろう。
 親爺ものんびりとしてHPの更新をしたり、さて中々進捗せぬプラモの仕上げにかかろうかなどと、あくまで長閑だ。
 長閑ではあるが時の流れが何とも速い。気付くと朝、又気付くと夜・・・その繰り返しが瞬く間に過ぎ去る・・・と、親爺は
ひしひしと感じている。
 今のところさほど心悩ますことも無し、平穏無事のありがたさを痛感しつつ時を過ごしているからなのだろうか?いや、
未来が過去より遙かに短くなってきた齢に達したからだろうか?
 早ければ早いなりに、この時の流れに身を任せ日々を過ごすばかりなのだが・・・。
 今日も長閑に瞬く間に時が過ぎて行く。


 昨晩オカカに手伝ってもらって、仕上がり寝かせ手おいたベーコンを小さく切り分け、真空パックにした。
 親爺の手作りベーコンとしてはよい仕上がりだ。
 冷凍庫にこのまま放り込んでおけば、2〜3ヶ月は何ともない。
     


11/17
 昨日のベーコンが出来た。流石に専用スモーカー3kgの肉を一挙に燻せた。
 後片付けは結構大仕事だが、戸外でやれば何とか・・・・・。
 このスモーカーは温度管理がしやすく、最上段の穴から温度計を差し込んでおけば、電熱器の温度調整はせいぜい
強弱なので、スモーカーの上蓋をずらす事で細やかな調整が可能だ。
 さて、どうぞご覧じろ。こんな感じでできあがったベーコンである。
 親爺はペーパータオルで包み、冷蔵庫で1,2晩寝かせ煙を馴染ませる・・・が、そのままだと冷蔵庫内がくすぶり臭く
なってしまうので、ペーパータオルにくるんだままさらに薄手のビニール袋に入れておいた方が良い。


 一応全部半分に切って断面をチェック。皆きれいなピンクに仕上がっている。薄くスライスして味を見たが、一番下段で
燻したものが熱源に一番近い理で、熱が強く当たったようだ。
 まあ、初回としてはうまくいった。やはり土鍋スモークとは一線を画す仕上がりだった。


11/16
 誕生日に子供達がプレゼントしてくれたスモーカーを、今日初めて使ってみた。
 今まで段ボール自作燻製器やら、手軽な土鍋スモークで十分満足していた親爺だが、流石にスモーカーもこのクラスに
なると実に使い勝手がよい・・・。
 とりあえず今日は、2週間程前から塩をして吸湿シートに包み、冷蔵庫の中で熟成させていた豚バラブロックを約3kg、
つまり3ブロック一度に燻製してみることにした。
 専用の燻製機で、ステンレス製なのできれいだし、頑丈だし、熱源もきっちり治まり上蓋には温度計もセットできる。今回
は熱源にはコントロールがしやすい電熱器を使い、スモーカー最上段で約65℃前後になっているから、ほどよいベーコン
が出来ると思っているが、何分初めて使うので未だ未だ要領を得ぬ部分もある。
 しかし本当に良くできているスモーカーで、肉からしたたり落ちる油も上手く受け皿に入り、油煙が立つこともないし、上蓋
をずらしてほどよい温度管理も出来る・・・・・。まあ後は親爺が如何に使いこなすかと云うことだろう。
 恐らく7,8時間後にはそれなりのベーコンが出来ているはずだ・・・・・。


 きっちり3ブロックの肉が収まり、未だ余裕がある。一斗缶よりやや大きめかな・・・。内部の細工が素晴らしく合理的。
 

 ベーコン造りも面白いが、夜はシコシコとプラモの作成。YS11も大凡の組み上げ画終わり後はお化粧・・・・・。
 


11/15
 不動山に温かい雨が降り、そろそろ葉を落とそうかという木々に、未だ葉を落とすな生き返れとばかり励ましている。
 小雨模様の温かい晩秋の朝。この暖かい朝に暖冬の期待が膨らむ・・・。
 この冬は暖冬なれかしと祈るのは親爺ばかりではあるまい。我が山里の村も若者や子供は減少の一途をたどり、目立
つのは爺婆と猿やイノシシばかりだ。
 爺婆にとって積雪など主に以外のなにものでもない。
 この暖かさが師走まで、その先までも続くことを祈る親爺だが、スキー場関係者にこんなことを言うと怒られるかな・・・・・。
 


 温かい雨が焔魔堂の杉木立をぬらし、我が庭先にもしとしと・・・これは霜月半ばの容器とも思えぬ・・・。        
 

 根気が続かず、YS11のプラモデルは中々捗らないが、楽しみながら丁寧にやっている・・・・・長閑だ・・・。
 


11/14
 温かい南風がざわざわと吹いている。
 朝、目が覚めて飛び込んできたニュースが、鹿児島の震度4の地震と、遠くフランスはパリでのテロ、銃撃戦で40名
死亡と云う物騒なもの・・・・・。
 いやいや怖い世の中だ。
 天変地異は致し方ないだろうが、銃撃戦で2桁の人が亡くなるなど、花の都パリに血の花はいただけない。
 犠牲になった方々の無念を想うとやりきれない・・・。
 穏やかな時間に身を沈めながら、周りの山々を眺め、その移ろいを感じ日々を過ごしている我が身のありがたさが、こ
んな時にはよく分かる。
 去年の今日は真っ白に雪をかぶっていた鍬崎だが、今年は全く雪がない。


 遠く霞み見えている大日岳の山肌も雪は殆ど見られない・・・。暖冬の予感???


11/13
 オカカと高岡へ義父を見舞った帰り道、立山連峰がよく見えた。
 剱御前小舎にいて場何時も目の前に見えている剱だが、富山平野側からだと早月尾根側から望むことになるのだが
不思議とこの山は、その険しさ故か、どちらから見ても紛う方無き「剱」で、全く違和感がない。
 それにしても今年は雪が少ない。
 毎朝、今でも親爺は室堂のライブカメラを見るのだが、室堂も雪が殆ど無い。今年は立山での初滑りが出来ぬまま閉
山となるのでは無かろうかと思っている。
 こればかりは神のみぞ知る天の気によるので、何とも断定は出来ぬが、また折角頑張って営業を続けている室堂周辺
の山荘の連中には悪いが、それならば大きな雪崩事故も起こるまいし一安心だと、親爺はそう思っている・・・。


 先頃MRJ(三菱リージョナルジェット)が初飛行。ジェット旅客機としては初の国産機、というよりはかつて世界的な航空機
メーカーであった三菱が、戦後70年を経て漸く新たなスタートしたと言うべきかも知れない。
 初の国産ジェット旅客機がMRJなら、YS11は初の国産レシプロエンジン旅客機だった。日本航空機製造(株)と云う会社
で制作されたとは言え、堀越二郎氏を初めとする戦前の日本航空機界を代表するメンバーの総力を挙げての設計製作だ
った様だ・・・。
 この時期に親爺がこのYS11のプラモに執心していたのは、なにもこのMRJの初飛行には関係ないが、作成に取りかかっ
たのは間違いなくこの初飛行に刺激されてのこと。何ともミーハー、単細胞の親爺だ・・・・・。
     


11/12
 一週間ばかり前に吊した干し柿だが、去年も一昨年も途中でカビが生えた・・・。
 今年はネットを調べ細心の注意をして乾したのだが、気温がやや高めだったせいか又青カビが生えた・・・・・・。
 吊す前の熱湯消毒やら、焼酎での洗浄やら、出来るだけのことはやったのだが、どうもこれは吊す場所に問題がある
のかも知れない・・・・・。
 で、物乾場を止め、青カビを出来る限り除去し、又熱湯で消毒し、昔ながらの戸外に吊してみた。
 小鳥の被害に遭いそうな気もするし、ヤエンコにやられそうな気もするが、さてどうなるだろうか・・・・・???


11/11
 室堂ライブカメラで見ると、立山は室堂が良く晴れているが雪が随分少なくなった。下は曇天で小雨が混じったり。
 親爺宅の庭も、オカカの育てているバラの最後の一枝が、今にも全て花弁を散らしそうに小雨に撃たれている。
 以下のも霜月半ばの寒々とした趣・・・。気温も今日は10℃を下回っているだろう。


 オカカが友達のケイコチャンから富有柿をもらった。
 種もあまりなく、甘く美味しい柿だ。
 この柿も秋ならではのもの・・・。


11/10
 昨日の午後、ヒデが京都の仕事場から遊びに来てくれた。
 心平が健康上の理由で、今シーズン一杯で剱御前小舎を下りることになって、来シーズンはヒデ支配人の体制とな
る事が決まっているが、その打ち合わせと、結婚したタケチャンのお祝いに駆けつけてくれたのだ。
 来シーズンの心平はひとまず休養するが、身体の許す限り、小屋開けなど短期に手伝ってもらう予定だし、ヒデは
大ベテランで、剱御前小舎副支配人でもあったので、剱御前小舎の業務運営は心配していない。
 ヒデは我が家と心平宅を訪ね、我が家でタケチャンと合流し、夕べは富山市内で盛り上がったらしい。
 心平宅では11月1日から保育所に通い始めたヨータローが、「ホイクショタノシイヨ。ナカナイヨ。」といっていたと言う
が、緑や心平からの情報では、朝登園し、おいてくるときに一暴れするとのことで、本人の言い分とは随分違うようだ・・・。
 秋が深まって行く山里で、親爺の周囲も又確実に動き、時が流れている。


 大銀杏がすっかり寂しげなたたずまいとなった・・・が、今朝も割と温かい。


11/9
 所用で富山市内へ出かけ、オカカにしかられいやいやながらブレザーを一着購入してきた・・・。
 普段は作務衣かフリースで過ごしている親爺なので、勤め人時代ならいざ知らず、今更この太った身体に合わせて
ブレザーなど欲しくはないが、年に一度くらいはスーツとは言わぬもせめてブレザーでも着た方がよいと思われる様な
集まりがないわけではない・・・。
 冠婚葬祭用には礼服はあるが、あれだけ何着も持っていたスーツが、たばこを止めて太った現在、ほぼ着られない。
 で、「せめてブレザーでも一着は持ってないとみっともないよ!」とオカカに決めつけられ渋々洋品店へと云う次第。
 帰路、暗い曇天下なので、辺りの晩秋の景色が頗る寂しげに写る・・・「色濃くてけれど寂しげな頃」とはこれだろう。


 実った柿の実もやはりこの鉛色の空の下、何やら寒々と寂しげだ・・・。晩秋の風景・・・。


11/8
 曜日を意識しない毎日なので、今日の曜日が解らないことが多い。流石に山小屋の営業期間は曜日を常に意識し
ているのだが・・・。
 でも、日曜日の朝だけは、テレビで関口宏氏が司会するトーク番組の、張本勲氏の登場するコーナーが可笑しくて
大好きなので、まあ意識して見ようとまではせぬが、たまたま見ると、今日は日曜日だと曜日を認識する。
 ネットオークションで最後に落札したプラモデルが6キット昨日届いた。
 本命はセスナだったのだが、シリーズなどで出品されることもあり、今回は1/72スケールの小型民間機のシリーズ
だった。
 かなり小さな小箱に治まった6機分の飛行機。それぞれに親爺には魅力的だが、これをにやにやと眺めていると
オカカが白い目で見るから、そそくさと写真を撮って、最近は親爺の作業部屋になっている爺様の部屋に収納した。
 セスナ172が陸上、水上各1機、同じくセスナ社のタンデム機が2種、後はビーチクラフトボナンザと富士エアロスバル
の都合6機だ。全て現在は絶版モデルで、アリイというメーカーは既に無くなっているので、入手困難なキットなのだ。
 まあ、同好の皆さんにしか解らぬ世界だろうが・・・。


11/6
 ネットオークションでプラモデルをかなり入手した。
 今までは殆ど、先の大戦の旧帝国陸海軍機ばかりを作っていたが、今年になってから戦後の自衛隊の使用航空機
に興味が出て、ジェット機などをいくつか作ってみた。
 これもその機体の素性やら由来やらを調べ作っていると、自分が生きてきた時代に重なるので、その頃の情景など
が浮かんで来て、その機体に対する愛着が出て来るから面白い。
 それにしても軍用機ばかりで、民間機は余り作ったことが無く、特に旅客機などは何時も利用していても興味がない
ので気にもしていなかった。
 が唯一、YS-11だけは戦後初の国産旅客機と言うことで、幾分興味を持っていたし、又この機体はオカカと新婚旅行
の最後に羽田から富山空港まで乗った機体で、搭乗経験もあった。つまり興味を持っていて、搭乗経験もある機体と云
う事で、プラモを作ってみたいと、唐突に思いついた。で、この機体を探してみたが、ネット販売でも殆ど絶版品で、今は
入手が難しいことが解った・・・。
 となると欲しくなるのが凡人の常。親爺もことあるごとにこの機体を探し始めた・・・。
 そしてネットオークションでいくつかの機体を見つけ、入札したが、この世に親爺と同じ凡人は掃いて捨てるほどいるら
しく中々落札できぬ・・・高々1000円余りのプラモキットに数千円から時には二万円などという法外な値が付く・・・。
 が、ついにこの二つのキットが入手できた。もちろん送料が加算されるので、定価より高くは付くが、まあ二千円前後
であった・・・。
 ハセガワの1/144キットと、童友社の1/200キットだ。
 本当はハセガワの全日空タイプが欲しかったのだが、まあこれは妥協せねば・・・。


 戦後ジェットのT1練習機、左からB型、A型。 我が家の居間には温かい陽射しが射し込んで今日は穏やかだ。
 

 運動不足解消に自転車マシーンで息を切らす親爺。まあこんな事でもせぬよりは幾らか増しだろう・・・・・。
      


11/5
 本日も山里は快晴。しかも今日は暖かい。
 今朝一番で従兄の死を知らされた。体調を崩し入退院を繰り返していたが、まさかこんなに早く旅立つとは思いもしな
かった。今はただ心静かに送るのみ・・・。


 昨日は親爺の誕生日。そんな親爺の元へ、3人の娘と新たな息子が4人連名でプレゼントを贈ってくれた。親爺にはもったいないステンレス製の
スモーカーと、何とサイボクハム取り扱いのベーコン様豚バラ肉1kgだった。オカカにもらったダッジオーブンも、このスモーカーも親爺にとっては
嬉しい嬉しいオモチャである。親爺は大喜びだった・・・。みんなありがとう。トウサンハタイヘンハピーデスゾ!!
 


11/4
 満63歳になった朝は快晴だった。
 長女が夕べも里帰りしていたので、今朝は家から7時過ぎに出勤するのに併せ、親爺もオカカも普段より早めに朝の
支度を終え、8時過ぎには飛騨の野菜直売所に向け、家を出た。
 山里から見上げる立山は、昨日まで降った雪で真っ白。


 飛騨路もすっかり色付いて、秋が深まっている。帰りは双六キャンプ場の辺りから飛越林道に入り、有峰超えで帰宅。
 

 一寸したドライブ旅行気分で、車内でドーナツやら、焼き団子を食べて昼食とした。これも又悪くない・・・。
 

 有峰は紅葉もすっかり終わり、薬師岳も真っ白身見えていた。
 


11/3
 未だ真冬の寒さではないが、朝晩の冷え込みをはっきりと感じるようになってきた。
 窓から外を見ると、不動山がかなりきれいに色付き、その向こうに大日岳が山裾だけを見せているがその山裾、早乙女
辺りと思われるところまで雪が下りてきている。
 気温が下がってくると、不思議とよく眠れる。
 何時もの癖で夜具に潜り込んでしばらくは、手だけを外に出し本を読んでいるが、寒さを感じ何時もより早めに本を閉じ、
夜具の中で自分の体温を楽しんでいる中に、実に他愛なく寝てしまう。夜半にやや眠りが浅くなることはあっても目が覚め
てしまう事はなく、目が覚める頃は必ず薄明るくなっており、6時を過ぎている。
 寒くなって良いことも少しはあるようだ・・・。
 雪が随分下りてきた・・・・・。


11/2
 寒くはないが、鉛色の空から小雨が落ちている。
 いよいよ秋が深まり、鮮やかな色を少しずつ失って行くのが霜月のイメージではあるが、山里の風景も空が鉛色にくすん
でいる日にはいっそううら悲しい景色となってしまう。
 青春、朱夏、白秋、玄冬と、人生のサイクルを言うが、親爺達の年代は白秋で、未だ玄冬には至っていない。季節で言う
と今が正しく白秋ではなかろうか・・・・・。
 季節に己が人生の今を重ね見ると、やはり少しうら悲しくなってくるが、来るべき冬に備えるのも今である。未だうかうかし
てばかりもいられまい。


 明後日が親爺の誕生日なので、一寸早いがオカカからプレゼントをもらった。前から欲しかったダッジオーブンだ。
 手入れがやたら面倒だが、これで作る料理は素晴らしく面白く美味そうだ・・・・・・。オカカに感謝。
 


11/1
 神無月が終わり、我が宮の神様も出雲からご帰還され、今日からは霜月となった。
 霜月朔日にふさわしい今朝の寒さ、親爺などフリースの下に薄いセーターと長袖の肌着を着込んでいる。
 良く晴れた寒い朝、窓外の不動山は色付き、その彼方の大日は冠雪していて、山里の秋の深まりを大気の冷たさで
寒日朝だ。
 一昨夜は久しぶりに長女が帰宅。旦那の駿君が友人の結婚式に上京しているとかで、休日の昨日一杯我が家で過ごし
昨日の午後はオカカと二人で買い物・・・。
 もちろん親爺は温かい家で留守番で、シコシコとプラモの仕上げに精出した・・・。
 で、仕上がった、戦後初の純国産ジェット機であるT-1B型ジェット練習機「初鷹」である。一寸良いなぁ・・・。


 冠雪した今朝の大日岳。まだうっすらと雪に覆われたという程度だが。


10/30
 今朝は寒い。寒いからよく眠れたようで,身体は却ってしゃきっとしている。
 2、3日前から新しい自転車マシーンでオカカと一緒に運動不足解消を心がけている。
 冬は家に閉じこもりがちになってしまう。だから自転車マシーンな訳だがいつまで続くやら・・・。散歩でもすればよいの
だが、これからは雪・・・。若いときの雪は、スキーやら銃猟やらと大歓迎したものだが、今や雪など迷惑なばかり・・・。
 親爺がお籠もりする日々は目の前だ。
 爺様の隠居部屋はもうすっかり親爺のプラモ作業部屋・・・。


 居間にはストーブが燃えている。                    親爺の作業場も小さなストーブが欠かせない・・・。
 

 T-1ジェット練習機B型がエンジンもIHIのエンジンに変わり、本当の意味での我が国国産第1号のジェット機となった。
 


10/29
 山里の今朝は青空が広がっているが、寒い。と、言っている間に青空が雲に覆われてしまった・・・。曇天の秋日か・・・。
 携帯電話というものが使われ初め、もうどのくらい経つかもしかとは覚えていないが、剱御前小舎の電話は携帯電話だ。
 剱御前小舎など元々奥山で,昔は、有線の磁石式を皮切りに、NTTの無線電話などを使っていたのだが、あのころの
NTT無線電話は,無線機やバッテリーだけで畳一畳分もスペースを取る代物で、天候などによって電波状態が変わり、
つながらぬ事も多かった・・・。
 それが、月額基本利用料が15000円くらいに下がった頃、初めて携帯電話を持って小屋開けに入り、雷鳥沢の登りの
途中に家と通話したのが使い初めだった・・・。
 剱御前小舎は稜線上で、富山平野がよく見える位置にあるため比較的以前から通信状態は良かったので、簡便な携帯
電話のみに切り替えたのはもう10年以上前からで、それまで利用していたNTTの機器を全て下界に下ろした時は帳場スペ
ースが随分すっきりしたことを覚えている。
 今や携帯電話全盛で、立山一帯でも、光ケーブルの届いている室堂エリアの雷鳥荘から発信した電波を剱御前小舎で
中継し今まで不感地帯だった剱沢エリアに送っているので、剱沢や剱岳の前剱下部でも通話が可能となっている。ただし
これは7月1日〜10月12,3日までの期間限定ではあるが。
 山里の親爺宅も、固定電話は数年前に廃止し、今は携帯電話だけで何の不都合もないどころか、おかしな電話は即着
信拒否出来るので、厚かましいセールス電話や詐欺臭い電話や、とにかく不要不快な電話は全てカットできる。振り込め
詐欺の予防手段としてもこれは効果絶大だろう・・・・・。
 朝はこんなにきれいに青空が広がっていたのだが。


 チビヒロからプレゼントされたヨーグルトメーカーで、オカカがギリシャヨーグルト(何でもそんなヨーグルトがあるのだそうだ)
を作った。上手くできて、堅めのヨーグルトケーキのようなヨーグルトになったが、これが美味い。
 アプリコットジャムを載せ頂いたが、非常に美味しかった。朝飯の後のデザート?に最適。


10/28
 夕べは雨が降ったようで、昨日の強風に舞い散った落ち葉がアスファルト道路にへばりついている。
 暖かい朝だがこれから徐々に気温は下がってきそうだ。立山には少し雪は降るだろう。
 剣岳周辺の山小屋や、雄山稜線の山小屋、その他の比較的奥地の山小屋は全て閉鎖されており、今立山で営業して
いる山小屋は、山小屋と呼ぶことが憚られる様な、下界の旅館に引けを取らぬ設備を持つ4件のみ。
 アルペンルートの営業期間に歩調を合わせ11月末まで営業をするそうだ・・・・・。
 早々に剱御前小舎を閉め、もう冬眠生活同様の親爺などは実に気楽なものだ。
 昨日の風で、葉を落としたのは大銀杏の裏側の欅。大銀杏は僅かに葉を落としただけ。

 


10/27
 山里も随分秋色が深まってきた。
 村のあちらこちらの木々も、持てる最後の力を振り絞るように、華やかに装っている・・・。
 立山博物館の側にある「教算坊」の庭の紅葉が色付いたとか、閻魔堂の坂道の紅葉が真っ赤だとか・・・杉木立が圧倒
的に多い村内にもそこそこ見所はあるものだ。
 一寸目を上に向ければ不動山が色付いているし、遙かに霞み見える立山の峰は冠雪し白い。
 日日や曜日を記した暦を頭から追い出し、そんな情景のみで、秋の深まりを感じる生活は実に長閑だ。長閑すぎてぼん
やりした頭が、ますますぼんやりしてくる・・・。
 惚けの始まりというのはこんな状態なのかも知れないと、ちょっと心配が心をよぎるが・・・。


 きれいに色付いた木々を写真に写そうとすると、邪魔なのがこの電線と云うヤツ・・・電気のない生活は考えられぬが・・・。
 


10/26
 山里の宮は立山雄山神社中宮祈願殿で、戦前までは所謂国幣小社の社格である。
 昔から村人がここで結婚式を挙げることは殆ど無かった。各家々で親族一族相集い固めの杯を交わしたものだが、
最近はまれにこの社で神前結婚を望む人達がいる。
 で、昨日は昨日も記したが、ショウヤがここで式を挙げて、親爺とオカカも参列したのだ。
 老杉の巨木に囲まれた祈願殿前の厳かな空間も、一時華やいだ。


 式を司ってくれた佐伯睦麻呂宮司。親爺達の仲間だ・・・。天皇皇后両陛下から賜った幣餞料を拝ませて頂いた。この
タイミングでこの社で挙式した二人は実に幸せ者だ。
 

 山里より30分ほど離れた雅楽での披露宴。親爺もオカカも正装で出席。タケチャンも珍しい正装で友人で招かれ親爺達と同席。
 

 ショウヤの弟タクヤも剱御前小舎で頑張ってくれた。今でもオジチャンオバチャンのお気に入り。 トシ君、ヒーチャン良かったね・・・。
 


10/25
 今日は親爺とオカカそろって結婚式に出席する。
 名古屋の友人夫婦の長男が去年、我が剱御前小舎のスタッフとして働いていて、そこを訪れた富山の女性と縁が
でき、この度目出度く挙式となった次第。
 その挙式が実に久しぶりに、我が山里の宮で行われる。
 森厳な大木の老杉林に覆われた、我が山里の宮こそ、立山雄山神社芦峅祈願殿で、新郎新婦たっての願いでここ
で挙式となった次第。
 山里も秋酣。
 去年の同じ頃の鍬崎山。紅葉の具合もほぼ同じだ・・・。


 前回作ったT-1ジェット練習機だが、もう一機作り始めた。前回はT-1Aタイプで、英国製ジェットエンジン搭載タイプ
だが、今度はIHI(石川島播磨重工)の国産ジェットエンジンを搭載し、完全純国産となったT-1 Bタイプだ・・・と書いた
ところで、興味のない方は見向きもせぬだろうが・・・。じゃあ、どこが違うと云われれば、このプラモでは塗装がやや
変わるだけだから、実にマイナーな世界だ。
 でもこれが又面白いのだな・・・・・。式服に着替えるまでいじっていよう・・・・・。


10/24
 山里での長閑な日々が過ぎて行く。
 剱御前小舎を閉めてしばらくは残務整理に追われるが、それでも剱御前小舎の営業中の間のような緊張感は無い。
 バタバタはしてはいても、一寸気の抜けたような状態と云うのが今だ・・・。
 秋の深まりは外の木々の葉の色でもよく分かる。
 我が家の物乾場から見える、隣家の大銀杏が黄色を増し、やがてその黄金の葉を振りまく様などは晩秋そのもの
だろう。
 雪を知らせる黄金の葉の乱舞とでも言おうか・・・。
 今は未だ僅かに黄みを帯びたばかりの大銀杏。


 秋の訪れを告げる、招かざる客もいる。通称ヘコキムシ、クサギカメムシの事だ。
 オカカが今朝から7匹をガムテープで捕獲し、屁をこく前にテープでくるんで処分した。親爺の最新作全日空ボーイング’
707旅客機も処分されぬようこっそり隅にディスプレー・・・。
 


10/23
 立山を仕舞った後の生活というのは、実に気楽なものだが、当分は帳面整理などの残務が残っている。
 それが終われば殆ど気ままな暮らしに入るのだが、ここまで頑張ってくれた齢90歳の我が爺様がちょっと怪しくなって
きた。2、3年前からろ殆ど寝たきりの生活で、老人施設にお世話になっていたのだが、いよいよものを食べなくなり、寝
てばかりで、呼びかけにも余り反応しなくなっている・・・・・。
 枯れるという言葉を人間に使えば、正しくその状態で、入れ歯を外し寝ている顔は限りなく穏やかに見える。
 かくなれば、自然な形で見守るしかない。誰にでも訪れる、爺様の「最期」が近いとは想いつつも、淡々と日常を過ごし
て行くばかりだ。
 明後日は友人息子にして、昨年の剱御前小舎スタッフだったショウヤの結婚式。
 風邪を完全に治し出席せねばならない。
 窓外に不動の山が色付いて見えている。


 親爺達の年配の方なら、この前田クラッカーは懐かしいのでは無かろうか?
そんなに美味いものでもなかったような気もするが、いち早くテレビコマーシャルで流れたりした事で、流行語の「アタリ
マエダノクラッカー」などにもなった・・・・・。二粒が何かのおまけに入ってきた・・・。前田製菓って未だあるのだろうか?


10/22
 小屋閉め後の打ち上げを行った時の写真がクミチャンから送られてきた。
 生憎親爺は風邪を引いて、のどが腫れ、頭痛もして、かかりつけの医院で点滴投薬の治療を受けた。
 昨日は薬が効いて、半日寝っぱなし。昨夜も未だ眠れるのかと想うほどよく寝て、今朝症状が少し軽減したが、大事を
取って未だで歩くのは控え、家にこもっている。
 昨年ベトナム旅行で、風邪を引いてこじらせた苦い記憶があるので、今度はとにかく早めに診察を受け、医師の指示
通り安静に症状の軽減を待っているのだ。
 年を取ると、一寸した風邪でも長引くことがあるが、とにかく初期の治療が大切なようだ・・・。
 いやいや、十番館さんお世話になりました。


 

 


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