2015親爺のずぼら絵日記(秋)       今シーズンもいよいよ9月です。誰が決めたわけでもありませんが
                                            親爺は9月から秋山と呼んでおります。
                                             で、例によって、項を改めました・・・。     2015/09/01

                                             お陰様で無事小屋閉めいたしました。
                                             今シーズンも有り難うございます。
                                             で、今回を以てこのコーナー最終更新といたします。
                                                                        2015/10/20



10/20
 立山を仕舞った。
 親爺38回目の「山仕舞い」である。
 もう若い連中と一緒に山から駆け下りてくる元気はなく、一足先に下山しており、昨日はみんなを室堂に出迎え、一緒
に山里へ下りてきた。
 山里ではオカカと合流、おもいおもいに和倉温泉へと向かった。
 和倉温泉の「十番館」さんは以前も小屋閉めの打ち上げでお世話になったお宿だが、今シーズンはこちらで又打ち上げ
と云う訳だ。
 ここのご主人が何と長野県は大町の出身で、越中立山からの我々には随分良くして下さる。昨夜も目一杯の海の幸で
歓迎頂いて、総勢10名わいわいがやがや楽しい一夜を過ごさせてもらった。
 今朝は現地解散。若い連中は今宵も富山市内集合で一騒ぎするらしい。親爺とオカカ、森さんは早々に引き上げた・・・。
 皆は明日には各々の古巣へと帰る。
 親爺とオカカは又二人の長閑な暮らしが始まるだろう。
 今シーズンも沢山の皆様にお越し頂き、賑わった剱御前小舎は完全閉鎖され静かに冬眠に入った。
 皆さんどうもありがとうございます。来シーズン又お目にかかりましょう・・・・・。


 雄山の社に最敬礼。立山を仕舞った。


 随分大きくなったヨータローはジイチャンバーチャンが大好き・・・。でも11月から保育所に行くから余り遊べなくなるなぁ・・・。


10/18
 剱御前小舎は今日でしめる。今朝は今シーズン最後のお客様をお見送りし、スタッフ一同で最後の小屋閉め作業を
行っている。今日中に小屋閉め作業を終え、明朝はスタッフ全員で下山となる。
 助っ人に森さんを筆頭にタケチャン、ミッチャン、ミユキちゃんも駆けつけてくれて、小屋閉め作業は順調に進む。


 大きな貯水タンクだが、比較的小柄な女性の方が内部の清掃はしやすい。強力なウーマンパワーに助けられ、小屋閉めが捗る・・・。
 


10/17
 今日は剱御前小舎の営業最終日。雷鳥坂の登山道にも、数センチの積雪があり歩きにくくなっているが、昨晩も十数
名様がお越し下さった。
 この時期のお客様は写真撮影目的の方々が多い。比較的山慣れた方々で、装備もしっかりしており、無理はなさらぬ。
 今日の営業最終日もこんな方々が何人かお泊まりになるだろう・・・。
 15日の空輸作業最終回は、剱御前小舎の越冬物資(来シーズン用の燃料など)一便のみ。
 良く晴れた剱上空を東邦航空のAS350Bが荷を運ぶ。


 昨夕の剱御前小舎からの夕景。バンダリーは大好きなスーツ姿で帰国した・・・と、たった今、無事ネパールに帰着したと電話があった。
 


10/15
 バンダリーが帰国のため、親爺とオカカがバンダリと一緒に関空のそばのホテルに投宿。明朝の便で帰国する
バンダリーを見送る。
 剱御前小舎では今シーズン最後の空輸作業が終わって、いよいよ後3日の営業日を余すばかりとなった。
 剱もこんなに白くなっている。


 剱御前小舎ではおかしなジャンプ写真が流行っているようで、バンダリーも「飛んできた」そうだ。流石森さんは・・・・・。
 

       親爺はジャンプする代わりに、自作のT-1ジェットプラモをを飛んでるように・・・みえないかなぁ??? 
       


10/14
 午後になってまた写真が送られてきた。親爺も所要で室堂まで入り、写真を撮りまくってきたので、再更新しよう。
 どうだ、まるで子犬のようにはしゃぎまわるクミチャンとヤス君・・・。
 

 国見HPからの来朝沢と剱御前小舎のある別山乗越。新雪に輝いている。


 今日の小屋破壊製に恵まれている。
 周りの山々がみんな白く装ったので、眩しい。
 何時もの小屋閉めの情景だ。
 明日最後の空輸作業をする。仙人池ヒュッテと剱御前小舎各1便ずつだ。
 今シーズンもあと4日。過ぎてしまえば、あっという間だった・・・。


10/13
 今朝は吹雪の中。
 吹雪と言っても強風に小雪が混ざっている程度で、積雪は5cmほど。
 今夕には天気は回復し、立山は高気圧に覆われ晴れてくるとの予報で、晴天マークが剱御前小舎の下山日まで
ずらりと並んでいる。
 トモチャンが送ってくれた写真は、昨日の朝の御前山から見た剱。
 標識についた海老のしっぽが大きい・・・・・。


 室堂でも雪が降ったので白い山が見えぬかと外に出てみたが雲で見えず。さて今度の親爺の仕事は・・・・・。
 

 戦後初の国産ジェット機、富士重工のT-1ジェット練習機。富士重工の前進は中島飛行機、隼や疾風後を受け継ぐ機体が
このT-1で、「初鷹」と云う愛称を持つ・・・。そんなことを調べながら組み立てていると愛着がわいてくるから不思議だ・・・。
 


10/12
 朝ピッカリと呼ばれる天気は、朝方だけ晴れてその後、急激に天候が崩れる天候のこと。この朝ピッカリにだまされる
事は良くあり、誰でも経験していることだろう。
 これが下界の人里のことなら何ということもないが、3000m級の高山でしかも10月半ばという時期ともなれば、生き死に
に関わることとなる。
 もう20年も前のことだが、立山でも10月8日に急などか雪で、8名の大量遭難が起きた事もある・・・・・。
 今朝はその朝ピッカリ。薄く新設をまとった剱や、後立ての峰々もよく見える。が、予報ではこの後急激に天候は崩れ、
吹雪になるとのこと。昨晩同様今日もお客様はあるまい。


 剱沢小屋、剣山荘も昨日で小屋を閉め、今日明日にも下山する。剱周辺で残るは我が剱御前小舎のみ・・・。


 昨日はこんな雪となって、凡そ3cmほどの積雪となった。トモチャンやヤス君は大喜び、外に出て子犬なみにはしゃぐ・・・・・・。
  

 お客様がゼロとなって、寒いので、みんなで談話室で雪見をしながらの鍋をつつく。バンダリーがもう下山するので送別の宴となる。
         


10/11
 朝から風が強くガスも濃く、小雨も混じっている。風は暴風に近い。
 折角の3連休もこれでは台無しだ。
 剱沢小屋や、剣山荘も1日前倒ししてもう営業を終えた。今日は泊まれないとのこと。奥地の仙人池ヒュッテも今日が
営業最終日となるそうだ。
 いよいよ剱御前小舎だけが立山奥地の山小屋となった・・・と云う剱御前小舎も17日までの営業で終わる・・・。
 昨日の剱。もう随分白い。
 


10/10
 三連休の初日は雲がちながら晴れている。でも明日からは雪が来そうな雲行きだから、お客様も少ないだろう。
 天気は12日から又回復しそうだが、明日にそこそこ雪が降れば、今度は冠雪の山々・・・・・写真目的のベテランさんが
又登ってくるだろう。
 この連休明けには、剱沢小屋と剣山荘が小屋閉めする。剱周辺で殿軍を勤める剱御前小舎の営業も今日を入れてもう
8日間のみ。
 立山には室堂周辺を残し、営業している山小屋は無くなる。
 立山の今日はほぼ曇り・・・。この写真は去年の今日。手元に写真が無くなったので・・・。


 心平が捕って冷凍しておいた、最後のイノシシ肉でバンダリーが得意のカレーを作ってくれた。バンダリももう直ぐ下山し帰国
するので、世話になった剱御前小舎のスタッフ達への最後のサービス・・・。
 バンダリーは帰国早々、JICAの作業現場に復帰しなければならない。のんびりしてるように見えるが、結構やり手・・・・・。
 

 親爺の裏仕事が昨晩完成・・・。空自初代の戦闘機F86セイバー。1954年空自発足当初百数十機は米国からの供与だったら
しいが、その後は300機、三菱でライセンス生産され、日の丸を背負って戦後の空の護りとして活躍した。
       


10/9
 剱御前小舎もいよいよ雪の時期だ。
 今朝ガスに覆われた剱御前小舎の周りは、ガスが氷結したのか、雪なのか一寸判断しかねるが、とにかく白くなっていた。
ガスが濃くて周りがどうなっているかよく分からぬ・・・と、急に青空が広がって僅かに白くなった剱が顔を見せた。
 旧式の冷蔵庫のフリーザーボックスのように霜がついたと云う程度だが、それでも雪は確かに降ったのだ。


 今朝のガスが切れる直前の剱御前小舎の前。至る所白い。


 ドラム缶もうっすら白くなっている。


 雨戸には小さな海老のしっぽが・・・・・寒い寒い!!


10/8
 今朝も立山は晴れているが、昨夜半ついに初雪が来た。
 去年は10/7に初雪ならぬ初冠雪だったことを思えば、随分襲い初雪だ。
 早朝の写真を取り損ね、9:00現在になったらこんな、初雪の痕跡写真しか撮れない・・・・・。まあそれでも初雪は初雪だ。


 小屋閉め作業は順調に進み、昨日は水タンクの清掃・・・。シマチャン&トモチャンがタンクに突入??


 昨夕、御前山から落日を見る・・・トモチャンの力作。


 山に初雪の降った夜、山里の親爺は裏仕事に精出しすぎて、プラモの一番目立つ部分である、風防を割ってしまった・・・。
この透明パーツだけは修復が出来ないし、風防のコピーを作る技術は親爺にはない・・・。
      

 どうせ夜目遠目バージョン・・・あきらめて作業を進めて、足回りの細かい部品の塗装をして布団に潜り込んだ。
 


10/6
 写真が無いので去年の今日の写真を探し出した。
 去年のページに掲載しているかなと、確認したらやはり同じ写真が、「剱御前小舎写真展示館」に掲載されている・・・。
 この写真より大きなサイズでの掲載だ。
 今日の立山もこれと同じ状況で、青空が広がりもちろん雪は未だ無い。
 でも去年はこの後雪になって、確かこの直前に台風騒ぎもあって、お客様が殆ど居なかった記憶がある・・・。
 今年はこの後ズ〜っと一週間ほど晴れマークが並ぶ予報が出ており、3連休も天気に恵まれそうなので、去年とはまた
違った日々が来るだろうが、もう一週間後は、剱沢小屋、剣山荘も閉鎖下山で、例年通り剱御前小舎が17日まで営業し、
このエリアの殿軍を勤めることになる・・・。


 山里の、親爺の裏仕事は、すこぶるスローペースで・・・・・。機体の下塗りをして・・・
      

 主翼を組んでやはり下塗りし・・・・・  キャノピー周りの小部品を整形・・・メインキャノピーを割ってしまった・・・・・フ〜ッ!
 


10/5
 良い天気の朝。
 剱御前小舎では今シーズン最後の空輸作業が始まる。来シーズン用の燃料などの越冬物資がメインで4トンほどの荷
揚げとなる。
 昨日の夕景は雲海が広がり、お客様も大喜び。
 寒さをものともせず夕日を眺めていた。


 親爺はせっせと裏仕事。自衛隊のジェット機に範囲が広がり、F86セイバーを再度やっている・・・。面白い。
 


10/4
 立山はすっかり晩秋の趣。
 標高の高い剱御前小舎の周りは未だ雪こそ見られぬが、植物はハイマツ以外色を失いつつある。
 空も秋の空。


 親爺が学生時代に過ごした山域は薬師方面。太郎小屋や薬師沢小屋でのバイトの日々は今でも忘れられぬ。
 その太郎小屋アルバイトの大先輩が小夜子さん。親爺より○歳年長だがご主人N先生と共に未だ山歩きを・・・・・・。
 この小夜子さん夫妻には、剱御前小舎のバイトの幾人かが随分世話になった。親爺不在だったが、久々に剱御前小舎を
訪ねて下さった。
 スタッフの見送りを受けて下山して行かれた。
 


10/3
 一昨日夜半からの台風以上の暴風雨は、厳戒態勢を取っていたので剱御前小舎に被害はなかった。
 昨日午後から、風はやや強く吹いてはいたがすっかり晴れ、今朝も素晴らしい秋晴れの、10月最初の週末を迎えて
いる。
 そんな秋晴れの土曜日だが予約は20名様そこそこ、この時期ともなればもう、混み合うなどと云うことはない。
 この天気は当分続くとの予報で、週間予報も晴れマークがズ〜っと並んでいる。
 剱御前小舎の裏山は別山に続く尾根だが、小屋から5分で広い尾根の上に出る。
 そこからは真砂岳、雄山もよく見える。


   第四旋回から着陸態勢に入るT-4中間練習機・・・・・純国産の川崎製のジェット機。が、よく見ると無人だ・・・・・
 

  親爺の裏仕事最新作は、空自のT-4。ブルーインパルスの現用機として有名だが、通常塗装でも良い。親爺の好きな機体。
          


10/1
 もう10月となった。小屋閉め月だ。
 剱御前小舎の営業は今月17日まで。18日には小屋を閉め19日には早朝にスタッフ全員下山となる。
 さて、剱御前小舎周辺或いはその奥地の各山小屋も、営業終了予定日の情報が入って来たので、剱御前小舎では
お知らせ看板を作ったが、ここにそれを掲載しておこう。
 ご参考まで。


 友人のMさんが送ってくれた三田平からの剱。


 昨日の月はもう随分欠けている。でも雲のない秋の透明な大気の中、すっきりと明るく見えた・・・。


9/30
 今日も立山は晴れている。
 この9月も天候には恵まれ、恐らく7月よりも多くの皆さんにご利用頂いたことだろう。
 ついこの間小屋開けしたばかりのような気がするが、もう5ヶ月以上経っていて、あと半月もすれば小屋閉めだ。
 小屋閉めは、小屋を越冬させるために、あちこちを補強したり、雪の吹き込みそうな僅かの隙間も注意深くふさぐ
など、それこそ切りのない作業が続くし、来春の小屋開けに備えての準備、整理整頓も欠かせない作業だが、
山里の親爺の方もそれなりに大変で、スタッフの給料の支払い、あちこちの業者さんへの支払いなどの金勘定に
忙しくなるのだ・・・。
 まあ、この辺りの苦労と云うものは、極小零細個人事業者(自営業)の方なら、即ご理解頂けるだろう・・・。
 それでも何とか無事に小屋閉めを迎えられると云うことは、実に幸せなこと。
 さて後しばらく頑張ろう。
 一昨日の空輸作業は僅か一便。晴天下でスムースの終わった。


 スーパームーンの翌日の月・・・・・・・・・・・・。
    


9/29
 スーパームーンだそうだ。何だろうとは思っていたがそれが何かは良く理解していなかった親爺だ・・・。
 月の満ち欠けくらいは親爺でも知っているし、月が地球を巡る軌道が楕円だと言うことも聞いては居たが、それで満月
時に見える月の大きさに違いがあり、最小に見える月の直径より、最大に見えるスーパームーンの直径は1.14倍大き
くなり、その明るさは3割も増すのだそうだ・・・と、知ったのは今朝新聞でその記事を読んでからである・・・。
 それでもミーハーな親爺は、親爺に負けぬミーハーのオカカと二人、夕べは山里の我が家の庭へ、何度も出てスーパ
ームーンの出を待ったのだ。
 剱御前小舎ではよく見えたらしいが、山里では「月に群雲」の例え通り、群雲に覆われて中々スーパームーンは姿を現
さぬ。カメラを三脚に固定し、何度も庭に出たり入ったり・・・が、月は出ず、シャッターチャンスはやってこない・・・。
 こんなピンぼけ写真ばかり何枚撮ったことか・・・。


 が、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる・・・。何とかこんなスーパームーン様が一枚だけ撮れた。
 でもなんだこれは、面白くも何ともない月並みな月の写真ではないか・・・・・・・・・。


 剱御前小舎ではヤス君とクミチャンが休みを取って、剱に登って来たとのこと。元気だな二人とも・・・。
 


9/28
 快晴の朝だが寒く、風も冷たく感じる剱御前小舎だ。
 お客様の入れ込みはもう落ち着いて、せいぜい20名様前後で、週末の晴天でも30名様余り。小屋閉めまでほぼ三週
間と云う時期だから、例年こんなものだ。
 剱御前小舎も、ぼちぼち小屋閉め準備を始めている。昔は11月の4日小屋閉めと決めていたが、これがいつの間にか
少しずつ速まり、例年は10月20日だが、今シーズンは土日の巡り合わせで18日(日)に小屋を閉める事となっていて、宿
泊は17日の土曜日が最終となる。
 紅葉は随分したまで下りて、今は弥陀ヶ原あたりが盛りである。
 青空の下の紅葉は、いっそう色が華やかに映える。


 下界で裏方業務専念中のはずの親爺は、裏方仕事ならぬ裏仕事???最近は自衛隊のジェット機に手を伸ばしている。
 

 特に国産機には又はまり込みそう。これはT-4中間練習機(川崎)。コンパクトな中に最新装備。純国産機というのが嬉しい。
      


9/27
 今朝は濃いガスにつつまれている。上空を前線が通過している所為とのことだが、この後天気は好天するらしい・・・。
 剱御前小舎も小屋閉めまで後三週間程となった。親爺は一足先に下山、裏方仕事に専念中だがどうにか今シーズン
も無事に立山を仕舞えそうだ。
 思えば親爺の山暮らしも随分長くなってきた。山小屋経営だけでも丸38年間。まあ人生の半分以上を剱御前小舎の
親爺業で過ごしている事になる・・・・・。
 まあ、こんな景色を38年間も見続けてきたのだから有り難い話なのだ。
 

 雲海に浮かぶのは鍬崎山。こちらも良い景色だ。


9/26
 紅葉酣の週末。天気もすっかり好転し青空が広がっている立山だ。
 今のシーズンは、仙人池ヒュッテを目指すお客様が多い。秋空の下、仙人池に映る紅葉の逆さ八峰・・・。絶景である。
 仙人ヒュッテのマー君、いよいよかき入れ時だぞ〜。がんばれよ。
 今日の剱御前小舎は余り混んでいない。せいぜい4〜50名様・・・。
 明日も明後日も晴天予報。折角お越しになるお客様にはどうぞゆっくり秋の立山を楽しんで頂きたいものだ・・・。


 サンゲが昨日帰国して、寂しそうな顔のバンダリー・・・。Nさんが入山してビーフシチューを作ってくれたが、バンダリーには
タブーの牛肉・・・。バンダリー用にはチキンシチューを作ってくれたそうだ・・・。
 


9/25
 折角の紅葉盛りだが,立山は雨。それでも幾分視界は利くから紅葉は又違う趣で楽しめる。
 流れるガスの切れ間から、紅葉した山肌が現れては消え、幽玄な秋山に寂しさを感じるか、落ち着いた美しさを感じ
るか・・・その刹那刹那の想いを、ガスの流れのままに味わってみるのも良いだろう


 鮮やかな陽光に映える紅葉も良いが、色付いた木々の狭間をガスが漂う風情も又良い。


9/24
 フットワークの良い、剱御前小舎受付の「看板娘トモチャン」が室堂乗越まで足を伸ばし、雷鳥沢の紅葉を撮ってくれた。
 見事な紅葉だ。


 小屋直下もこんなに色付いて、今シーズンの雷鳥沢も良い紅葉となっている。


9/23
 今シーズンは紅葉が例年よりやや早めだ。
 余りの晴天に昨日親爺はぶらりと室堂まで出かけ、そしてその紅葉の進み具合に驚いた。最初は一週間以上も早いと
やや勘違いしたが、このHPのバックナンバーを調べて見ると僅かに2,3日早い程度だと解った・・・。
 考えてみれば9月も20を過ぎ、何時初雪が来ても可笑しくない時期なのだ。
 紅葉はもう弘法あたりまで下りてきており、美松坂の上部から天狗、室堂はもう見頃から酣という紅葉だった。雷鳥沢あ
たりも下部はそろそろ見頃で、上部はもう茶色が強く終盤に来ているようだ。
 先ずは昨日親爺の撮った写真をご覧じませ・・・・・。


 美松から天狗平下部はすでに見頃・・・いや9分の紅葉か・・・・・。


 剱御前小舎の下部雷鳥沢は最下部が見頃を迎えている。未だ一週間ほどは楽しめそうだ。


 天狗平から大日岳・・・。


 弘法の木道から弥陀ヶ原、その奧に別山と別山乗越の剱御前小舎が見える。このポイントから見る弥陀ヶ原の紅葉はまだ7分の色付き。
 ここは親爺の好きな紅葉絶景ポイントの一つ。


9/22
 シルバーウイークも後半だが、立山に賑わいは今日まで。ご宿泊の入れ込みは今日からグ〜ッと減る。
 それでも比較的好天に恵まれ、沢山の皆様にお越し頂いて、このシルバーウイークは剱御前小舎も大賑わいだった。
 有り難い話だ。お越し下さったお客様と、好天を恵み給うた立山の神仏に感謝申し上げよう・・・。
 今日の立山は快晴だ。
 皆様には、ゆったりと穏やかな秋の立山をお楽しみ頂きたいものだ。
 

 元バイトのミレイが顔を出し、手伝いに来てくれたジュンチャンも元気そう。タケチャンは下山、サンゲももうすぐ帰国・・・。
 


9/21
 秋山ならではのこの澄んだ青空の下、昨日の立山一帯は大賑わいだった。
 我が剱御前小舎も今シーズン最高の日/宿泊人数を記録した。秋山で夏山での記録を上回る事は最近間々あるが、
今シーズンのシルバーウイークも賑やかだ。
 9月の前半が最悪の天候で、お客様の入れこみも少なかったが、ここへ来て好天が続き、入れこみも増え、山小屋
親爺としてはホッと一息といったところ・・・。
 剱御前小舎の前も賑やかだった。


 帳場は部屋割りを終え、スタンバイ・・・・・・・・・・・・・        森さんも登山者の動向に目を配る・・・・・。
 

        9月も20日を過ぎると、流石に山里も寒くなって、親爺宅の居間にはとうとうストーブが入った。
       


9/20
 昨日はシルバーウイーク初日で、アルペンルートがごった返し、キャンセルも出たが沢山のお客様がお泊まり下さった。
 そのお客様を歓迎する様に、剱御前小舎では素晴らしい夕景が見られた。
 9月の悪天続きで、剱御前小舎のスタッフも久々に目にするような夕日だったのだからお客様は大喜び、かなり肌寒い
大気の中に歓声を上げ、或いはカメラに景色を納め、肩を寄せ合うように息をのみながら、思い思いの夕景を堪能してい
た。秋の夕景は皆さんの心に強く焼き付いたことだろう・・・・・。
 この好天は当分続くとのこと。こんな夕景も数日続くだろう。


9/19
 霧雨の朝だったが、9:00を過ぎて急激に天候が回復。真っ青な秋の空が広がる立山だ。
 遅れていた空輸作業もこの天気で開始。素早い東邦航空のがんばりで、物資も剱御前小舎に届いた。
 ぎりぎりだったが天気も良し、生鮮食料も届き、良いシルバーウイークのスタートが切れた。
 国見HPもガスが揚がり初め・・・・・・/大日の稜線がはっきりと出てきて・・・・・・
 

 剱も剱御前小舎もすっきりと見えて、青空が広がった・・・。今日の発て宇天は2300m以上は晴天だ。


9/18
 今日は晴天の朝だ。天気予報はサスから晴れマーク(ヤマテン予報)で、今日は未だ曇りとのことだったが、青空の下
剱が機嫌良く顔を出している。
 明日からはシルバーウイーク。剱御前小舎も予約がびっしり入り、しかも明日からの天気が良さそうなので嬉しい悲鳴
が上がりそうだ。
 この9月前半は梅雨のような天気だったのでかなり閉口していたが,後半のここに来て漸く天気が安定してきそうだ。
 きれいな秋の空である、。


 剱御前山の剱沢側しゃめんは草紅葉も終盤。空きならではの装いとなっている。


 
間もなく帰国する親爺の教え子サンゲが、得意の石積みの技を駆使して荒れた登山道整備のボランティア。
 バンダリーも負けじとその手伝いをしてくれて、荒れた登山道を修繕してくれた。
 地震で大きな被害の出た母国ネパールに、日本の友人達からさしのべられた温かい志に、感謝を込めての奉仕作業。
 「日本の皆さんありがとう。」と二人が汗を流してくれた。
 我が教え子ながら、親爺もこの二人には頭が下がる。ありがとうサンゲそしてバンダリ−。親爺も嬉しい!
 


9/17
 昨日は空輸作業が出来ず,連休前の空輸はかなり困難な状況となってきた。冷食など,ボッカ部隊が一働きしたが、
クミ厨房長の最終チェックを待って、もう一回くらいはボッカせねばならないかも知れぬ・・・。
 今度のシルバーウイークは、秋山の天候安定期、紅葉と相まってゴールデンウイークの雪に閉ざされた立山より遙
かにお客様が多い。
 山小屋にとっては、このシルバーウイークはプラチナウイークと呼称変更したい程の予約を頂いている・・・ とここま
で書いたら、最近はプラチナより金が高いらしいことに思い至ったが、親爺の云わんとすることは大凡解っていただけ
る事だろう。
 連休前の晴れ間、立山は今このくらい秋色に染まっている・・・・・。本格的紅葉には未だ1週間ほどか・・・・・・・。


 親爺は相変わらず・・・。未完成だがこんな最新ジェット機にまで手を出しているが、これが又中々面白い・・・脳天気。
       


9/16
 今日は機体点検も終わって、東邦航空のヘリコプターが空輸作業を開始する。
 恐らく昼頃からの空輸となるだろうが、天気は午後遅くには崩れるとの予報だから天気との戦いだ・・・。山小屋として
はここがラストチャンス。明日、明後日は悪天候の予報が出ている分シルバーウイーク直前の物資確保はしておきたい。
 立山は秋色が深まり、いよいよあと十日もすると紅葉が見頃となってくる。
 夕景の中を下る登山者・・・。最近遅くまで行動する人が目立つが、早出早着は登山の原則。


 今の時期は思わぬところに色々と落とし穴が・・・。岩のくぼみには氷が張ったりしている。要注意。


 ずぼら親爺の最近の仕事???漸くレシプロ記を卒業した親爺で、最新鋭機にも手を染め出した・・・・・。
 


9/15
 昨日はHP用の写真を撮りがてら、ちょっと用事を足しに室堂までオカカと一緒に行ってきた。
 標高2300mくらいまではガスっていたが、天狗平直下からガスが切れ、室堂平は秋ならではの、空気の澄んだ良い
天気でだった。
 本来なら空輸日だったが、機体が故障して飛べず、空輸が又日延べになった・・・。連休前に荷揚げが欠かせぬので
これは困ったことだ。
 国見のHPもこんなに良い天気だったのだが・・・・・。


 室堂の警備隊に立ち寄った。久しぶりに「室堂の母」キヌちゃんとも会った。親爺とキヌちゃんはもう40年来の仲間。
 古い仲間が次々とリタイアし、慌て者はこの世までもリタイアして行く中、室堂の管理所で警備隊員などの世話を現役
で続けているキヌちゃんは本当に頼もしい存在だ。
 「かず、元気かよ。」と声をかけてくれる大姉御。正しく室堂の母と呼ぶにふさわしい貫禄も漂うキヌちゃんだが、親爺
にはいつまでたっても懐かしい山中間。
 昔の立山を語れる、立山生え抜きのキヌちゃんとの2ショット、撮影はオカカだ。


 室堂から下って天狗直下。秋色が目につく。


9/14
 我が家の爺様が本日満90歳を迎えた。残念ながら現在は寝たきりで、介護施設でお世話になっている状態だが、恐
らく、わが一族の中では誰もなしえなかった最高齢を記録したことには間違いない。流石我が爺様である・・・。
 剱御前小舎では初氷を観測。ほぼ例年通りだ。因みに去年は9/12、一昨年は9/9だった。
 剱御前小舎の裏側において有る「用心バケツ」の水に氷が張った。
 山里でも夕べは肌寒かった。


 山里の親爺は最近ジェット機プラモに手を染めている。先ずは初代ブルーインパルスのF-86セイバー・・・・・。
 

 デカール張りだけで結構仕上がるものだと感心しながら仕上げ、後は少し汚しをかけ、実機感を・・・・・。親爺の仕事。


9/12
 昨夕、剱御前小舎では久々にきれいな落日を見ることが出来た。
 剱御前小舎にお泊まりのお客様にとって、この夕景は大きな魅力であるが、この8月お盆明けから昨日までは、何とも
梅雨のような空模様が続き、毎日ガスと小雨に見舞われていたので、こんな夕景もすっかりご無沙汰だったのだ・・・。


 未だ未だ若手には負けぬと、元警備隊員Y課長が剱御前小舎を訪ねた。その頃親爺は娘に連れられコストコにいた・・・。
 


9/11
 クミチャンが休暇中で、剱沢管理所のミユキちゃん達と連れだって仙人池ヒュッテのマー君を訪ねた。
 マー君は剱御前小舎の小屋開けからGWを手伝ってくれているので、クミチャンもミユキちゃんも山中間・・・。
 クミチャンが剱御前小舎にいないと、他の連中は中々親爺に写真を送ってくれないのでHP用の写真に困る事がある
のだが、クミチャンがそれを知って送ってくれたのだ。
 未だ紅葉には早いが、紅葉直前の仙人池と八峰。
 何やらこの写真を見ていると若い頃の山歩きがしきりと思い出される・・・。この山域が未だ開発の魔手に犯されてい
ないからだろうか・・・。


 マー君はボルダリングに凝って、随分ウエイトを落とした。立山では一番若い山小屋のオーナーだ。親爺の長女と同級生・・・。
 


9/10
 立山は短時間の間だが、強風に見舞われた。この台風の影響だった。
 剱御前小舎も僅かながら被害が出た。小屋正面剱沢側の外壁が少しはがされたのと、ソーラーパネルが1枚割れた
だけの被害だったので、先ずは一安心と云ったところだが・・・。
 山里は台風の影響なし。強いて言うなら風が少しざわついたかと云う程度。
 宮城県のFさんから又秋刀魚を沢山頂いた。
 水揚げされたばかりの、ピカピカとまるで刃のごとき煌めきは、秋刀魚の名に負けぬ。オカカと二人喜々として近所の
友人や親戚にもお裾分けして、オカカは刺身に挑戦し、親爺は佃煮に煮上げと大はしゃぎ・・・・・。
 如何ですこの生きの良い秋刀魚の色つや・・・・・。


 親爺は早速、秋刀魚の佃煮に挑戦し、オカカは刺身に挑戦したのだ・・・。その出来上がりは親爺とオカカの食卓に。
 


9/9
 昨日午後から所用で飛騨に出かけていた。
 台風が上陸し、何やら雲行きも怪しくなったので、今朝は早々に山里の自宅に向け宿を発った。
 道中天候は悪くなく、どうやら台風は我進行方向後方から追いかけてきているらしく、途中「あじか」にだけは立ち
寄り、野菜類を購入して山里に帰り着いた。
 剱御前小舎にも今朝台風対策について電話連絡、そこは慎重な心平支配人のことで抜かりはなかった。
 13:10過ぎの現在未だ富山には(山里や、剱御前小舎には)台風の影響らしきものは見られぬが、これからなのだろ
うか・・・。台風相手ではじっと通過を待つしかない。
 あじかで買い込んで来た野菜。激辛青唐辛子や、トウモロコシ、栗カボチャ等々・・・。


9/7
 9月に入り天候不順が続く。
 昨日は小雨をついての空輸作業が無事終わったので、親爺も下山することが出来、今朝は山里の我が家で目を
覚ました。
 山里も今朝はガスに覆われ、肌寒い。親爺など長袖の上着に未だベストを一枚羽織って調度良いくらいで、剱御
前小舎に居るときのように、フリースを着てストーブを焚くというようなことはないが、前回7月末に下りてきた時には
余りの暑さに辟易したものだが、一月余の移ろいで、斯くも気候が違うものだろうか・・・。
 ガスに煙る焔魔堂の杉木立。剱御前小舎の前のガスの景色と変わらない。


 今朝の山里での親爺の姿、長袖シャツにベストを羽織っている。外の気温は18℃程だろうか・・・。
 


9/6
 今日は朝9時から小雨をついて空輸作業が行われた。
 ヘリが国見ヘリポートに入山する前に、剱御前小舎裏のHPで親爺をピックアップしてもらい、親爺は一番で下山に
成功?いやいや助かった・・・。
 で、ヘリポートに到着するや、既に荷造り済みの荷物の空輸作業が、各山小屋に公平に輸送開始、我が剱御前小
舎も後数日分しか無くなっている発電機用軽油から運んでもらった。
 延べ20数回、11時過ぎには空輸作業が完了したが、最後の方は雨脚が強くなり、大変だった。東邦航空さん頑張
ってくれて本当にありがとう。
 各山小屋、大感謝!!


 


9/5
 久々の好天に恵まれた。
 空輸作業が数日遅れ、食料は辛うじて確保されているが、発電機用燃料が不足気味で後4日ほどしか持たない・・・。
 かなりしんどい話だが、最寄りの剱沢小屋あたりから借りて、ボッカするしかないかも知れない・・・。
 今日は週末に好天で、かなり賑わいそうな立山一帯だが、剱御前小舎もほぼ満室状態だ。
 この天気が何日か持ってくれることを祈ろう。ヘリの空輸が待たれる・・・・・。


 親爺部屋のカーテンを開けたらすっかり草紅葉している御前山が見え、剱も朝日にすっきり見えていた・・・・・。
 


9/4
 未だ天気が回復せず、こんな写真誌か載せられない。でも今日はこの後昼過ぎから青空が広がり、その晴天は明日
も続くとの予報。
 ヘリもこの天気では飛ばず、天気が回復しても長野方面の荷揚げが滞っているため立山の順番が回ってくるのが遅
れそうで、晴れたら直ぐにというわけにも行かぬだろう・・・。
 幸い、天候に恵まれ、賑わいそうなこの週末の食料や飲料は前回の空輸時に確保しているので何とかなりそうだが、
生鮮食品などはその後底をつきそうで心配だ。とにかく天候が回復せねば・・・。
 まぁ長い山小屋商売、毎年同じ事をぼやいたり心配したり、相変わらずの日々ではある・・・。
 で、親爺も下山が遅れそうで、持病の薬が切れそうだが、明日タケチャンが山里の我が家に立ち寄り薬を持って山へ
上がって来てくれる事になった。年を取ると若い人達に迷惑をかける事ばかり・・・。少々情けない。


 シンペーがヨータロー様に作ったミニサイズの尻当てを小柄なサンゲが試着?バンダリーシェフは親爺にビンボーカリー(菜の花の
ベジタリアンカリー:食卓コーナーに記載)を作ってくれた、ネパールの教え子達との山暮らし、親爺には実に楽しい日々であるが、後
何年続けられるだろうか・・・・・。
 


9/3
 朝からこんな天気で、昼過ぎから風も強まってきた。
 今日の空輸は中止。従って親爺の下山も延期・・・・・。
 昨日は丘や草間ゼロ・・・。今日はもう2人くらい入っているようだが、こんな天気じゃあ仕方ない・・・。


9/2
 昨日は剱岳で遭難事故が発生。悪天候の中警備隊の献身的な捜索が今も続いている。
 さて、今日は秋山二日目、朝から風が強く不安定な天気だ。今は雨は止んで、ガスがかかったり,切れたりを繰り返して
いるが、ガスが切れると青空が広がり,あかるい陽射しが降り注ぐ。


 が、あっという間にまたがすがかかり、折角顔を出した剱も又引っ込んでしまう。不安定な天気だ・・・。


9/1
 17:20再更新。
 秋山初日の祝いに、剱が遅ればせながらと顔を出した。剱御前小舎、談話室から望む秋色剱。


 秋山の初日となる。
 残念ながら天候はパッとしないで、ガスに小雨まじりだ。
それでも、ガスの切れ間に見える御前山の山肌はすっかり草紅葉、黄色く色付き秋山の始まりを伝えている。

 
 寒くて火が恋しくなったと云う、「やらせ」写真だが・・・。剱御前小舎ではほぼ一年中ストーブを焚かねばならない。


 天気は悪いけどスタッフは全員元気今朝も楽しく朝食を頂いて、親爺ばかりが一寸へたり気味・・・・・。
 

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