超合金の宗谷が我が家にやってきた
 父宗弘が第1次南極観測隊員に選抜され、宗谷で南極に向かった昭和31年11月8日、4歳児だった私は晴海埠頭を出航する宗谷を、
何故か大暴れして見送ったという。父の南極日記にも、「出航だというのに和起が暴れ、困った。」と書かれているし、私も母か叔父かを手
こずらせ暴れながらも、宗谷が出航して行く情景をおぼろげながら覚えている。
 昨年、還暦を迎えた私に3人の娘達がお祝いにとお小遣いを包んでくれ、親爺は非常に嬉しく、有り難くそれをいただいた。そして、そん
な娘達の気持ちを汲み、自分の好きな事にこれを使おうと決め、ちょうど予約販売を始めた「超合金、第1次南極観測船宗谷」をためらわ
ず購入することを決め、「よ〜し、父さんは爺ちゃんが乗って南極に行った、宗谷の模型を買うぞ・・・」と娘らに伝えた。
 娘らに異存があるはずもない。還暦の字面通り子供に返り喜ぶ私に、半ば呆れたかもしれぬが、娘らも喜んでくれただろう・・・・・。
 その翌日直ぐに予約注文、年を越えて宗谷が届くのを待っていた。
 その宗谷が昨日届いた・・・想像以上に見事で、急遽このページを立ち上げたのだ。未だ箱の中身を見ただけで、組み立てもディスプレー
もしていないが、それはその内と云うことで、先ず箱の内容をご覧あれ。・・・・・2013/01/27

 今日は2月9日、いよいよ宗谷を組み立ててディスプレーしてみた・・・・・。爺様の写真と合わせ掲載、往時を偲んだ。 2013/02/09 最終更新


 2/9
 超合金?の宗谷が我が家へやってきてから早10日余り、いよいよ今日組み立てて、ディスプレーしてみた。

 先ずはディスプレースタンドから。底板は鏡面、海面を表す上面はクリアブルー・・・・。いよいよ宗谷を取り出して・・・精密だ・・・。
 

 合金モデルだから非常に精密な復元がされており親爺は唸ってしまう。まだ、マスト、デリックなどは組み込み前だ。
        

 前部マストと、デリックを組み込む。第一次観測時の宗谷の大きな特徴がこのマストと前部両舷側の鞍状の切れこみ。
        

 中央見張り所アンテナ等の組み込み。以前フルスクラッチのモデルをやったとき親爺箱の部分のアンテナの工作だけで、1昼夜かかった。
 最期に後部ゲート型クレーンを取り付ければ宗谷は完成・・・・・。
 
 
 オングル島接岸次の情景ディスプレーをしてみるが、正確にはオングル島最近の氷海に停泊、資材はここから氷海上をオングル島まで氷上輸
送されたのだ。右は若かりし日の爺様が撮影したそのときの様子。
 

 模型だとこの方向。右は爺様と、親友の佐伯安治さん
 

                          爺様撮影の宗谷の全景が移った唯一の写真
             

     セスナさち風は偵察に大活躍した。                       ベルも資材輸送偵察に大活躍
   

              立山5人組と呼ばれた面々。ルート偵察、基地の設営に貢献した若き山岳ガイド達だった。
           

                   精密モデルの中に5人の観測隊員として立山5人組をディスプレーした・・・・・。
                   半世紀以上昔の、輝かしい記録だ。
           

 かくて、非常に簡単に宗谷第一次観測時モデルは完成した。(ディスプレーが終わった・・・)
 これは我が家の床の間に展示しよう。爺様の輝かしい栄光の記録として。



1/27 先ずは中身を拝見・・・・・・・・・・・・

   こんな段ボール箱に入って宗谷が届いた。              中には更に薄い紙でくるまれた宗谷のパッケージ・・・
 

               薄紙をはがしいよいよ宗谷のパッケージとご対面。実にきれいな箱だ・・・
           

 で、そのパッケージの中からは更に大小の2箱・・・何だかマトリョーシカを思い出す。大箱はディスプレースタンド・・・・・
 
      
           なるほどパッケージを見るとディスプレースタンドが付いている・・・で、いよいよ小箱を・・・
        

 おお!!宗谷が出たきたぞ〜。でも開封するのは未だ未だ先だ・・・何と観測隊員のミニチュアまで・・・家の爺様たちも居るぞ〜!!!
 以下組み立て、ディスプレーはボチボチとご報告。しばしお待ちあれ・・・・・・。いや〜嬉しい!!
 

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