2011年4月1日、新年度を迎え、このページを新設しました。
5月29日最終更新
5/29
剱御前小舎は視界は利くものの雨風です。
熱帯低気圧に化けた台風の仕業でしょうか?
5/27
暫く通れなかった山里の林道が通れそうだと言うので、町まで買い物に行くのにわざわざこの林道を通ってみた。
県道を通って普段通りに行けば、20分ほどで済むものを1時間半もかけて山越えをしたのだ。
親爺もオカカも時間はあるので、こんな事も平気でしているのだが、水芭蕉の群生を見、一尾根越したところから
、芦峅寺では大日岳や不動山に隠れて見えない剱岳を見して、体が染まりそうな新緑の中をゆるゆると走るのは、
それはそれは気持ち良かったのだ。
尾根を二つ越したところで、剱が見える。林道は道幅が狭く幾分荒れているので、車は4WDの剱御前小舎のライトバン
で行った。この車は親爺専用で、剱御前小舎のロゴが入っているオンボロだが、燃費も良く、オフロードも強い。
5/26
昨日の晴天で雪が又減った。高曇りながら今朝も視界は良く利く穏やかな天気。
雷鳥は今繁殖期で、雄は頭が赤くなる。人を殆ど恐れず、かなり側まで近づける。
昨日は奇しくも、我が剱御前小舎のカマチョウとライチョウの2ショット(ちょっと距離があるが・・・)が撮れた。
5/25
昨日は午後には天候回復。今朝も晴れ渡り無風の穏やかな朝となっている剱御前小舎だ。
半日もこの天気が続けば又、極端に山は様変わりするが、しばらくは注意して山を見ながら行動しないと思わぬところで
痛い目に遭うかも知れない。雄山の稜線も、氷の上に新雪がかぶっている様に見える・・・。
5/24
今朝は地吹雪だ。今の時期こんな事は珍しくないのが立山だが、晴天になれた身にはちょっと辛い・・・。
お客様は全く居なくて、寂しい剱御前小舎だが、あれやこれやと夏に向かっての仕事が目白押しだ。
少しリフレッシュした心平も又剱御前小舎に入ったが、たちまちこの地吹雪だ・・・。
5/23
昨日の立山はさほど天気が悪くなかったようだ。それでもお客様は全くおらず、剱御前小舎の前を通過する人さえ居な
かったそうだ。今日は天気が少し回復しそうだ。
心平が今日入山する。山菜採りや、川釣りが好きな心平には今の山里は、一番良い季節なのだろう・・・。
立山で働き、山里の山や川から恵みを得て生きる生活は、心平にも受け継がれている。いや、心平が受け継いでくれて
居ると言うべきだろうか・・・。
心平の採った山菜。ウドとエラ(ミヤマイラクサ)。
5/22
昨夜は暑くて寝付きが悪いほどだった。空気に梅雨の湿りがあって、蒸した。
明けて今朝、山里は霞立ち幽玄の気に包まれた。窓を開けると冷え冷えとした霞が部屋に流れ込んでくる。五月末の
新緑の山里の静かな日曜日の幕開けだ。
5/21
昨日まで数日晴天が続いたが、今朝はガスの中の剱御前小舎だ。
夜中は風も強く吹いていたが、明け方には弱まり、気温も高めで、今日はまだ午前中くらいは十分に持つだろう。
明日も雨の予報だし、昨日のような剱は一日二日見られないかも知れない。
5/20
今朝も良い天気です。雷鳥沢の様子をご覧下さい。まだまだ雪が真っ白に付いています。
親爺の見た感じでは、まだ例年より雪が多い気がします・・・。
5/19
剱沢方面はまだ雪がずいぶん残っていて、剱にカメラを向けると冬の景色である。
でも雷鳥沢方向を向くと地面がもう殆ど顔を出している。と、これは剱御前小舎の前の広場のはなしで、雷鳥沢もまだま
だ雪に覆われてはいる。それでも一月前の小屋開け入山時の白銀の世界は、ずいぶん様変わりし春の気配が雲表2760m
のこの山小屋周辺にも、かなり色濃く漂ってきた。そんな昨日、剱御前小舎に来た川尻ガイドが春の味、山菜を差し入れて
くれた。ウド、タラの芽、コシアブラ、ワラビ。
早速天ぷらで、美味しくいただいた。今年初めての山菜だった。川尻ガイド、有難うございました。
5/18
風もなく穏やかな朝を向かせている剱御前小舎だ。
昨日は朝雪が舞ったりしていたが、午後からは青空が顔を出す天気となり、夕景も綺麗だった。
穏やかに雪解けが進み、立山の季節もやはり、巡ってゆく。
5/17
昨日の空輸作業は上手く運んだ。例によって東邦航空のラマによる、力強く小気味よいまでにスピーディな空輸作業で、
スムースに荷揚げを終えた。
今朝は一寸晴れ間の休み?で、雪模様だが、この天気も午後には回復しそうだ。
この時期朝日は、五竜の肩から昇る。朝日に染まる剱御前小舎もまた綺麗・・・。
空輸作業
早速ウナギを食べる、ヒデ釜長と、サシ・・・。「オウナなんて、ひさしぶり・・・・・。」
5/16
今日も天候は良く、空輸作業は順調に行きそうだ。
国見ヘリポートには心平が行って、親爺は今日は役所に打ち合わせに行かねばならない。
心平が剱御前小舎で閑を見て組み立てた彗星(艦爆)・・・去年親爺が荷揚げした中の一つだ。
実は心平もプラモ大好き少年だったそうで、器用で丁寧な仕事をする男だけにピカピカに仕上げている。
親爺などこんな仕上げには決してならない、ウェザリング(汚し塗装?)しなくてもしたように仕上げる特技がある・・・。
5/15
親爺の入山が又延期・・・。
実は現在、剱御前小舎のトイレ改修計画があり、このためいろいろな手続きやら手配、打ち合わせがあるためなのだ。
尤も、GW開けは毎年親爺は下界でのしごとが結構多くあるので、6月半ばまでは殆ど下に居る事が多い・・・。
今日の剱御前小舎は快晴で、山里も又快晴だ。
お客様も殆ど居ないこの時期だが、日増しに雪が溶け、立山はゆっくりと春の装いに変わってくる。
5/14
昨日心平が下山したので、今朝の定時交信はミッチャンが出た。寒いそうだ。と、聞いていたら名カメラマンヒデ釜長から
写真が送られてきた。なるほど、ハイマツに霧氷が付いている。
親爺も昨日又室堂まで行ってきたが、立山一帯の雪解けの急激なことに驚いた。沢筋でも尾根でも多いところはメートル
単位で雪が溶けているから、雷鳥平を流れる浄土川を越すときなど、一寸注意をしてルートファインディングせねばならない。
暖かい雨で進んだ雪解けなので、残雪もざくざくした状態で頼りないところがある。
今朝のハイマツに着いた霧氷(名カメラマンヒデ釜長撮影)
5/13
剱御前小舎の前がずいぶん広く開いた。この前からの雨で、一気に雪解けが進んだようだ。
立山一帯もようやく、例年に近い残雪量になってきたような気がする。
今朝はガスが渦巻く空模様だが、午後には回復しそうだと、定時交信があった。
5/12
今朝6時一寸前目覚めて窓に目をやると、ちょうど大日の山の端から朝日が顔を出すところだった。快晴だった・・・。
今はもうすっかり雲が空を覆い隠してしまったが、明日から天気は回復しそうだ。
剱御前小舎も割と穏やかな天気のようだが、風がやや強いらしい。親爺も16日には入山の予定。
5/11
山里も割と不安定な天気で、なかなか晴れ間が続かない。気温も暑くなったり寒くなったりで、風邪を引きそうだ・・・。
昨日の常願寺川は増水し、川幅一杯の濁流となっていたが、立山でもずいぶん雨が降ったそうだ。
剱御前小舎の前にデポしてある燃料のドラム缶が完全に姿を出し、公衆便所の前もすっかり雪が溶けた。
5/10
定時交信によれば、昨日の晴天が嘘のような暴風雨の朝を迎えている剱御前小舎だそうだ。
夕べは、好天に騙され、山で遊びほうけて夜8時頃剱御前小舎に立ち寄った若者が居たらしい。どうもよく分からないが
剱に向かい、帰りが遅れてしまったと言う事らしいが、山をなめるのもいい加減にしてほしいものだ。
漫画や、映画の世界では超人的なヒーローも存在するのだろうが、現実の世界で大自然に易々と打ち勝てるような人間
など存在しない。現実と虚構の混同など、幼子にのみ許されること・・・。
まぁ、昨日は剱も穏やかに見えていた事ではあるが・・・。
雨樋の取り付けは剱御前小舎にとって、水源確保の意味を持つ。ヒデ釜長が窓から利口そうな顔を出す・・・・・。
5/9
山里の今朝は快晴だ。大日のシルエットがくっきりと、朝日を背に見える。
東向きに(立山側)大きな窓のある、親爺の部屋は殆ど温室状態で、午前中日が射していると暖かいを通り越して暑い。
今日は立山も快晴だ。
心平が夕べ送ってきた写真は、富山平野に沈む夕日だった・・・。
5/8
5月もGWが終わると急に人影が絶える。毎年のことだがこれから2ヶ月は剱御前小舎の一番寂しい期間になる。
スタッフも交代で休みを取り、それでも夏山に向けての細々とした作業が、いくつも続くのだ。
夕べはビデオの鑑賞会。今朝もガスがかかって視界30mほど、風も結構あるしお客様はゼロ予想・・・。
5/7
今朝、山里の親爺宅隣の早月小屋の謙一親爺が下山して来たとオカカに聞いて、電話した。
謙ちゃんは元気そうだったが一寸疲れ気味、早月小屋は7月初旬まで閉鎖だそうだ。
剱御前小舎は小屋開け後小屋閉めまでシーズンを通し営業するので、親爺は16日空輸作業で入山の予定。
昨日も国見のヘリポートを偵察してきた。
素晴らしい快晴で、剱御前小舎から剱まですっきり見えた。
オカカも一緒に行ったので観光客のように記念撮影・・・?
5/6
GWも終わった。比較的大荒れはしなかったが、何やら何時もガスに巻かれた、すっきりせぬGWの立山だった。が、
今日の快晴はまさしくドッピーカン。昨日も良く晴れたが、それを上回る快晴の朝だ。
山里も快晴で、昨日帰省中の娘達が戻り、親爺とオカカは少し寂しかったのだが、まぁ、普段の生活に戻る・・・。
二人の居候にエスコートされて、二人の美女が下山した。
5/5
GWも最終日、朝から立山へ向かう車の音も、もうすっかり少なく遠慮がちになった。
山里は穏やかに晴れ、大日がすっきり見え、立山も良い天気のようだと思っていたら剱御前小舎からの定時交信が入
った。「視界オールクリア、風約4m/s、上空に薄雲有るも穏やかな日射し射す。」とのこと。恐らくこのGW中一番の好天
のようだ。
今年は久々にGWを下界で過ごした親爺だが、「剱御前小舎の親爺は体調不良で入山していないのでは?」という怪情
報が飛んでいるそうだ・・・。でも残念ながら、万年メタボ以外、親爺は何処と云って悪いところはなく、至って元気で帰省中
の娘達に囲まれ、鼻の下を伸ばしているだけなので、どうぞご心配なく・・・。
昨日の剱。今年のGWはこんなはっきりしない天気ばかり続いた。
剱御前小舎はまだこれだけの雪に半分ほど埋まっている。
5/4
剱御前小舎の一階部分裏側は、まだ雪に埋まっている。
毎年のことだが除雪しては又雪に埋まり、又除雪する・・・・・と、こんな作業の繰り返しだ。
昨日は警備隊員が、空いた時間に手伝ってくれた。いや、その体力は素晴らしい・・・・・。
大日の大きな雪庇よく見える。
5/3
昨日は、流石に素晴らしい夕景が広がったGW中盤だったが、お客様はやはり少ない。例年と比べると半分程か・・・。
この後天候が安定しそうなので一寸良い山になるかな、とも思ってはいるがどうなる事だろう。
お客様が少ない分、剱御前小舎はゆったりしていて、夕べの食堂はもこんな状態。
鈴鹿山岳会の皆様だろうか・・・
剱御前小舎の窓に夕日が映り、暖かそうだ・・・なんか顔を出している連中もアカカカソーだ・・・。
5/2
ようやく天気は回復してきた。風も収まり薄ガスは流れているが概ね晴れの天気である。
親爺も今室堂まで物資輸送をしてきたばかりだが、室堂では青空が広がる天気。
室堂山荘の千尋親爺も物資輸送に来ていたし、雷鳥荘の定義親爺にも会った。この室堂エリアの山小屋(山荘or旅館)
では満室状態だろうなと、思うような、室堂の人混みだった。
天気は回復するだろう。
国見ヘリポートからは剱と、剱御前小舎も薄くかすんではいたが、見えた。
5/1
いよいよ5月になったが、このGWの天気は不安定で定まらない。
昨日は悪天候の中行動してしまったパーティーが、剱沢で行動不能になり、一人が低体温症で亡くなった。
実に痛ましい事故だ。
今日も風が強く、突風が襲う荒天との連絡で、僅かな剱御前小舎のお客様も大半が沈殿、明日からの天候回復に期待
しておられる様だ。
剱御前小舎の食堂のフローリングが、霜で持ち上がる。毎年の現象だから驚きもしないが、ヒデ釜長、ミッチャン以下
スタッフがそろって青竹踏み???と、これを有効利用しているそうな・・・
4/30
夕べは悪天候の中、二〇人ほどのお客様がお見えになった。
今シーズン4月はお客様がゼロかも知れぬと、密かに心配していたが、これでゼロは免れた・・・?
今朝も天気予報は外れ、地吹雪だ。
快晴なら外へ飛び出すお客様も、一寸迷ってしまう様だ・・・
天気がどうもはっきりしない剱御前小舎GWである。
4/29
GW初日で、青空で朝は明けたらしいが8:30現在、ガスが出て視界は100m程になっているらしい。
剱御前小舎は風の通り道に位置するため、何時も風が吹いているが、今も5mほど。
天気予報では今日午後から晴れ、明日も晴れの予報が出ているから、剱御前小舎も少し賑やかになるだろう。
昨夕は晴れ、凍てついた剱御前小舎の外壁にも暖かい夕日が射した。
剱御前小舎には昨日こんな力強い面々が乗り込んで来た。
山岳警備隊と、ガッパ社長の率いるガーズクリエイティブ(山岳土木会社)の面々だ。
警備隊のN隊員は今年もカブトムシを連れてきたのだろうか(楽屋落ちで済みません。)・・・。
4/28
小屋開けして4日経つがお客様は全く来ない・・・と言うよりこれる天気ではない様だ。
それでも昨日は晴れ間がしばし出て、心平以下皆外へ飛び出したらしい。
新雪で真っ白な別山が眩い。
が、今朝はもうガスがかかって何も見えない。
山岳警備隊が今日から小屋にGWいっぱい常駐し山の守りに就く。
4/27
かなり視界は利き、気温も上がっているが風が凄いとの連絡。
心平とヒデの迷コンビで、玄関先のスノーブロックを積み直しているらしい。
今年も天気が定まらず、除雪の後から又雪が積もる。しかし、これが4月末の景色だとは・・・・・。
4/26
今朝も心平から、剱御前小舎は未だ吹雪の中です、と、連絡があった。
それでも頑張って玄関にスノーブロックを積んで、剱御前小舎の看板を掛けたらしい。いや、寒そうな写真だ。
お客様も来るに来られない状況で、スタッフは今GW前の静けさの中、着々と剱御前小舎内部の整理整頓に忙しい。
4/25
今日から剱御前小舎は営業再開する、と、言って見たところで、凄い吹雪だと心平から連絡が入った。
山里の自宅で、朝一番で窓からのぞいた立山方面は何も見えず、怪しげな雲に覆われているので、予想はしていたが・・・。
まぁ、しかし、今年も何とか小屋開けし、無事に営業再開に漕ぎ着けられたことに感謝しよう。
心平支配人の右腕として、剱御前小舎にカムバックしてくれたヒデ釜長が、早速頑張ってくれている。
あまりほめすぎると高転びにスッテンと行くといけないが、本当に明るく元気な好青年で、未だ独身で居るのが不思議なくらい
良い男なのだ。最近の若い女性は何をしているのだろうか?こんな良い男を放っておくなんて・・・。
腕組みし、厳しい目で調理台をチェックするヒデ釜長。ひげがウスギタナイ・・・いや、凛々しい。
例によって剱御前小舎の玄関引き戸は雪が吹き込み凍てついている。
4/24
剱御前小舎はどうも天候がはっきりしないようで、気温も下がり新雪がかなり積もったようだ。
この小屋開け時期というのは何時もこんな具合なので、剱御前小舎からの連絡を受けている親爺には、様子がよく分かる。
山里はこんなてんきで、鍬崎やまもよくみえているが、剱御前小舎は地吹雪だ。
でも剱御前小舎の中はほぼ片付いて、暖かいストーブが燃えている・・・。
4/23
一寸前の晴天に写した立山連峰を掲載し忘れていたので今日載せよう。
剱御前小舎は昨日に空輸作業が終わり、25日営業再開に向け順調に作業が進んでいるが、今朝は朝から荒れ模様、
気温はやや高めだとのことだが、ほぼ地吹雪状態だ。
で、今日は一寸この写真を載せて、おこう・・・・・
4/22
例年なら親爺も今頃は小屋に入って、寒さに震えているのだが、今年ばかりは一寸した仕事で下界にいなければならな
いので、山里の我が家でPCに向かっている。
ともあれ、空輸作業はめでたく終了し、親爺もヘリに便乗して上空から剱御前小舎の様子、山の様子をじっくり視察して
来ることだけは出来た。
いやいや雪は多い。剱御前小舎周辺の稜線部は確かに少なく見えるが、雷鳥沢、剱沢は複雑な地形が、平板に見える
ほど多い。
天気さえ良ければ、スキーヤーには良いGWになるだろうが、尾根が蒼氷に覆われている箇所も多く、滑落事故には細心
の注意が必要だろう。
風の吹きようで稜線の雪は変わる。剱御前小舎周りは確かに去年より少ない・・・。
4/21
親爺は明日の入山を控え、完全に準備を終えていたのだが、突然下界での仕事が降ってわいた・・・。
まぁ、どうしても親爺が居なくてはならないと言う剱御前小舎ではないので、お馴染みさんには申し訳ないが、
親爺の入山は5月のGW開けとなった・・・。
もちろん戦力にならない親爺はともかく、明日は大事な空輸作業日で、食料、資材は送らなければならない。
今年最初の芦峅寺からの空輸は、明日の午前中の晴れ間を狙って行われる。
昨日の夕日の中の剱御前小舎。
4/20
定時交信で朝8時には心平から電話が入る。
今朝も元気な声で、小屋開け作業が順調に運んでいる旨連絡があった。でも天候は地吹雪で、殆ど視界も無いそうだ。
今日午後から天候は回復に向かい、明日は晴天となりそうだ。
今年初めてのこのアングルの写真・・・・・懐かしいというか、何と云うか・・・・・・。
親爺も明後日にはここに戻らなくてはならない・・・。
4/19
小屋開けは一昨日、昨日と良い天気に恵まれ順調に進んでいる。
今朝は地吹雪の状態だが、スタッフ全員元気で、比較的気温も低くないとの定時交信があった。
送られてきた写真を見ると、なるほど、剱御前小舎の表側はきれいに開いている。
裏側も屋根までは雪が被っていなくて、天気を見て掘れば割と早く二階の窓は全部開きそうだ。
4/18
昨日、心平以下6名が小屋開けに入った。
昼過ぎに皆元気で到着したと連絡があり、剱御前小舎も被害はなく、稜線部の雪はやや少ないとのことだった。
今朝も心平から定時交信で、快晴、全員体長も良く、小屋開け作業進行中との連絡があった。
親爺もようやく一安心で、22日に一足遅れで入山するつもりだ。
携帯のカメラで撮った写真だが、成る程稜線部は去年より雪が少なそうだ・・・。
4/15
今日も良い天気で暖かい。
小屋開け第一陣入山が明後日にせまって、今日はヒデが富山に来る。明日にはミッチャンも来て、ほぼ全員がそろい、
第一陣の入山となるのだ。森爺さんはもちろん、立山カルデラ博物館のF君G君も同行するから賑やかな小屋開けになる
だろう。
今年はやはり雪が多く、黄砂が目立たなくてまるで真冬の山のようだと情報が入っているが、素晴らしい景観が待ち構
えて居ることは間違いない。
今冬の雪はやはり、大きかったのだ。村はずれの「堂田」への下り口の竹藪の竹が凄まじいことになっていた・・・。
4/14
様天気が続くが親爺も身辺がにわかに忙しくなって来た。
さて、小屋開けだ。
明明後日には心平をリーダーとして、カムバックしてくれたヒデ君やミッチャンが第一陣として入山する。
親爺も22日には入山の予定で、いよいよ剱御前小舎の新シーズンが始まる。
4月25日の営業再開に向けて又頑張らねばと、親爺なりに心を新たにしている。
雪を割ってクロッカスが咲き始めた・・・。
4/12
朝からなかなか収まらない地震のニュースばかりで気持ちが萎えそうだったが、戸外に出ると晴天で、いくらか心が軽くなった。
オカカを誘って外出した。車のスノータイヤを普通タイヤに入れ替えてもらい、その足で常願寺公園に行った。
ここは暴れ川で名高い常願寺側の中流、立山町の外れに位置する堤防沿いの公園で、桜並木がある。
未だ5分咲きくらいだろうが、青空の下の桜は美しい。
彼方に立山の峰峰が霞んで聳える。
4/10
ちょっとオカカと旅に出ていた。
わずか3泊4日の旅だったがこんな時期だから、中止しようかどうか随分迷ってしまった・・・。もちろんずいぶん前から計画して
いた旅で、まさかこんな事が起こるとは思いもしていなかったのだ・・・。
しかし、くよくよしてばかりでは何も始まらない。少しは気分も変えられるだろうと思い直し、予定通り旅に出た。
そして一昨日帰宅したのだが、帰宅前夜に、2月末に冬山訓練中雪崩に巻き込まれた丸山隊員の遺体収容の連絡を受けた。
事故の一報を受けた当初から覚悟していたことだが、旅先の最終夜、親爺は丸ちゃんの顔が浮かび全く寝付けなかった・・・。
帰宅して雪がないのに驚きながらも、夕べは「丸ちゃん」の悲しいお通夜。そして今日もこれから葬式に行く・・・。
すっかり雪が無くなった車庫の屋根だ。
4/5
平野部から立山を望むと、高度が上がるにつれ雪が多く突いている様が良くわかる。
我が山里は未だ雪が多く、立山の雪も室堂方面では多いと言う事だが、剱御前小舎は稜線上にあり小屋が雪に埋まることは
先ずない。でも小屋の裏側、別山側の雪は吹きだまり小屋の屋根まで覆っている。
今年も山を見上げては小屋開けのことを考える。
もうそんな時期になって仕舞った。
4/4
親爺は下戸である。
かといって特別甘いものが好きなわけでは無かったのだが、数年前にたばこ止めてから約1年で10kgも太り、甘いものがかなり
好きになっているのに驚いた。
小豆あんの和菓子、スコーンやホットケーキのたぐいが好きで、珈琲のアテにたばこを吸っていた親爺が、禁煙以来珈琲のアテに
菓子をつまむ事を覚えたからたまらない。
で、今日もオカカのアッシー君で、デパートの買い物につきあったが、親爺の目当てはモロゾフのワッフルと珈琲・・・。
あいにくと昼時に重なって、ワッフルがスパゲッティーに化けてしまったがそれはそれで美味かった。
季候が良くなって暖かくなって水も温んできたが親爺も益々長閑に緩んでいる・・・。
4/1
今日から新年度が始まる。
子供時分から親爺は、日本には何で新年と新年度があるのかな?と、思っていたが深く考えることの苦手なのは子供時分から
そうなので余り考えもしなかった。
でも親爺の頭のカレンダーはその頃から、先頭には4月がありズーット直線で12月まで続き、新年を迎える1月で折り返し3月ま
で続き、そこで又折り返し行を改め又新たな先頭の4月に続くと云った図式になっていて、今もそれは変わらない。
親爺の場合そんな図式イメージで新年と、新年度をとらえてきたのだが、日本社会というのは農業を主産業としてきたので、田畑
の仕事の始まる春が新たな出発の時と、日本人には体感されてきたのだろう。
それ故の新年度で、学校も、会社もそして官庁や政府も未だに4月を始まり、3月を終わりとしているのだろう。
そしてそう言う実質的な区切りとは全く別に、年末年始を12月、1月と設け半ば儀式的な祭事に近い区切りとしたのは、一時に全
てを新たにする混乱を避けるという意味で、非情に合理的な事とも思えるのだ・・・。
とまれ、親爺にとって4月とは「小屋開け」の月であり、新たなシーズンの始まる月となり、やはり始まりの月となるのだ。
わが家の猫の額よりは広大な?庭もようやく雪が解けきろうとしている。